新型コロナウイルスで世界中が混乱している中、2020年4月から小学校の英語教育が大きく変わったことはご存知ですか?

本来ならニュースなどで取り上げられたはずですが、TVはどこも新型コロナ関連で学校は休校…あまり話題にならなかったように思います。

ですが、この英語教育改革の影響を直接受けるのは子供達です。手遅れになった時に苦しむのも子供達…知らなかったでは済みません。

小学校の英語教育の何が変わったのか?どんな対策をすれば良いのか?家庭で何ができるのか?

本日は、小学校の英語教育改革の実情と家庭でできる対策についてお伝えします

1.小学校で新学習指導要領がスタート!英語の授業数は?

学校での英語の授業

4月から小学校の新学習指導要領が全面実施となり、英語教育が大きく変わりました

3.4年生は今までなかった外国語活動が週1に、5.6年生は週1だった外国語活動が正式な教科となって週2に増えました。

授業数だけを見ると「へぇ、結構多いんだ。」と思うかもしれません。でも、他の教科と比較してみると…?

3年 4年 5年 6年
国語 245 245 175 175
算数 175 175 175 175
理科 90 105 105 105
社会 70 90 100 105
英語 35 35 70 70

5.6年の場合、国語・算数は175単位時間(週5)なので、英語の授業が35単位時間(週2)は多くないですよね。

ですが、文部科学省が定めている目標はかなり高めです。

小3〜小6の4年間の目標語彙数は600〜700語。現行の中学卒業時点の目標語彙数の半分に相当します。(英検5級と同程度)

全ての単語の読み書きが必須という訳ではありませんが、授業で触れた約700語の英語を、ある程度理解していることが求められています

この目標、学校の学習時間だけで達成できるでしょうか?子供達に求められている能力と授業数が釣り合ってないのが英語教育の実情です。

2.小学校で不足している英語学習を補うには?

料理を実践で身につけた子供

では、学校以外ではどんな対策ができるでしょうか?

英会話スクール、塾、通信教育、タブレット学習…など選択肢は色々ありますが、闇雲に取り組んでも実際に英語が使えるようになるとは限りませんよね。

私自身、中学〜大学の8年間の英語学習で読み書きはある程度できるようになりましたが、英語では自分の思いを伝えられませんでした。

これは、話す練習が足りなかったことが原因だと思います。学校では英語で自分の思いを伝える練習はなかったので、当然と言えば当然です。

英語はコミュニケーションツールです。実際に使ってやりとりをしなければ、使えるようにはなりません。自転車・水泳・料理なども練習しないと上達しないですよね。

新学習指導要領では英語でやりとりする練習も取り入れられているようですが、週2回1コマ45分の授業でやれることは限られます。

そう考えると、実際に英語を使ってやりとりする学習を学校以外の場で積極的に補っていくことが重要です。

では、英語のやりとりを練習できる場所…どこが思い浮かびますか?

英語で話すと言えば、『英会話スクール』を一番に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

『英会話スクール』は『英会話』だから英語でのやりとりが練習できそうだと思いますよね。

ですが、実際はそうとも言えません。多くの英会話スクールのレッスンは、週1回60分程度のグループレッスンが主体です。

英会話スクールに入会したとしても、生徒一人一人が十分な練習時間を取るのは難しい…というのが現実です。

3.小学校で不足している英語学習は家庭で補える!簡単にできる一言英語から始めよう

一言英語で褒める様子

小学校や英会話スクールでも英語でやりとりする練習時間が足りないとなると、他にどんな方法があるでしょうか。

私は、家庭で英語のやりとりを練習することをおすすめします

子供のことを一番に理解しているのは、担任の先生や英会話スクールの先生ではなく、毎日子供と一緒に過ごしている親です。

だからこそ、英語学習において最も大切な『英語が好き』という気持ちを、一番簡単な方法で子供に伝えられるのは親だと思います。

親なら『子供の好きなことや今夢中になっていること』など、子供のことを一番良く分かっているので、その子の心に響く話題や言葉を効率的に選べます。

親が英語を教える先生になる必要はありません。子供への愛情を一言英語を交えて日々伝えることで『英語を好きなる』為のサポートをしましょう。

『子供が言われて嬉しい言葉』に一言英語をプラスした声掛けをすると子供は自然と英語を好きになっていきます。

子供を大切に思う気持ちを『英語』に込められるのは、子供を愛している親だからこそできること。気持ちのこもっている言葉は心に届きます。

以前ご紹介した一言英語は、とても短いので英語が苦手な方でも簡単に使えます。ぜひ、家庭で簡単にできる一言英語から英語学習のサポートを始めてみてください。

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この記事のライター
shiho
家族:小3の娘(りー)、夫
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