この夏、我が家に息子念願のカブトムシ&クワガタたちが仲間入りしました。

しかし、初めは盛り上がっていたものの新学期が始まると小1男子の熱は冷め、最近では「今日カブトムシにご飯あげたの?」と小言を言われてばかりです。

みなさんのおうちにも、似たような光景ありませんか?

息子のかわりに嫌々お世話をするのも面倒だし、お世話をしたのか確認するのはもっとつまらない。
そこで、息子が楽しくお世話をするために良いアイデアはないか、アットホーム留学で学んだ原点にかえり考えてたところ、以前よりも積極的にお世話をするようになっただけではなく、息子がお世話を続けられなかった理由も見えてきたのでご紹介します。

(アットホーム留学とは、おうち環境で親子の会話を深めながら親子英会話を楽しく学べるコミュニティです。
我が家では長男が生まれた頃からアットホーム留学を始め、家庭の中で英語と触れ合う環境を整えながら英語を学び続けています。)

カブトムシやクワガタのこと、本当はどう思ってる?

虫たちがやってきた当初は、パパが飼育セットを買い、お世話の方法について小1男子に伝え、飼うための心構えがあるのか、毎日できるのかなど男同士の約束をかわしていた様子。

当初は微笑ましく二人を傍観していたのですが、お世話の仕方や注意点など、パパからの一方的なレクチャーだったかもしれないと思い、この機会に色々聞いてみることにしました。

・この子たちの中で誰が一番好きなの?
What do you like the best ?

・なんでこの子が一番好きなの?
Why do you like the best ?

・お世話するのってどんな気分?
How does it feel to take care of insects ?

息子が好きなのはカブトムシとクワガタのオス、その理由は強そうでカッコイイから。でもたくさんいるのでお世話は面倒くさい。(カブトムシ、オオクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ合わせて13匹います)
パパがいないと一人でやるにはテンションが上がらず疲れるようです。

「オレ、宿題だってあるし…」なんて、もっともらしい言い訳ができるようになっていて、彼の成長を感じる時間にもなりました。

 

カブトムシの名前、何にする?

一番好きなのはどうやらカブトムシ君らしいので、まずは息子のテンションを上げるべく、適当に呼んでいた名前を一緒に考えてみることに。
すると意外な返事が返ってきました。

私:ねぇ。名前つけてあげない?
息子:オレ、カブトムシもう考えてるよ!ブレファビートー
私:Wow!Cool!知らなかった、なんで教えてくれないの笑

まさかの横文字。しかも自分で作った英単語のようです。

ビート―はカブトムシってことだね。ブレファってどおいう意味なの?
What does it mean?

一番強いヘラクレスオオカブトのようにで、大きくて強い音を表現したくて『ぶれふぁ』に決めたと熱く説明してくれました。

Oh, I see. なるほどね、たしかに強そう! I like that !
名前で呼ぶと親しみが湧くね。近い存在になった気がするね。

名前の由来が素敵だったので、カブトムシに愛着が湧いてしまったのは私の方でした。
明日からの餌やり、今まで以上に手伝ってしまうかも⁉

 

妄想やクイズは楽しくお世話をする必須アイテム

子どもは妄想するのが大好き。我が家では、かの有名な猫型ロボットが持つ道具を例えて、妄想会話で楽しんでいます。
「もし○○だったら」は子どもの想像力を知るにはもってこいのしつもんです。

・もしスモールライトがあったらどうしたい?

カブトムシに乗って散歩したい! 飼育ケースの土に潜ってみたい!
このしつもん1つで、しばらくは会話が続きます。
内容は割愛しますが子どもの発想には突拍子もない返答も多く、さっさとお世話を済ませたいのに、脱線しすぎて時間オーバーなんてことも珍しくありません。

 

もう一つのおすすめは、3ヒントクイズ!

・I am a man. 僕は男です
・I have cool horns. かっこいい角があります
・I eat one jelly everyday. ゼリーを毎日1個食べます

Who am I ? 私は誰でしょうか?

