ゴールデンウィークも終わりましたが、コロナウィルスの影響でまだまだ休校・休園が延長となっているご家庭が多いかと思います。

我が家の1歳、3歳の子供たちも今月末までの保育園登園自粛が決定しており、夫婦共に在宅ワーク+子供たちの生活が続きます。

まだまだ「パパとママはお仕事だからこれをやって待っていてね。」が通じない、誰かに関わってもらうことが必要な年齢の子供たち。

そんな子供たちに毎日少しでも、小さなことでも、楽しみを与えたい。という気持ちで、この1ヶ月間、夫婦でそれぞれ仕事の時間を調整し、子供たちとの時間を過ごしてきました。

そんな我が家の過ごし方の一例として、簡単英語ミッションを取り入れたお散歩をご紹介します。

自粛生活の毎日、遠くに外出はできないけれど、気晴らしの家の周りのお散歩でも簡単英語ミッションを取り入れるだけで、小さな楽しみをたくさん見つけることができました。

(簡単英語ミッションは、おうちや周りにあるもので簡単にでき、親子で楽しめる「遊び」です。こちらからもミッションの一例を見ることができます。)

1 自粛生活の毎日に小さな楽しみを与える簡単英語ミッション(パパとのお散歩編)

葉っぱを探す子供

毎朝、朝食後は、ママはお仕事の時間、子供たちはパパとお散歩に出かけます。

行ける範囲は限られているけれど、毎日通る道でも、退屈せずに小さな楽しみを見つけて欲しいという気持ちで、何かしらの簡単英語ミッションを渡しました。

Please find something pink! ピンクのもの何かみつけてね~

Please find something mama likes! ママが好きなもの何かみつけてね~

など、本当に小さな、簡単なことなのですが、

「ママも一緒がいい。」とぐずってしまう時も、このミッションを渡し、見つけてきてほしいな~とお願いすると、たいてい「わかった!見つけてくる!」と元気に出発してくれました。

このミッションがあると、帰ってきてからも、どこ行ってきたの?公園だよ。という事実の確認ではなく、楽しい会話が広がります。

ママが好きなもの、のミッションの時は、タンポポとなぜか、雑草を持って帰ってきた3歳の長男。こんな会話が生まれました。

マ:Thank you!でも、What is this? これはなぁに?

長:これはね、はっぱ!

マ:Where did you get them? どこで見つけたのかな?

長:公園だよ!!魚のいるところ。

マ:公園に行ったんだね。どうしてママがこれ好きかな?って思ったのかな?Why?

長:これはね、お花が咲くの。

マ:ほんとー?何色のお花が咲くのかな?

長:パーポーとかね、カラフルだよ!

マ:Colorful flowers! Nice!

長:だから毎日お水あげないとね。入れるものある?

・・・略・・・

さらにこの後数日間、葉っぱにお水をあげるという小さな楽しみが我が家の日常に加わりました。

残念ながらお花は咲かなかったのですが、どうしてこっちの葉っぱはお水をあげるとお花が咲くのに(家にあるプランターのお花)、これは咲かないの?、そんな疑問からもたくさんの会話が生まれました。

2 自粛生活の毎日に小さな楽しみを与える簡単英語ミッション(ママとのお散歩編)

代わって私が子供たちと過ごす時間にも、時々、パパからミッションをもらっています。

私と行くのもほとんど毎日同じ広場、散歩道ですが、これがあると毎日新たな発見、新たな楽しみ方があります。

例えば、「Please find something square! 四角いものをみつけてね。」の時は、広場で排水溝の蓋を見つけて、こんな会話が生まれました。

排水溝を見つける子供

長:あった!四角!!これパパに持って帰れない?

マ:あはは~!それは持って帰るの大変だから、ママ写真撮るね。

What is this ? これはなんだろうね?

長:これはね、お花がでるの。

マ:お花・・・?ここの四角だけ、周りみたいに葉っぱがないけど・・・

長:これから出るんだよ!ここにお水あげてさ。

マ:なるほど!いつお花でてくるのかな~?

長:6月くらいだよ!

マ:6月か~!まだ少し先だね!どんな色のお花だと思う?

長:ママの大好きなピンクだよ!

・・・略・・・

花壇のイメージだったのかな?と微笑ましくなる会話が生まれました。

さらに少し歩くとまた同じものを発見して大喜び、「こっちは7月にお花が咲く!!」と話していました。

いつも通る場所ですが、私もそこに排水溝の蓋があることを意識したことはなく、「四角いもの」という視点が入るだけで、見えてくるものが変わることを実感した出来事でした。

これが、長いもの、○○色のもの、に変わるだけで、同じ道、同じ場所でも、視点が変わり、小さな楽しみが生まれました。

そして、「パパに見せたいから写真を撮って」と言うことも多く、待っている誰かのためのミッションということが、より子供の見つけたい!気持ちを大きくしているように感じ、家で待っている(仕事をしている)側からミッションを出すことの良さを感じました。

3 簡単英語ミッション付きお散歩で私が得られたもの

子供たちに楽しい時間を、という気持ちで始めた簡単英語ミッションですが、私自身にもたくさんの良いことがありました。

子供たちから教えてもらった新たな発見

お花を見つける子供

行く場所はほとんど同じなのですが、パパとママで通る道が微妙に違うようで、お散歩していると、長男の方から、

こっちに白い犬いるけど、ママ見たい?

