こんにちは。中1と小3の娘と日々親子英会話を楽しんでいるMaiです。
我が家の長女は2022年4月に中学1年生になりました。通っているのは地方都市の公立中学校です。

2020年の英語教育改革により、私たちの頃とは全く異なる英語の授業が行われていることはご存知の方も多いと思います。

今日は中1英語宿題の実録と、そこから見えてきた2023年の英語戦略について、シェアさせてください。
※宿題や課題提出については地域や学校により異なると思いますので、一例として参考になさってくださいね。

1.実録!中学1年生の英語の宿題

まず英語の宿題ですが、娘の学校では英作文などは基本的に紙ではなくクロームブックでデータを提出します。
ママから声をかけてパソコンを開いてもらわないと、どんな課題が出されているかもわかりません。

ぜひママから声をかけて内容をシェアしてもらってください。
私は「ママも中学英語を学び直しているから、参考にさせてね。」とお願いしています。

①想像以上にハイレベル!?

つい先日の英語の課題はこちら。googleのクラスルームのページで公開されます。

〇月〇日 英語課題

「教科書を参考に、スキットを完成させましょう」
・設定は自由。どんな設定かを記入すること。
・Canを使った質問文を必ず入れること。

②「スキット」って何?

この課題を見てどんな印象を持ちましたか?

私はこれを見てまず、「スキットって何?」と調べました。
スキットとは、日本語では「寸劇」という意味です。
短い会話文を作って練習することで、英語の表現力や語彙力の向上が期待できるため、英語の授業に導入されているのだそうです。

「設定が自由」というのも、パッと思い浮かんで書ける人とそうでない人に分かれるところかと思います。

こちらが、娘が提出した課題の一部です。(実際は貴公子が5人出てきてかなり長いため、抜粋します。)

中1課題1

中1英語の課題2

ちょうど国語の授業で学んでいる竹取物語をヒントに、かぐや姫と貴公子の面接の様子を書いたそうです。
英文法におかしなところはあるものの、ショートコントのようなオチまであり、前向きに課題に取り組む姿勢を感じます。

表現力や語彙力だけでなく、想像力や会話力が求められる「スキット」
家庭での会話が少なかったり、友達ともSNSの短い文やスタンプのやり取りだけの環境ではかなり難しいのではないでしょうか。

③スキットは親子の会話で毎日練習できる

「スキット」と聞くと何か特別なものに感じますが、例えば小学生のお子さんなら、こんな会話から始めてみるのはいかがですか。

ママ:What color do you like?
子:I like red.
ママ:Why do you like red?
子:Because I like apples!
ママ:赤と緑以外でどんなリンゴがあったら楽しいかな?What do you think?
子:え~っと…黒!食べるとイカ墨パスタの味なの~。
ママ:Wow!That’s interesting!イカ墨味のリンゴになるんだね~ (^ ^)

小学生のうちからこういった会話を続けていたら、中学生になる頃には想像力に困ることは無いでしょう。

2.中1英語の宿題から見えてきた2023年英語戦略

①「教えない・否定しない・褒める」で、相手想いの会話力を育もう

英会話の前にまず日本語でもしっかりコミュニケーションが取れているでしょうか。
例えば、「〇〇って何?」と質問された時、
「それは〇〇だよ。」と、反射的に答えていませんか。
状況にもよりますが、「何だと思う?」「ヒントは〇〇だよ」など、親子で言葉のキャッチボールを楽しみましょう。

その時に、せっかく答えてくれたのに「ちがうよ。」と返したら100%不機嫌になります。(実証済)
「おしい!Good try! 」「ママは○〇だと思ったんだよね~」
「いい考えんだね! I like it! 」など、「否定しない」こと、「褒める」ことをセットにすることも大切です。
相手想いの会話力も一緒に育みましょう。

②Yes/Noで終わらない、想像力を広げる会話を楽しもう

我が家は娘たちにこんな質問をして、Because…と理由を話してもらいます。
もちろん最初は日本語でOK!

What kind of cotton candy do you want to eat?
どんな綿あめを食べてみたい?
If you could go abroad, what would you like to do?
海外に行くとしたら、どこで何をしたい?
What kind of house do you want to live in the future?
将来どんな家に住みたい?

今目の前にあるものだけでなく、無いものを想像することでスキット作りに必要な想像力を養いましょう。

③会話の例になるような絵本や教材でアウトプットしよう

どんな会話をしたらよいかイメージできない、英語力に自信が無い、というママは会話文が出てくる絵本や教材を取り入れてみましょう。
最初は真似して読んでみて、少しずつ我が家だったらこの動詞の方が使えるかな?とアレンジしていきましょう。

ママと子供たちの会話例がいっぱいのアットホーム留学タウンのコンテンツもおすすめです。

④毎日5分でも継続し、英語が会話のツールとなる環境にしていこう

こどもの英語教育はこれからずっと続いていくものであり、会話力は家庭で培っていくしかありません。
ママが「大変そう…」と思うのか「せっかくだから楽しんでやってみよう!」と思うのかで家庭の空気もガラッと変わると思います。
英語を親子の会話のツールにして、英語が好きな子が育っていく環境を作っていきましょう。

そのためには1日5分でよいからとにかく続けてみること。
モチベーションが保てない場合は、ぜひ一緒にがんばる仲間を見つけましょう。

継続についてはぜひこちらの記事もご覧ください。

いかがでしたか。
「戦略」と言っても、特別新しいものはなかったかもしれません。
お子さんがまだ小学生のママに、将来中学校でこのような宿題があるかもしれない…と知っていただいて、少しでも親子の会話のきっかけになってもらえたら嬉しいです。

親子の会話力をUPさせる質問の仕方については、こちらの動画でさらに詳しい情報がGETできますので、是非チェックしてみてくださいね。

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この記事のライター
Mai
家族:長女(中1)・次女(小3)・夫・私の4人家族
英語を味方にして広い世界を一緒に見たい! フルタイムワーママの私にぴったりなアットホーム留学。 思春期突入の長女とThe自由人の次女と会話を広げて毎日英語に触れています♪
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