全国で次々に緊急事態宣言が解除されるようになってきましたね。
この数ヶ月、親子で過ごす時間が増え、全国のママパパは楽しい反面大変な事もたくさんあったかと思います。
我が家でも同じく子供達とたくさん過ごしていましたが、そんな中で日頃から気になっていたお片付け問題について、じっくり向き合い、楽しみながら取り組む事ができたので、ご紹介したいと思います。
目次
1.我が家のお片付け事情
我が家には3歳息子ヨットと1歳娘ユズがおり、遊びに夢中になっていると一つ一つ片付けるのも忘れて次の遊びに取り掛かり、結果部屋の中がおもちゃ等で散らかる、という事が多々見られていました。
子供の創造力や集中力を考えると、ある程度は自由に遊びに没頭させてあげたいですし、実際そう心掛けているものの、1日24時間と限られた時間の中で、ご飯の時間、お風呂の時間、寝る時間等決まったものがあり、それをスムーズに進める為にもなるべく自主的に部屋は綺麗にしていてほしい。
その両者の間で揺れる事も多く、つい「お片付けは?」と口出し手出ししてしまい、親子共に機嫌を損ねた状態でさほどお片付けも進まず、子供はぐずり私はイライラする、という負のループが続いていました。
日中はどうしてもたくさんの遊びを展開しておもちゃ箱をひっくり返したような状態になるのはある程度仕方のない事だと思っているので、最終ゴールとして寝る前までにはリビングを綺麗にする、というルールは元々立ててはいましたが、テンションが上がってなかなかお片付けに取り組んでくれず、寝る時間にも響いてしまうというのも気になっていました。
2.お片付けの方法の見直し
このstay home中、アットホーム留学しつもん力セミナーを受講中で、テーマの一つに「前置詞と仲良くなろう!(環境編)」の回があり、前置詞のイメージを体全体で捉え、家の環境を整えるというワークがありました。
そのワークを通して、まず我が家のお片付けの方法を見直すところから始める事にしました。
⑴我が家のお片付けの問題点
①子供自身の意識の問題
遊びに没頭していて、部屋が散らかっている状況を子供自身があまり把握していないように見えました。
『お片付けをするのはなぜか?』そこから意識を変えました。
②ママやパパが主体
「お片付けを早く済ませてその先の予定を早く進めたい」という思いのあまり、どうしてもママやパパが先立ってお片付けを進めてしまい、子供からすると『やらされている』お片付けゲームとなっていました。
③怒り口調で「お片付けは?」と口出し
心に余裕があれば純粋に競争のようにしてお片付けをゲーム感覚で進められる事もありましたが、次の予定に意識がいったり子供の反応が良くないとつい「早くお片付けしてよ!」とイライラした口調でやらせてしまっていました。
④ゆとりのない時間設定
◯時までにお片付けをやり遂げる、という目標設定はしていたものの、寝る直前の時間でもあり子供にとってあまり余裕のある時間設定ではなかったようで、ゲームという楽しい時間にしたはずなのに、必ず終わらせないといけないというプレッシャーで親子共にノルマのように感じていた時間となってしまっていました。
⑵問題点の改善
❶子供自身に状況を意識してもらう
まずはこの部屋の状況を把握してもらうところから始めました。
私:How do you feel? この部屋、見てどう思う?
ヨット:うーん散らかってる。
私:そうやね。おもちゃ出しっ放しやもんね。散らかってるとどう?Is it comfortable?or uncomfortable? 気持ちいいかな?気持ち良くないかな?
ヨット:気持ち良くない
私:そやね、そしたらどうしたらいいかな?What should we do?
ヨット:お片付けゲームする!
(我が家ではお片付けの事を《お片付けゲーム》と称しゲーム感覚でやるとしていました)
❷子供主体で指示してもらう
ママはあくまでサポート役に徹するという事で、子供に指示を出してもらう事にしました。
私:Where should I put away? ママはどこ片付ければいい?
ヨット:うーん、ママはブロック片付けて!
私:OK! じゃあヨットは?
ヨット:うーん…電車!!
私:OK! Let’s put away game together!