ママの好きなピンクのお花がここにあるよ!

パパと見る電車は電車の音が違うよ!

ここに丸がいっぱいあるんだよ!

など、いろいろなことを教えてくれました。

こんなに家の近くのことなのに、こういう時間の過ごし方をしなければ、私は知ることができなかったことを、子供たちにたくさん教えてもらいました。

夫婦の会話も増える

ただ何となく分業するのではなく、ミッションを渡し合うことで、パパも子供たちが探している姿を写真や動画に撮ってくれたり、帰ってきてから補足説明をしてくれたり、夫婦の間で、それぞれの時間をどんな風に過ごしていたのかを話し、共有する時間が増えました。

お互いが子供との会話に意識をしているからこそ、「今日こんなこと言ってたよ。」「こんな言葉も知ってるんだね。」と子供たちの成長や子供たちの面白発言を一緒に喜び、楽しむ場面も増えました。

こうして会話をすることで、お互いへの感謝の気持ちも自然に生まれたと思います。

会話の記録という財産

そして1番は、子供との会話の記録が財産として残ることです。

ただ何となく散歩して、ただ何となく毎日を過ごしていると、子供と何を話し、どんな風に過ごしたかも思い出せず、「あー大変だった。」で終わってしまいそうなこの自粛生活。

「ミッション付きのお散歩をしてみる。」という小さな試みのおかげで、子供との会話に意識的に向き合い、記録に残すことができています。

こんな大変なことがあったけど、こんな風にパパとママと楽しいお話をしてたんだよ。といつか子供たちと振り返ることができたらいいなと思います。

4 さいごに

こう見ると、パパが協力的だから成り立つ。と思われるかと思いますが、

我が家のパパは当初は「子供が家にいて在宅ワークはありえない。」と言っていた一人です。

登園できなくなったら、私が完全に毎日休みを取るしかないかと考えていましたが、会話を重ね、この時期を家族で楽しく乗り越えたいという私の気持ちを理解してもらうに至りました。

我が家の場合は、お互い完全に在宅勤務で時間の調整も効くためにこのような過ごし方になりましたが、それぞれの家庭、環境によってたくさんの過ごし方があるのだと思います。

そして家族みんなが心地よくいられる過ごし方を見つけるためには、親子ももちろん、夫婦の会話も大切だと実感しています。

1ヶ月の自粛生活を経て、長男に「保育園にそろそろ行きたいね。」と話すと、「えー、いいよ、ママと毎日会いたいよ!」と言ってくれました。

その言葉を励みに、まずはあと1ヶ月、子供たちと小さな楽しみをたくさん日常に見つけていけたらと思います。

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Comments

  1. としくんの、ママやパパを喜ばせたい発想&行動がけなげでキュンキュンしてしまいます♪自分のためだけでなく、誰かのために考えることで、アイデアが拡がる、
    家族のワクワクも増える…素晴らしい連鎖ですね♪

    • コメントありがとうございます!
      子供を想ってのスタートですが、逆に子供の発想と行動に癒され幸せにしてもらう毎日、ありがたいです。このスタートをきれたのも、皆様とのつながりがあり、ようこ先生の言葉に助けられたからです!ありがとうございます♪

  2. とっても素敵!
    在宅+育児をされている方は多いと思うので、とても参考になると思います。

    • コメントありがとうございます!
      在宅+育児をどうやって乗り切るのか、正解はないけれど、みんなが納得のいく過ごし方を見つけるには会話が不可欠だと実感しています!

  3. 同じお散歩でも新しい発見があること、読んでいて想像しながら、ほっこりしました
    旦那さんとの交渉も大成功ですね✨

    • コメントありがとうございます!
      同じ道だからこそ、「昨日はあったのに今日はない」とか、「昨日はこうだったのに今日はこう!」とか、小さな変化を楽しめたりもしています。本当に子供たちの発見に癒される毎日です!

  4. 家族皆が関わるミッション付きお散歩、素敵です!子供が教えてくれる一つ一つの発見は宝物ですね♡

    • コメントありがとうございます!
      子供たちの視点は本当に新鮮で、1つ1つの会話が本当に宝物です♪

  5. お子さんを乗り気にさせるための声かけ、ご主人との交渉も丁寧で、どうしたら楽しめるかなという視点がとても優しいステキな記事ですね^ ^

    • コメントありがとうございます!
      しつもん力セミナーで親子の会話と向き合うことが、夫婦の会話にも活きているなと感じます。
      せっかく家族4人ずっと一緒にいる期間なので、これからも小さな楽しみをたくさん見つけていきたいなと思っています!

  6. とても素敵なお散歩ですね。読んでいて、気持ちが温かくなりました!

    • コメントありがとうございます!
      私自身子供との会話で温かい気持ちにさせてもらうことが多く、会話の大切さを感じています。

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Writer

この記事のライター
みょうじんえり
家族:4歳長男、2歳次男、夫との4人家族
この時期の子どもたちの成長は本当にあっという間。ワーママで忙しくても、今しかない子どもたちの想いに寄り添い、愛と爆笑の溢れる会話の財産を日々積み上げています。
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