「そんなのかんたん、カブトムシ!」
最初はお決まりカブトムシでクイズを出しますが、10匹いるコクワガタでの3ヒントクイズは難問⁉
正解できないと「ママずるい」と悔しがる姿もまた可愛い。

昆虫のお世話は交渉の良い機会

息子も毎日一生懸命に学校&児童館で過ごしています。帰宅後は疲れて眠そうな日々も少なくはありません。
自分のことは自分でやる、を目標にしていますが、交渉すればOKとしています。

ただし「めんどくさい」「つかれた」「わすれた」「しらない」の、都合が悪いときの頻出4ワードだけではNGです。しっかり理由を伝えること、全部を丸投げするのではなく自分の考えも伝えることができれば、交渉成立。

最近では、
・ママにマッサージしてあげるから餌やって
・ママにコーヒー淹れてあげるから餌やって
など、ちょっと悪い顔して私の心をつかむワードで交渉してきたり、

逆交渉では、
・これ頑張れたら寝る前のマッサージしてあげる
・5分だけ頑張れたらあとはママがやる
など、「そんなこと言ってママは俺のこと乗せる気だな?」なんて、
私の作戦を見破ったりしてお互い笑いあったりしています。

もちろん互いに余裕なく交渉決裂する日も多々ありますが、いちいちイライラしないこと。
笑い声が増えればそれで良し。

今回の親子会話で気が付いたこと

最初は息子に昆虫たちのお世話を自主的にさせたくてアイデアを考えたのですが、実は息子は色んなことを考えながらお世話をしていたことがわかりました。

それに気が付かなかったのは、私がお世話をする・しない行動のみに注目していたからです。
毎日確認や指示ばかりが飛び交う昆虫のお世話なんて、テンションが上がるわけありませんね。
そんなつまらないお世話を、小1男子が続けられるわけがありません。

息子の反応をじっくりみる面白さ。アイデアに食いついた時の可愛い表情や突拍子もない返事の数々。
多忙な日常生活を理由に、すっかり忘れかけていました。子どもの成長の一瞬一瞬がどれだけ可愛くて、スルーしてしまうのがどれだけ勿体ないかってことを。
気が付けば息子より私のテンションが上がっている。

やっぱり親子の会話や環境って大事だなと、カブトムシ経由で再確認した瞬間でした。
虫たちよ、気づかせてくれてありがとう。

さいごに

今回のような子どもの心をつかむしつもんやアイデアは、親子英会話を学べるコミュニティ、アットホーム留学で学び続けてきたものです。おうちスタイルで学ぶことでバリエーションも多く、飽きずに続けられる要素が満載だけれど、時がたつと忘れかけてしまうこともあります。しかし、アットホーム留学では、同じように子育てするママたちからの生の声が聞けるので、学び続ける環境作りには欠かせないモチベーションを保つことができる場所にもなっています。興味があるかたは以下をご覧くださいね。

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Comments

  1. あおいさん、記事楽しく読ませていただきました。最初はテンションMAXだったのに、徐々にお世話をしなくなる息子・・・うちのことか?と思うほどリアルでした。(我が家も昆虫博物館(汗))でも、「行動する・しない」にだけ注目するとトゲトゲしい会話になってしまいますよね。息子さんが何を考え、どうしたいのか?時に交渉でかけひきをしながら寄り添うあおいさん、素敵だなと思いました。

    • あきこさん、リアルに感じていただき嬉しいです。世の中の虫好き男子のママたちのアイデアが欲しい~と思いながら記事を書きました。あきこさんのおうちではどんな声をかけてお世話を楽しんでいますか?おすすめのアプローチ方法があったらぜひ教えてくださいね!

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この記事のライター
あおい
家族:夫・長女(小4)・長男(年少)・私の4人家族
「毎日伝えているこの言葉、英語だったら何て言うのかな?」子育て英会話を探していたときに、『アットホーム留学』に出会いました。何気ない日常生活で使える英会話フレーズを、おうちスタイルでアレンジしながら親子で楽しく学んでいます。
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