2020年度より、小学3年生から外国語活動が行われるようになりました。その影響か、英会話教室に通っている小学生は多いですね。

そんな中、小学生を英会話教室に通わせているママ達の悩みを耳にすることが増えた気がします。

英語はプロに任せた方が安心!と思って英会話教室に入会したのに、次から次へと悩みが尽きず、かえって悩みが増してモヤモヤ&イライラ。こんなはずじゃなかったのに…!

今回は、そんな『小学生を英会話教室に通わせているママの悩みあるある5選』とその解決策をご紹介します。

  1. 悩み①英会話教室は料金が高い

  2. 英会話教室の料金は高いと思っている様子

英会話教室の料金はしっかりと検討したはずなのに「やっぱり高いな…。」とモヤモヤしてくるのはなぜでしょう。

理由はおそらく、英会話教室の費用対効果に不満があるからではないでしょうか。

英会話教室はグループレッスンでも月6000円〜8000円程度。小学生は他にも習い事をしていることが多いので、金銭的な負担は大きいです。

そんな中、子供の英語力が成長していないと感じてしまったら「この英会話教室に通わせる意味あるの?」と悩んでしまって当然ですよね。

この悩みの解決策は、『その英会話教室で、子供に身に付けて欲しいと思う英語力が本当に得られるか?』を見極めることです。

・英語を話せるようになって欲しいなら、英語を話す時間は十分にあるか?

・リスニング力をつけて欲しいなら、ネイティブの先生と話す時間は十分か?

・英検など資格に繋がるような英語力をつけてが欲しいなら、文法を学ぶ時間はあるのか?

など。

もちろん、大人の意向だけではなく子供の意見を聞いたり、様子を見る期間は必要です。

一定期間様子を見た上で次の行動を取った方が良いと判断した場合は、コースや教室を変える・辞める、別の学習方法を取り入れるなどして改善していきましょう。

お金と時間は有限です。

大切な学びの時間を無駄にしない為にも、モヤモヤと悩み続けるのではなく、目的に向かって行動することをおすすめします。

悩み②英会話教室への送り迎えが大変 

英会話教室への送り迎えが大変な様子

どんな習い事でも付き物ですが、送り迎えは大変です。近くに希望通りの英会話教室がなければ、遠くの英会話教室まで通うこともありますよね。

兄弟姉妹で時間帯や曜日が違う場合、待ち時間が発生したり、送り迎えの回数が増えたりと、親の負担は重くなります。

子供が英会話教室で積極的に頑張っている・楽しんでいるなら苦労も報われますが、嫌がられたり不機嫌が続くと、心の余裕がなくなってしまうことも。

小学生は口が達者なので、親も対応に手こずるようになりますよね。心の余裕がないと、不機嫌な子供を怒ってしまいがちです。

それが続くと『ママが怒るから英会話教室は嫌い!英語も嫌い!』と子供が英語嫌いになってしまうので要注意です。

英語を話せるようになるまでには長い時間がかかります。英会話教室への送り迎えが原因で辞めてしまうことがないように、よく考えて選びましょう。

どうしても大変になってしまった時には、子供を英語嫌いにさせてしまうよりは、近くの英会話教室に移ることや別の英会話学習法を検討する方が得策です。

悩み③英会話教室に行くのを嫌がる

英会話教室へ行くのを嫌がる小学生

小学生が英会話教室に行くのを嫌がる場合には、必ず何か理由があります。よく聞く理由を3つあげました。

【理由1】強制的に通わせられている

親の意向で英会話教室に通わせられている場合、子供が英会話教室に行くのを嫌がるのは当然と言えば当然です。

「英語が話せれば将来役に立つから。」「英語ができないと後で困るから。」

子供が大切だからこそ「英語で苦労させたくない。」と思って、英会話教室に通わせている親の気持ちはよく分かります。

ですが、大人は先の利益を考えれば『好きでもない・楽しくないこと』でも我慢できますが、小学生はまだ大人のようにはできません。

解決策は、英会話教室に強制的に行かせるのではなく『行ってもいい・行きたい』と子供自身に思ってもらうことです。

その為には『子供の好きなこと・興味のあること』がカリキュラムに取り入れられている英会話教室を選ぶのがおすすめです。

例えば、ゲーム好きな子にはカードゲームの時間がある英会話教室、体を動かすことが好きな子にはダンスの時間がある英会話教室など。

それでも子供が英会話教室に行くのを嫌がる場合には、一度辞めることも視野に入れましょう。

強制的に英会話教室に行かせ続けると、子供を英語嫌いにさせ、親子の関係も悪化します。どちらも一度こじれると解決が難しい問題ですね。

自然と英語に興味がわくような環境を家に作り、子供がまた英会話教室に通いたくなるタイミングを待つのも一つのやり方です。

【理由2】子供が疲れている

小学生は、重いランドセルを背負っての登下校、5.6時間の授業、遊び、宿題、家庭学習や習い事と毎日忙しいですね。

今のような暑い季節になると、16時頃の帰宅時にはぐったり。しばらく休まないと次の行動に移れないこともしばしば。

こんな中、英会話教室が17時からスタートだとしたら…?

