中1長男が小学生時代に通い、小4次男は現在通っている「花まる学習会」。
「魅力的な人、メシが食える大人を育てる」を理念として設立された学習塾です。
その設立者である高濱正伸先生は、講演会の中でこう語られていました。
「言葉は家庭の文化」であると。
1. 家庭の言葉環境が子どもに与える影響
家庭で使われる言葉や交わされる会話は、家庭それぞれの形やパターンに陥りがちであるが、日常的にどんな言葉を使ってどんな会話をしているかによって、子どもの言葉の力や価値観は大きく異なってくる。
ある家庭では当たり前の言葉遣いも別の家庭では非常識となったり、よく会話に上がるトピックも家庭によってそれぞれ異なるでしょう。
でも、子ども達にとっては家庭が大きな育ちの場。
成長するにつれて家庭での会話が占める割合は小さくなっていきますが、それでもその子の言語能力やコミュニケーション能力、価値観形成において、重大な影響を与えることは間違いないと言えます。
それぞれの家庭が持つ言葉の文化の元で、子ども達は育っていくのです。
高濱先生が例に挙げられていたお話。算数がとても得意、図形の天才のお子さんが、入試の過去問題になると文章を読み切れておらず、全く解けない。
そのお母さんが面談で言った言葉は、
「先生、この子やっぱり算数天才?」
「だと思いますよ。間違いないと思います。」
「でも先生、この子なんか、国語苦手みたいな?」
…はい、苦手ですね、今確定しました~!
面談というちゃんとした場で、先生に向かって「~みたいな?」というような言葉遣いをする親の元で、子どもの国語力が育つわけがない、親の言葉環境は子どもにとって非常に重要である、と。
それぞれの家庭で親が使っている言葉が、子どもが学ぶ言葉となります。
子どもは学んだ言葉を使う。
小さい子どもが、おままごとでパパやママの口調そっくりの会話をする場面、あるあるですよね(笑)
それもまた一つの家庭の文化。
また、私は子どもから何かを言われた時に、口癖のように「ちょっと待って」と言っていたので、今、子どもに何か言った時にもしょっちゅう「ちょっと待って」と返されます。。。
「ご飯よ~。
もうテレビは消して~」
と言っても
「ちょっと待って」
「お風呂入りな~」
「ちょっと待って」
・
・
・
こんな調子なので、もう「ちょっと待って」はなし!「はい、今すぐに!」にしよう!と、親子ともに「今すぐ」計画を実行中です(笑)
このことからも分かるように、子どもにとって家庭で使う言葉や会話の影響力はとてつもなく大きい。
だから、家庭では子どもの言語の力を伸ばすことのできる環境を整えておきたい、
子どもによい影響を与える言葉の文化を作っていきたい、
と強く思うのです。
2. 英語も家庭の言葉の文化に
家庭で自然にことわざや四字熟語を使う環境があったら、子ども達も自然に会話の中で使えるようになるでしょう。
英語も同じ!家庭でも、親子で英語を使って会話をすることが当たり前の環境になっていたら、家の外で英語を使う場面になっても英語を使うことに抵抗なく自然に使えるようになります。
日本人はせっかく学校で英語を学んでも、なかなか使う場面がない!
それが、日本人が英語の勉強はできても、実際に話せない大きな原因だと思います。
英語を話す機会がなければ、作りましょう!
英語を使うことで、いつもの会話が同じ内容なのに柔らかく感じる気がします。(英語の魔法?)
例えば…今月のアットホーム留学つうしんこうざのフレーズにあった
Please eat everything up.(全部食べてね)
せっかく作ったご飯を残されたら、ママとしては悲しいですよね…。口に合わないものもあったかも知れないけど、できれば全部食べてほしい!
そんな時、「全部食べてね!」と言うと、なぜか強く聞こえてしまうみたいで…なんとか食べてくれても、嫌々感が伝わります。
でも、Please eat everything up. というと、はーい!という感じですんなり食べてくれたから、あ~ら不思議!
Please がついているからでしょうか?それとも、英語の響きが心地よかったから?もしくは、upが前向きなイメージだから?
そう、英語を日常生活に取り入れてみて実感しているのですが、英語には前向きなニュアンスが多いのです。だから、話す方も受け取る方も前向きに、気持ちよくなれる。
同じ内容を伝えているのに、お互いに前向きになれるって素晴らしいと思いませんか?
また、英語にはほめる時の言葉もたくさんバリエーションがあります。
日本語だと「すごいね!」「やったね!」が2大頻出ワードでしょうか?
その他は「よくできたね!」「さすが!」など?
英語にはもっともっと、た~くさんあります。
少し挙げただけでも
Great!
Good job!
Wonderful!
Marvelous!
Awesome!
などなど…!
ワンパターンになりがちなほめ言葉にも、英語を取り入れていくと、どんどんいろいろな表現が身につきますよ♪
子どもはほめられるとうれしいもの。(大人だってそうですけど)ダメ出しされるより、できたこと、うまくいったこと、がんばったことをほめられる方が、どんどんやる気が出て新しいことにもチャレンジできるようになります!
言葉は家庭の文化。日々どんな言葉を使い、どんな会話をするかによって、文化は作られていきます。
親として、自分がどんな言葉を日々口にしているかを改めて見直し、英語も取り入れていきながら、家庭で素敵な言葉の文化を作っていきましょう!
英語はワンフレーズからでもOKですよ!
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