中学生になると受験に必要な英語学習が嫌でも始まります。
英語教育改革が進むなか、学校の授業やテスト、高校受験の入試問題など英語教育はこの先どうなるの?
子どもは勉強についていけるの?
そんな不安はありませんか?
我が家の長女も春から中学生。
おうち英語を取り入れてから数年、やっと「英語が好き」と言えるようになったのに、中学英語でまた英語を嫌いになってほしくはありません。
英語が好き、英語を学びたい気持ちを持ち続けて欲しい。
そんな気持ちで続けている我が家の取り組みをご紹介します。
英語が苦手な私でも続けられるママの伴走スタイルです。
目次
1.中学からの英語は別物⁉︎
2020年からじわじわと始まっている英語教育改革、皆さんもご存知かと思います。
授業は小学校3年生からの前倒し、小学校で学ぶ単語数も増え中学校になってからはオールイングリッシュ授業になるのだとか。
現場の英語教師も混乱している⁉そこで学ぶ子どもたちはもっと大変⁉
そんな先輩ママの声を聞くと、不安になってしまいます。
・中学で必要な目標語彙数は1600-1800語
・高校で学んでいた文法事項が追加
・授業はオールイングリッシュ
・「聞く」「話す」の学習が大幅増加
・思考力、判断力、表現力が重視
英語教師の力量も違えば、学校ごとのレベルも大きく変わってきているようです。
『理解できなくなった途端にどんどん成績が下がっていくのが中学英語の特徴』だと聞いたこともあります。
「わかってる」って言ってたのに。
塾に行ってたのに。
気がついたら実は理解できてなかった…
こんな最悪な状況だけは回避したい!!
とはいっても、私は英語が苦手、コンプレックスあり、文法は参考書読まなきゃ危ういし、もちろんオールイングリッシュなんてできません。
けれど、私のように英語苦手ママにもできることがあります。
学校や塾ではできないおうちスタイルです。
2.英語学習、子どもの様子にアンテナを立てよう!
①教科書や問題集、宿題は必ずチェック
今英語の授業ではどんな事やってるの?
授業受けてどんな感じ?
授業で困ったことある?
娘に聞きながら、教科書や使っている問題集ノートなどを見せてもらいます。
娘が通う塾の問題集を見ても、単語の書き取り、文法の穴埋め。宿題の大部分を占めているのも単語と文法を『繰り返し書くこと』がメインに見えます。
娘:別に楽しくないけど、書けるようになるのは嬉しいよ。
私:OK!書き取りのページは見るようにするね!
娘の言葉から次の取り組みを始めました。
②ライティングは短時間でも目で見て確認
娘は「ママにちゃんと見て欲しい」タイプです。
書ける喜びを伸ばしてあげるには、実際に勉強姿を見るのが一番効果的。
「大丈夫。わかってるよ。」と答える娘を信じているけど、問題の解き方や字の綺麗さ、集中の程度、どんな様子で解いているのかは側で見ていると大体わかります。
「ピリオドまた忘れてるよ~!」
「これなんて書いてある?字が汚いよ~!」
減点されうる理不尽な英語テスト事情もさらりと伝えます。
基本、問題集等は娘は自分でマルつけをしますが、間違えてても勢いでマルをつけていたり、スペルを間違えたままひたすら書き続けていたり。
まだまだ親の目は必要です。
③声にだしてアウトプットする
問題集や小テストなどにある例題は、口頭で確認するようにしています。
例えば『あなたは野球が好きですか?』を英語で書く問題があったとしたら、
私:あなたは野球が好きですか?野球をピアノに変えてみて、ハイ英語でどうぞ
問題集が正解していようと不正解だろうと、一つの例文から幅を広げていくつか口頭で質問します。具体的には一つの動詞から質問を広げる感じです。
娘は野球をしないので習い事のピアノに置き換え。
あなたはピアノを弾くのが好きですか?/Do you like playing the piano?
彼はピアノを弾くのが好きですか?/Does he like to play the piano?
あなたはピアノが嫌いですか?/Don’t you like the piano?
あなたはピアノが弾けますか?/Can you play the piano?
彼はピアノが弾けますか?/Can he play the piano?
私はピアノを弾くのが好きではありません。/I don’t like to play the piano.
彼はピアノが好きではありません。/He doesn’t like playing the piano.
私はピアノを弾きます。/I play the piano.
彼はピアノを弾きます。/He plays the piano.
私は昨日ピアノを弾きました。/I played the piano yesterday.
私は昨日ピアノを弾きませんでした。/I didn’t play the piano yesterday.
私はピアニストです。/I ‘m a pianist.