❸put awayを歌に/お楽しみを提示する
我が家の子供達は音楽が大好き。中でも《キラキラ星》の歌が大好きなので、put awayを楽しく口ずさみながらできるよう、《キラキラ星》のメロディーに乗せた替え歌を歌う事にしました。
Let’s put away♪Let’s put away♪一緒に部屋を片付けましょう♪
Let’s put the blocks into the box♪ブロックを箱に戻しましょう♪
Let’s put away♪Let’s put away♪一緒にお部屋のお片付け♪
また、このお片付けゲームが終わったら絵本の読み聞かせや家族のアルバムを見るという、子供達のお気に入りのルーティンが待っているという事も常に掲げながら、やる気を持続させる事にしました。
❹余裕のある目標設定とする
◯時までにお片付けを終わらせる、とガチガチに決めると、焦って余裕がなくなるので、ざっくりお布団に入る時間(寝る時間)をゴールに決め、お片付けの後にできるお楽しみに向かってこなす事を目標としました。
3.お片付けワーク変更後の変化
・How do you feel?の問いかけで、部屋の状況を子供に一旦考えてもらう事で、子供自身がput awayした方が良いと思って行動してくれる事が増えた
・「ママはどこやればいい?」と息子ヨットに聞くと指示を出してくれるようになった
・put away song♪のメロディーが子供達も気に入ってくれたようで、親子共に楽しみながらできる時間となり、息子ヨットは英語の替え歌も口ずさむようになった
・息子ヨットの口から「お部屋綺麗になってきた」「気持ち良くなってきた」という言葉が自ら出るようになった
・1つお片付けできたらとにかく褒める!アットホーム留学つうしんこうざで取り上げられていたやる気フレーズも活用してたくさん褒める事で子供のやる気を維持できた
Oh! You did it! できたね!
I know you can do it! できるよ!大丈夫!
Way to go! Way to go! その調子!
Well done! よくやったね!
Amazing! すごーい!
How smart! 賢いね!
Terrific! やるやん!
そんな中でも気分が乗らない時がどうしてもありましたが、子供の興味に寄り添った対策を講じる事で乗り切る事ができました。
✔︎「おもちゃさん、おうちに戻してあげてほしいなーI’m so sad」や「お掃除ロボットちゃんにおもちゃ食べられちゃうよ」と擬人化してみる
✔︎大好きなぬいぐるみがput awayしているところを見せ、自分が一緒にやりたいという気持ちを誘う
✔︎娘ユズは誘うと割とやってくれるので、その姿を息子ヨットに見せる事で競争心に火を付ける
✔︎Who can do it faster? 誰が一番早くできるかな?という声掛けでさらに競争心を駆り立てる
これまではどうしても口出し手出しが多かったお片付けタイムで、時間もかかり、親子共にぐったりでしたが、こうした工夫をしたりput away song♪で楽しくお片付けする事で、時間的にもこれまでより短縮できるようになりました。
4.まとめ
ずっとモヤモヤと悩んでいたお片付け問題を、どこが問題点なのかを書き出し、子供の主体性・子供の興味に寄り添う事に注目した改善法を考えて取り入れる事、そこにpraise(褒める・認める)を入れる事で、義務のようになっていたお片付けゲーム時間も親子で楽しく取り組む事ができるようになりました。
我が家の場合は《キラキラ星》のメロディーに乗せる事でヒットしましたが、お子さんそれぞれ好きな曲に合わせて替え歌をする事で、取り組みにくい事もリズムに合わせれば楽しく変換する事ができるのではないかと思います。親子で一緒に替え歌を考えるのも楽しみの一つになると思います。
また、そこに英語を取り入れる事で、親子英会話も楽しむ事ができ、とても充実した時間となりました。
おもちゃを規定の場所に戻す際には、前置詞を意識する事でママ自身前置詞の勉強になりますし、日常的に英語を取り入れてアウトプットする事で自分の中に落とし込めるので、親子で自然に英語に触れる機会を作る事ができます。
お片付け問題にじっくり取り組む事ができたのも、stay homeで時間的に余裕のあるこの機会があったからこそではないかと思いました。
今回ご紹介した《しつもん力セミナー》《つうしんこうざ》については、以下の小冊子で詳しく知る事ができますので、是非ご覧になってみて下さいね。
Comments
我が家もhacchyanさん家と同い年の兄弟です♪うちも『きらきら星』大好き♡そしてお部屋がすごい事に・・・(涙)。子どもから片付けの指示出し、いいですね!!tryしてみます♪ 何て言うかな〜?楽しみ (^^)
manamiさん、コメントありがとうございます!
まだまだ子供からの指示も「ママの方に大変なの押し付けてない?笑」と思ったりするものもありますが、大好きな歌と子供主体でだいぶストレス減りました☆ぜひtryしてみてくださいね(^^)