いよいよ夏休みが始まりました。この夏休み、子供たちはやっとゆっくりできる貴重な時間ですが、ママにとっては、ランチやお弁当作りに子供との過ごし方、それに子供の夏休みの宿題…と頭が痛い時期かもしれません。

中でも「自由研究」。「読書感想文」とならぶ、夏休みの宿題の大物ですよね。みなさんのおうちでは、どんな風にされていますか?最近は、自由研究や工作を特集した本、ネットのサイト、工作キットなんかも売られていますね。でも、せっかくなら、子供の「好き」を見つけて極められる、そんな自由研究はいかがでしょう。

でもどうやって?そのカギは、親子の会話、それも親子英会話です。今日は、そんな我が家の自由研究×親子英会話をご紹介します。

1.自由研究を楽しく進めるために、親子英会話で子供の興味を知ろう

自由研究に取り組むには、まずはテーマが必要です。「自由」なだけに、テーマも方法もたくさんあって、いきなり悩んでしまいますね。やっぱりここで大切にしたいのは、子供の興味。子供が「これ好き!」と思えるテーマを見つけられれば、断然楽しく進められます。

うちの子のテーマは「セミの羽化」です。このテーマには、「子供を観察して、子どもに聞いてみた」ことでたどり着きました。

①子供を観察してみる

うちの子は、生き物が大好き。普段から、公園に行くと、アリを観察したりバッタを追いかけたりと忙しい。テレビ番組も、動物や虫の生態を扱った特集が大好きです。工作も好きだけど、ぐっとのめりこむのはやっぱり身近な生き物だろうな、と目星をつけました。

お子さんによっては、生き物は苦手だけど、カラフルできれいなものが大好き!いつも絵を描いたり、身の回りにあるもので何やら作ってる…だったり、電車大好き、鉄分かなり濃いです!というタイプだったり。きっとそれぞれ「好き」がありますよね。

工作が好きなら、いろんな材料をそろえて自分が大好きな乗り物やお城、お洋服やぬいぐるみ。何でも作れますね。市販のキットも、一つ二つ材料を加えたり、色を変えたりすれば、オリジナル感がぐっと出ます。電車大好き、地図や路線図も大好きであれば、大きな日本地図に路線図や駅弁、特産物なんかを加えていけば、とっても楽しい日本地図の完成!都道府県や県庁所在地も、あっという間に覚えられそうです。

こうやって、子供の「好き」を大切にすると、面倒な宿題がとっても楽しい時間になりませんか?

子供が自分で、「これをやりたい!」と言わない…そんな時は、ママの出番。ママが話しかけても気が付かない、上の空、そんな時、お子さんは何をしていますか?子供の様子をじーっと観察して、熱中していることを見つけてあげてください。

②子供に聞いてみる

次は、子供に聞くステップ。うちの場合は、こんな感じでした。

私:ねぇねぇ、今年の自由研究なにする? What do you want to do in this summer?
娘:うーん、なにかな? おもちゃの工作もしてみたいけど、 うまくできるかな? ○○ちゃんは、アリの巣の観察にするんだって。
私:へぇぇ。That sounds interesting! おもしろそうねぇ。
娘:私も虫にしようかな。虫好きだし。
私:I see. How about birds? 鳥は?最近、鳥の図鑑とかもよく見てたね。
娘:鳥もいいけど、どうやって観察するの?虫の方がいっぱいいそう。この間、バッタとかカマキリとかいっぱい捕まえたし。
私:あっ!セミは?セミの羽化って結構ふつうにみられるらしいよ。お母さん、この間教えてもらった!
娘:えっそうなん?見たい見たい!!それがいい!

ということで、テーマは「セミの羽化」に決定。

セミがよくいる公園に夜8時ごろに行ってみると、本当に羽化しているセミを発見!そーっと葉っぱごと家に連れ帰り、葉っぱをドアノブに固定して観察しました。

「何が好き?What do you like?」と聞いても、アニメやゲームしか出てこない…。そんな時は、いっそそれを自由研究のテーマにしてみてはどうでしょう。お子さんは、なぜそれが好きなんでしょう?どういうところがいいんでしょう?聞いてみたら、熱く語ってくれるかもしれません。

宿題をする小学生

2.子供の興味を広げて、自由研究を楽しくスムーズに

テーマが見つかったら、次は楽しく親子で会話しながら、いろんな角度から考えてみましょう。その時のポイントは、次の3つです。

①調べる前に、結果を予想する。
②何かと比べて、違いを知る。
③英語も使って、調べてみる。

①どうなるかな?なんでかな?予想してみよう

自由研究で取り組みたいテーマが見つかったら、あれこれ詳しく調べる前に、「予想」してみましょう。

例えば、ビー玉を転がす迷路を作ったのに、ビー玉がうまく転がらない…そんな時は、「ビー玉 迷路」とネット検索する前に、「なぜ、ビー玉が転がらないのか」「どうすれば、うまく転がるようになるのか」を考えてみるんです。