英会話教室後に宿題だと遅くなってしまうから、帰宅後すぐに宿題。終わったら英会話教室へ移動→着いたら約50分間のレッスンがスタート。

体力のある子供だったら頑張れるかもしれませんが、こんなハードスケジュールでは子供が疲れて嫌がったとしても無理はないと思います。

大人でも、疲れている時に無理に仕事を詰め込んだら、気持ちの余裕がなくなってイライラしてしまうことがありますよね。

体力的にも精神力的にもまだまだ未熟な小学生なら尚更です。

平日の英会話教室が疲れて無理な場合は、土日のクラスに変更してみることをおすすめします。

【理由3】先生やクラスの子と合わない

英語は嫌いではないけど、先生やクラスの子と合わなくて英会話教室に行くのを嫌がっている場合もあります。

・ネイティブの先生が何を言っているのか分からないから、何となく怖く感じる。

・ネイティブの先生だと緊張してしまう。

・日本人の先生の教え方や注意の仕方が厳しくて怖い。

・クラスの子の言い方がキツくて傷つく。

・クラスの子が構ってくるのが嫌。

など。

具体的に理由を説明できなくても「どうしてもあの人は苦手…。」ということは大人でもありますよね。

小学生になると、精神的にも成長してくるので、人の好き嫌い・合う合わないが気になるようになってきます。

クラスの子と合わない場合は、時間帯や曜日を変えて一緒にならないように対策できますが、先生の場合はどうでしょうか。

大手の英会話教室で多数の先生が所属していれば先生を変えることも可能ですが、個人の英会話教室では難しいことも。

しばらく通っても先生への苦手意識が強い場合には、英会話教室を変えることも検討する必要があると思います。

子供が先生を信頼できず、辛い状態でレッスンを受けていては、英語を楽しいと思えません。むしろ、英語まで嫌いになってしまう可能性が大きいです。

逆に、信頼できる大好きな先生が教えてくれたら、嫌いなことが好きになったということもありますよね。

「小学生はもう何でも一人で出来るから本人に任せて大丈夫!」と親が安心してしまいがちです。

ですが、先生との相性を見極める為にもレッスン中やレッスン後の子供の様子を観察し、子供の話をよく聞いてフォローしていくことが大切です。

英会話教室に通わせているという事実だけに安心せず、子供が楽しんでレッスンを受けているか?受けられる環境か?を継続的にチェックすることをおすすめします。

悩み④英語を話す時間が短い

英語を話す時間が短いと思っている様子

小学生対象の英会話教室のレッスンは、大体週に1回50分程度が多いかと思います。

さて、50分の中で我が子が英語を話している時間はどのくらいでしょうか?

マンツーマンレッスンなら、英語で話す時間はある程度取れるかもしれません。(決して十分とは言えませんが…。理由は後述)

では、グループレッスンはどうでしょうか?グループレッスンは複数の子供が参加するので、↓のような話がよく聞かれます。

・人数が多いので、個人が発言する機会が少ない

・ふざけやすい子がいて、その子への注意でレッスンが中断される

・ふざけやすい子と我が子が遊んでしまう

・気の合わない子が同じクラスにいる

・我が子が恥ずかしがり屋であまり発言しない

など。

他にも↑以外の様々な外的要因で英語を話す時間が短くなってしまう可能性があります。

もちろん、初めから人数が少ない英会話教室を選ぶ、ふざけやすい子がいない時間に移るなど、その都度対応することはできます。

ですが、別の外的要因により英語で話す時間が短くなってしまう可能性は常にあるので、定期的にレッスン中の子供の様子を確認することをおすすめします。

  1. 悩み⑤英語で話せるようになっていない

  2. 英語で話せるようになっていない小学生
  3. 幼児〜小学生から英会話教室に通っていたら、英語で話せるようになるのでしょうか?

  4. もしかしたら、英会話教室への期待が高過ぎなのかもしれません。

    英語に『慣れる』だけなら英会話教室でも可能ですが『英語で話せるようになる』には英会話教室だけでは難しいのが現実です。

私達大人でも、幼児〜小学生の頃に英会話教室へ通っていたのに英語で話せるようになっていない人はたくさんいますよね。

原因は、英会話教室だけでは英語で話す時間が圧倒的に足りていないからです。

私達が日常生活で日本語を使って話せるようになったように、日常的に英語で話す練習をしなければ、英語で話せるようにはなりません。

英会話教室に通えば英語を耳にする機会は増えるのでリスニング力は鍛えられますが、スピーキング力は英語で話す練習をしないと鍛えられません。

そして、話す練習はリピートするだけではなく実際に『英語で会話し、コミュニケーションを取る』練習をする必要があります。

オンライン英会話などを利用したり、家庭でも毎日の会話の中に単語や動詞から少しずつ英語を取り入れてコミュニケーションを取るようにすれば、英語で話す練習になります。

子供に英語で話せるようになって欲しいなら、英会話教室任せにせず、英会話教室以外でも英語で話す環境を整え、英語で話す時間を増やすことをおすすめします。

  1. まとめ

  2. 小学生の英語力を育てる方法
  3. 『小学生を英会話教室に通わせているママの悩みあるある5選』いかがでしたか?少しでもモヤモヤ解消の手がかりになったら嬉しいです。

英語はすぐに身に付くものではないので、学び続けることが必要です。小学生が英語を学び続けられる方法って何だと思いますか?

子供が何かをやり続ける一番のモチベーションは『楽しいこと』です。そして、我が子が夢中になる『楽しいこと』を一番に知っているのは親ですよね!

ぜひ、我が子の興味にピッタリ合ったおうち英語環境を作ってみることをおすすめします。英会話教室と併用すると相乗効果がありますよ!

『おうち英語環境のつくり方』が知りたい方は、下記の無料小冊子にてご確認ください。

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Writer

この記事のライター
shiho
家族:小3の娘(りー)、夫
アットホーム留学をはじめて、今まで見逃していた娘の良さをたくさん発見できました。親子関係も改善し、応援し合える仲良し親子に♪ずっと続けていきます!
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