彼はピアニストです。/He is a pianist.
私たちはピアニストでした。/We were pianists.
あなたはピアノを弾いたことがありますか?/Have you ever played the piano?
あなたはピアノが弾きたいですか?/Do you want to play the piano?
なぜあなたはピアノを弾くのが好きなのですか?/Why do you like playing the piano?
どんな曲が好きですか?/What kind of songs do you like?
いつあなたはピアノを弾きますか?/When do you play the piano?
あなたのピアノの先生は誰ですか?/Who is your piano teacher?
AとB、どちらのピアノが好きですか?/Which piano do you like better, A or B?
こんな形で、be動詞、一般動詞、現在形、過去性、三人称単数、疑問形、否定形など、アウトプットします。
ニュアンスや日本語訳はアバウトに伝えてヒントを出したり、他にも同じような表現があるのか調べたり、私がわからなくなることもあるので、スマホで確認しながらやっています。
1つの例から横に広げ、娘がどこでつまづくのか、何が理解できていないのか、苦手なところはどこなのかをキャッチすることが目的でもあります。
・間違えても否定しない(重要!)
・何度も声に出してアウトプット回数を増やす
・アウトプットは楽しくやる
Good try!良いね!
ここ、苦手ポイントだわ~!
え!あなたはピアノだったの?ウケる。
皆さんも思いつく限り質問してみませんか?
日本語として多少質問がおかしくてもIt’s OK!
一緒に家事をしているときや車の移動中。
どこでも何もなくてもできるのでお勧めです。
サクッと英訳できた時の娘の笑顔がたまりません!
④英単語の暗記はフォニックスでヒントを出す
皆さんフォニックスはご存知ですか?
私は『親子で愛ある英会話を楽しく学べるアットホーム留学』でこのフォニックスの存在を初めて知りました。
簡単に言うと、アルファベットの名前ではなく読み方、音のことを言います。
(YouTubeで調べるとたくさん出てきます。)
最近の英語学習では音から理解する事も重要視されているそうです。(自分が知らない音は聞き取れない、聞き取れないと英語は上達しにくいという事らしいです。)
英単語をひたすら書いて覚えるのが私は大の苦手だったので、当時フォニックスを知っていたらもっと違った学びができていたかもしれないと悔やまれるフォニックス。
・単語の書き取りをしている横でヒントを出す
・単語の口頭アウトプットもフォニックスで言ってもらう など
フォニックスも様々な法則があり奥が深いものですが、まずは簡単なフォニックスから取り入れて、音でヒントを出すだけならすぐに始められます。
(フォニックスについては同じくママライターのあらいきょうこさんの記事『英語が上達する「フォニックス」を教材なしでおうち英語に取り入れる方法!』が参考になりますよ。ぜひ覧くださいね。)
書けたらハイタッチで気分良く。
書けなくてもGood try~!とハイタッチ。(反抗期になるとやってくれなくなります…)
3.詰め込み英語学習の失敗経験から学んだこと
娘が小4の頃、英検勉強を始めました。近い将来受験に必要となる英語に不安があり先取したかったからです。結果は英検4級まで合格したものの、まるで理解できていない。すべてが無駄ではないけれど、『もうやめたい、英語は嫌い、ママは怖くなった』と泣かれカンニングする始末でした。
当時、私が良かれと思ってしていたことは寄り添う伴走ではなくただの監視。英単語を暗記したのか、過去問は繰り返しやっているのか。ただそれを確認して教えるだけの嫌な存在になり果ててました!(思い出したくない)
つまり、ただ詰め込むだけでは、時間と労力に見合った結果は得られずそれどころか英語が嫌いになってしまって本末転倒!子どもの声を聞きながら日々積み重ねること、ともに学びともに喜ぶことは、いつもそばにいるママしかできません。この失敗経験が、今のママ伴走に活かされています。
4.まとめ
娘:ねぇママ!私結構英語書けるようになってきたよ!
得意そうに伝えてくれる笑顔が嬉しくて、おうちでできるママ伴走を日々模索中です。
英語嫌いの娘が変われたのは、英語がどんどん好きになるおうち英語学習方法が学べるアットホーム留学で、日常生活に応用できる英語学習方法を学ぶことができたから。
英単語を覚えるにも、体感して覚える方法や、自然にアウトプットするタイミングなど、それぞれの家庭や子どもの性格に合わせた英語学習方法を、ママが発掘できるようになるのがアットホーム留学の魅力です。
英語教育改革が進む中学英語にたとえ翻弄されたとしても、解決策をきっと見つけられる。
そんな安心感も手に入れられますよ。
興味のある方は下記より問い合わせてみてくださいね。