我が家でも、クイズっぽく「さて、なんででしょう? “How do you think?” “What do you think will happen after this?”」と聞いてみます。

予想は当たらなくて構いません。大切なのは、子供が自分で考えること。子供だけだと難しそうなら、ママも一緒にいろんなアイデアを出せるといいですね。いろいろ考えた後に調べてみると、「そういうことか!」と納得もひとしおです。

②どこが違う?何かと比べてみよう

考えるって言ったって、なにをどうやって?手がかりが見つからない場合、何かと比べることでうまくいくことがあります。

例えば、子供が大好きなアニメ。人気のアニメはいろいろあるのに、どうしてそれがいいんでしょう?一見似ている別のアニメと何が違うんでしょう?ママやパパが子どものころ好きだったアニメと同じところ・違うところはどこでしょう?こうやって比べていけば、「なぜそれがいいのか」の理由がはっきりしてきます。

うちの子がお気に入りの、何年も続いているアニメ。繰り返し見るシリーズとそうでないものがあるので、聞いてみました。すると、「〇年のシリーズは戦ってばかりで暗い。△年だと、みんなで協力して仲良くなるの。だから△年のが好き。」という答え。私からすればどれも同じに見えますが、子供にいわせると全然違うんだそう。この2つのシリーズを徹底比較してもおもしろそうです。

他にも、自分オリジナルのキャラクターを作るとしたら?そのアニメの続きがあるとしたら?お気に入りのアニメ、2つを混ぜてみたら?こうやって、考えたことをまとめていけば、アニメだって立派な自由研究になりそうです。

③調べてみよう。英語をプラスすると世界が広がる!

自分で予想したことを確認したり、テーマを詳しく知るためには、「調べる」プロセスは欠かせません。本や図鑑、インターネット、博物館や科学センターへの問い合わせなどなど、いろんな形で調べられます。

ここでおすすめしたいのが、英語でネット検索をすること。インターネット上の情報は、英語のものの方が圧倒的に多いんです。英語検索をすると、日本語だけでは見つからないような情報に出会えるはずです。

試しに、”necklace handmade kids” と検索してみたら、とってもカラフルでかわいいネックレスがたくさんヒットしました。特におもしろかったのが、マカロニを使ったネックレス。日本にはなさそうなものを参考に、自分オリジナルのデザインを考えるのも楽しいですね。ぜひ、自由研究のテーマを英語にして、検索してみてください。

3.自由にアウトプットすることで、楽しい自由研究が完成!

最後は、まとめの段階です。

定番だと模造紙やノートにまとめていきますが、そんな時も、きれいな色のペンやマスキングテープ、色紙を使うと楽しくなりますね。絵が得意だったらイラストをたくさん描いたり、漫画風にしてみたり。調べたことをもとに、カルタやすごろく風のゲームにすることだってできます。”What do you want to do?” “Which do you like better?” と親子英会話を交えながら、あぁだこうだといろんなアイデアを出してみてください。

以前、うちの子がまとめる時には「みんなが読んでおもしろいって言ってくれるようにしたい」ということで、いくつかクイズを入れたり、豆知識コーナーを加えてみたり、と楽しい内容に仕上がりました。

夏休みの子ども

 

ここでご紹介した自由研究は、正攻法ではないかもしれません。でも、親子英会話でプロセス自体を楽しめば、つまらない夏休みの宿題が親子の楽しい思い出に、「好き」を極めれば子どもの自己肯定感アップにもなるんじゃないかと思います。Let’s have fun!

こうした親子のかかわりは、私はアットホーム留学タウンで学びました。英語ができるだけではなく、子どもが自分で考えてそのアイデアを発信できるように。その土台を親子英会話で作っていく。アットホーム留学タウンでは、毎日のように実践例が紹介されています。

そんなアットホーム留学タウン。気になった方は、ぜひのぞいてみてください!

CTA画像

Leave a Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Writer

この記事のライター
Junko
家族:小5の長女、小1の長男、夫の4人家族
20年以上教育にかかわり、アットホーム留学に出会ったことで、「親子の会話」の大切さを改めて感じています。 毎日親子で英会話をゆる~く続けていたら、長女は英語本が読めるようになり、長男からは英語が飛び出すように。次にどんな変化がみられるか、楽しみで仕方ありません。
CTA画像