「学校の支度した?」「お風呂入った?」「次は磨いて寝る準備!」
数年前まで、我が家ではこんな言葉がとびかっていました。

忙しくて余裕がなくなると、会話の多くは確認や指示になってしまう。
良かれと思って、答えを教えてしまう。早く終わらせたくて次々声をかけてしまう。
皆さんにもそんな経験ありませんか。

可愛い娘が無表情で覇気のない返事ばかり。
もしかして過干渉!?と思った頃には時すでに遅し。
会話も続かなくなっていました。(当時の詳しい状況はこちら

焦って試行錯誤した末に一番効果的だったのは、英語のほめ言葉を会話の始めに伝えることでした。指示出し口調にブレーキがかかり、価値観を押し付けたり子どもの話を遮ることが減りました。

わが家の過干渉行動とあわせてご紹介します。

過干渉とはこんな感じ

皆さんもご存じの通り、親が子どもに干渉しすぎている状態です。
いちいち口を出す、確認する、意見するなど、子どもを無理にコントロールする行為を過干渉と言います。

親の価値観を押し付けることもその一つ。子どもは自分が認めてもらえないことで、自信をなくしたり無気力になったり、自立しにくい状況が続きます。過干渉の自覚のない親もいるようです。(だって一生懸命頑張っていることには変わらないから)

英語でなんて言うんだっけ?の間がちょうどいい、英語フレーズを使う理由

長年染みついた過干渉体質は頑固で、日本語でのほめ言葉ではスルスルッと口出しが止まらない。けれど、英語に置き換えることで一時脳内が停止します。英語でなんて?と一呼吸することで、過干渉の勢いが自然と削がれてゆくのです。

娘と一緒に始めたおうち英語の環境作りがこんな時に役立つとは思いませんでしたが、簡単なフレーズばかりなので英語が苦手でも大丈夫です。(親子で学べるおうち英会話アットホーム留学のオンラインコミュニティで学んでいます)

過干渉別 おすすめ英語フレーズ

過干渉な親の性格など、色々と特徴があるようです。
振り返ってみると、自分にも当てはまることが多くありました。

1)完璧主義の傾向がある

ここまでやって当たり前、これくらいやるのが普通。できたこともあるのに、スルーして、自分の理想まで達しないと認めてあげてませんでした。振り返ると恐ろしいことです。小さい頃はどんな小さなことでも出来たら大喜びして抱きしめてたのに。いつのまにそうなっちゃったんだか…。改めて書くと悲しくなりますね。

Good job!/You did it!/Well done!
できたね!

Great discovery!
よく気が付いたね! 

出来たこと、気づいたことがあれば、まずはこのフレーズを伝えてから、会話を始めました。

2)子どもの話を遮って親が自分の意見を伝える

娘の言ったことが自分の価値観と違うとき、「それ違うんじゃない?」と間違いを指摘することが正しいことだと当時は信じており、自分の意見をすぐに返し、娘も反論せず言われたことをただやっている…。考える状況を奪いつづけていたことになります。

How nice! /Wonderful!/That’s good!/That sounds nice!
それ、いいねぇ!

Good thinking!
良い考えだね! 

とにかくいったん受け止めるために一番意識したフレーズです。これを言うだけでも責め口調はかなり減りました。

Good question!
良い質問だね!

そんなことも知らないの?と言いそうなときはこのフレーズが大活躍。

 

わが家の定番フレーズはこちら

何かいいことがあったとき、笑顔のときは、ながら作業をやめてしっかり目をみて伝えるようにしました。自信を無くし落ち込んでいるときは「そんなこと言っても仕方がないでしょ」と半ば強制的に気持ちを切り替えさせようとはせず、そのままの娘を認めるような言葉を伝えるようにしました。

Good for you♡
良かったね

You are so adorable!
なんて可愛いの! 

I’m so proud of you.
すごい、頑張っているね 

I like the way you are.
そのままのあなたが好きだよ 

 

会話の始めに一呼吸、否定せず受けとめることができるほめ言葉は、思った以上に効果的で娘からの会話が続くようになりました。娘の気持ちを聞けるようになったことが、一番嬉しい変化でした。

「へぇ!なんでそう思ったの?  Why do you think so ?」
知らない娘の一面がみえると、娘が本当に可愛くて仕方ない。
You are so adorable!

まとめ

忙しさゆえにあれこれ指示や確認が多くなってしまったり、疲れて億劫になってしまうことがあっても、ほめ言葉を活用することで安心して話せ雰囲気を作ることができます。

可愛い娘との会話も無事復活し、今では中2の素敵な女の子。
あのまま思春期突入してたらどうなっていたか、恐ろしや。
過干渉気味な自分に気づいたら、お子さんとの会話が消えてしまう前に英語のほめ言葉、おすすめですよ。

私が学んでいるオンラインコミュニティのアットホーム留学では、子育て中のママが集まっておうち英語の環境作りに励んでいます。どのご家庭のスタイルも愛がいっぱいで参考になるものばかりです。
興味のある方は以下の動画をご覧くださいね。

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この記事のライター
あおい
家族:夫・長女(小4)・長男(年少)・私の4人家族
「毎日伝えているこの言葉、英語だったら何て言うのかな?」子育て英会話を探していたときに、『アットホーム留学』に出会いました。何気ない日常生活で使える英会話フレーズを、おうちスタイルでアレンジしながら親子で楽しく学んでいます。
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