1.「交渉力」は日々の親子の会話できたえられる!

皆さんは、「交渉」というとどういったイメージを持たれますか?
駆け引き、取り引き、譲歩・・・など、
ビジネス的な意味合いが感じられるでしょうか。
国家同士の交渉など、壮大なイメージもありそうですね。

しかし、「交渉」は皆さんも毎日、
生活の中で頻繁にされていることです。
そう言うと、意外でしょうか。

 

例えば日々のお子さんとのやり取りの中で、

「あれ買って!」
「えーこの前も買ったからダメ!」

「これやりたい!」
「今日は〇〇だけって約束でしょ!」

「ここ行きたい!」
「時間がないから今度ね!」

などということはありませんか?

 

これらもれっきとした「交渉」です。

 

お互いの主義主張をして、わたり合う。
そして双方納得できる着地点を見つける。

そんな「交渉力」が
日々の親子の会話でも鍛えられてしまう!のです。

私はそれを、
アットホーム留学の

 

自宅で子どもたちの
英語力と思考力が伸びる!
しつもん力セミナー

で学びました。

 

そんなわけで、我が家のケース
ちょっとご紹介します。

2.我が家の交渉の会話の記録

目下の交渉事ナンバー1は、テレビゲーム。
きょうだい全員が同じ月生まれなので、
ついに誕生日祝いとして、買ってもらいました。

 

ゲーム大好きなので、
放っておけばそればかりになるのは必至です。
そこで、ルールを作ることに。

 

画面を見つめるゲーム中の双子男子

母:毎日の中でやりたいこと、やらなくちゃいけないこと、両方あるよね。
毎日やることを決めて、それが完了したらゲームが出来るってことにしたいんだけど、どうかな?

 

子:うん、いいよ。そうする!

 

母:じゃあ、毎日やるべきことって何がある?

 

子:宿題、学校の用意、通信講座・・・

 

母:あといつもやれずに残っちゃう、洗濯たたみは?
お母さんは、洗濯物を分けるときに箱があると助かるんだけど。

 

子:じゃあ、洗濯の箱を、こっち(リビング)に持ってくる。

 

母:いつまでにしよう?翌朝までに?

子:朝はできないことがあるから、洗濯物を分ける(夕方)まで!

母:分かった、分けるまでに空にして持ってくる、ね。
明日の用意、通信講座、洗濯たたみが完了したら
ゲームができることにしよう。
じゃあゲームする時間は、どれくらいがいい?

 

子:1時間!

 

母:1時間!?1日に?
この時間に帰って来て、あれやってこれやって・・・
残り1時間もあるかな?

 

子:ないな。足りない。

 

母:じゃあさ、1日30分で、1週間で3時間半はどう?
習い事でゲームできない日もあるじゃん?
だから、1週間分は貯めといて別の日にやってもいいってことにする。

 

子:うん、いいよ、それで!
その日のうちに出来なかったら、次の日にやってもいいってことね?

母:うん、いいよ。そうしよう。

 

こんな風に、
今回はゲームをするルールを親子で決めました。

ちょっと誘導した感は否めませんが、
本人達と相談・納得の上で、ルールを決められたのは
良かったかなと思います。

 

現在、このルールを適用して2週間ほど経ちました。

時間が守れなかったり(タイマーが鳴っても終われないとか)、
きょうだいでやりたい時間やソフトが違ってケンカになったりという
細かいイレギュラーも日々勃発していますが、
ゲームをしたい!というモチベーションで、
日々の課題にも取り組めているようです。

3.親子で交渉の会話をする際、意識しておきたいポイント

いよいよ冬休み。
親子の交渉になる場面が、またたくさんありそうです。

 

いつも交渉決裂・・・

一刀両断で、交渉の余地なし・・・

 

というご家庭に、ちょこっとヒントを!

しつもん力セミナーで学んだ中でも
私が特に響いた1つ、

【良いお手本であれーBe a good modelー】

これをちょっと意識してみて欲しいな、と思います。

交渉は、お互いが正しいと一歩も譲らなければ
決裂してしまいます。
それは、お子さんにとって

親に提案しても、どうせ無理

どうせ聞いてもらえない

という経験となってしまう可能性があります。

自戒の念も込めてお伝えしますが、
時には、
折れて譲歩する必要もあるということです。

 

もちろん、状況によりけりだと思いますが

「子どもの気持ちに寄り添って、
時に折れる=譲る姿を見せることも必要なんだ」

 

という意識でいれば、
お互いにハッピーな着地点を見つけられる率が
断然高くなると思います。

 

それがひいては、
お子さん自身が他の人に対して
どう交渉してどう譲歩するのか、という
良いモデルになるわけです。

 

自分の意見を伝えて、相手の意見も聞く。
その上でお互いがハッピーになる結論に持っていく。

そんな交渉力を、身近な親子の会話で育んでいきましょう!

 

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この記事のライター
あいはら えいこ
家族:専業主婦の私、中2長女茶々、小6双子男子と夫の5人家族
よく笑い、よく泣き、よく食べる東海地方在住のアットホーム留学生です
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