クリスマスの季節がやってきました。
クリスマスツリーやリースを飾ったり、プレゼントは何にしようか考えたりと、皆さんのおうちでも楽しくクリスマスの準備をされている頃だと思います。

そんなクリスマスの時期に登場する、アドベントカレンダーをご存知ですか?

12月1日からクリスマス当日までをカウントダウンをしていく、特別なカレンダーです。我が家で初めてアドベントカレンダーを用意したのは、大きなカードタイプでした。クリスマスの風景の絵にところどころ扉がついていて、1から順に開けていくと中にプレゼントや星の絵が描かれているものです。他にも、袋やボックスを開けると中にキャンディやチョコレートが入っているものもありますね。

このアドベントカレンダー、簡単に手作りできるんです。
今年は、うちでも子どもたちと一緒にアドベントカレンダーを作ることにしました。しかも、親子英会話に大切なフォニックスを覚えてしまおうという欲張りな計画です。

今日は、アドベントカレンダーを使ったフォニックスや親子英会話の取り入れ方をご紹介します。

1.アドベントカレンダーの作り方

まずは、アドベントカレンダーの作り方です。

インターネットには、ハンドメイドの素敵なアドベントカレンダーがたくさんありますが、私はできるだけ手軽に作りたかったので、シンプルな方法にしました。

アドベントカレンダーの材料と用意するもの

1.100均のクリスマスの包装紙1セット(2枚)
2.100均のラッピングタイ1セット(50本)
3.プリンタ(コンビニなどでプリントアウトでもOKです)
4.コピー用紙、セロテープ・のり・はさみ、穴あけパンチ
5.クリスマスツリー

アドベントカレンダーは、12月24日までのものと12月25日までのものがあります。

今回は、フォニックスのカードを使いたかったので、アルファベットの数と同じ25袋用意し、12月25日までカウントダウンすることにしました。うちには小5の女の子と小1の男の子がいます。それぞれ別のアドベントカレンダーを用意したかったので、全部で50袋作ることにしました。

買ってきた材料は、クリスマスの包装紙とラッピングタイの2種類だけ。あとは手持ちの物を使いました。材料費は、たった200円です。

クリスマスの包装紙は、2種類1セットになっているものでちょうど50袋作れました。ラッピングタイは、今回はシンプルにクラフト紙のものにしましたが、メタリックのカラフルなものやモールやリボンを使ってもかわいいですね。

それでは、アドベントカレンダーのつくり方です。今回は、1~10の手順に従って作りました。

アドベントカレンダーのつくり方

1.クリスマスの包装紙を小さく切る(10㎝×14㎝ぐらいの大きさ)
2.包装紙を折って封筒の形にし、セロテープで止める(同じものを25枚用意)
3.アドベントカレンダー用の数字イラストをプリントアウトし、1枚ずつに切る
4.3で切ったイラストを1枚ずつ、包装紙の封筒にのりで貼る
5.フォニックスカードをプリントアウトし、1枚ずつに切る
6.コピー用紙を小さく切り、1枚ずつ英語の質問を書く
7.5と6の紙を1枚ずつ、包装紙の封筒に入れる
8.包装紙の封筒の上部に、穴あけパンチで1つ穴をあける
9.穴にラッピングタイを通して、輪にしてねじる
10.クリスマスツリーに飾り付ける

3のアドベントカレンダー用のイラストは、インターネットでフリーで使えるものを探しました。今回は,シンプルな数字にしましたが、かわいいイラストの物もたくさんあります。ひとつひとつの封筒に数字が書いてあればいいので、数字部分を子どもと一緒にクレヨンなどで書いても楽しいですね。

5のフォニックスカードも、インターネットで無料で手に入るものを利用しました。うちでは子どもが勉強するときに、算数や漢字の無料プリントがたくさんあるサイトによくお世話になっています。今回、そのサイトになんとフォニックスカードがあるのを発見!大文字と小文字の2種類があったので、今回は2種類ともプリントアウトし、封筒に入れることにしました。このフォニックスカード入りのアドベントカレンダーは、親子英会話初心者の小1男子用です。

小5の長女用には、英語の質問をカードに書いて袋に入れました(6)。
お子さんの年齢や英語力に合わせて、フォニックスカードか英語の質問カードかどちらかを用意するといいと思います。

作っている様子や出来上がったアドベントカレンダーは、こんな風になりました。

手作りアドベンドカレンダー

2.アドベントカレンダーを使った親子英会話の進め方

50袋も作るとなると、結構な時間がかかります。そこで、子どもたちを巻き込んで、お手伝いしてもらいながら作ることにしました。もちろん、その時も親子英会話をしながらです。

アドベントカレンダーを作るときの親子英会話は、こんな感じです。

アドベントカレンダーを作るときの親子英会話

・Can you help me? (手伝ってくれる?)
・Please cut it. (これ切ってちょうだい)
・Can you pass me the scissors? (はさみ取ってくれる?)
・How many envelopes did you make? (封筒を何枚作った?)
・Good job! (よくできました!)

どれも簡単なものばかりですが、私からの声掛けにはできるだけ英語を入れるようにしました。普段の生活の中でも使えるものばかりなので、こうやって少しずつ、使える英語のフレーズ増やしていきたいと思っています。

小5の長女用には、1枚の紙に1つずつ英語の質問を書いていきました。例えば、こんな感じです。

カードに書いた英語の質問

・Let’s find something red! (赤いものを探そう!)
・What is your favorite book? (お気に入りの本は何?)
・What do you want to do in your free time? (暇なとき、何をしたい?)
・What do you want to cook for Christmas?(クリスマス料理、何作りたい?)
・If you could do magic, what would you do? (魔法が使えたら、何したい?)
・If you had one million yen, what would you do with it? (100万円持ってたら、何をする?)
・What is your best memory of Christmas? (クリスマスの一番の思い出は?)

最初は、答えやすい定番の質問や、Let’s~のような一緒に楽しめるものに。さっそく “Let’s sing English songs together!” というカードを見つけた長女は、大好きな “Tomorrow” を歌ってくれました。この質問の内容は、子どもが好きなこと、興味のあることにしています。そうすると、答えることが楽しくて、「英語は楽しい!」という気持ちも生まれてきます。

日にちが進むにつれて質問は長くし、答えも一言だけでなく、2つ3つと文を続けて答えてもらえるようにしてみました。全部英語で答えることはできないかもしれませんが、 “It’s OK!” です。英語で答えようという気持ちを大切に、無理なく楽しく進めたいと思います。

3.どうしてアドベントカレンダーを使ってフォニックスなの?

私がアドベントカレンダーに取り入れたフォニックスは、「英語圏の子どもたちが単語を読めるようになるために学ぶ方法」です。小5の長女がフォニックスを覚えたところ、英語の本が自力で読めるようになりました。長女が英語の本を読めるようになったのは大きな収穫でしたが、一番大切だと思ったのは「英語ができた!わかる!」を子ども自身が実感できたことです。

わからないことを続けるのは、大人でも苦痛ですよね?
「やらなくちゃ。」ではなくて、「わかる。楽しい!」と思いながら英語に取り組んでほしかったので、フォニックスはその大切なファーストステップになりました。しかも、フォニックスは英語の音そのものを表現しているので、英語特有の発音を身につけるのにも役に立ちます。

もちろん、フォニックスは、アドベントカレンダーを使わなくても始められます。
でも、朝起きて、クリスマスツリーにあるその日の日付の封筒を探し、中を開けて…と、とってもワクワクする時間が始まります。アドベントカレンダーの中にフォニックスカードを入れておけば、ワクワクした楽しい気持ちのままフォニックスができるので、楽しい親子英会話にぴったり!25日間ですべて完璧に覚えられるわけではないでしょう。それでも「英語は楽しい!」という体験はしっかりできたので、このアドベントカレンダーを使ったフォニックスは大成功でした。

そんなある日のこと。
封筒から出てきたのは  “c” の文字、イラストは  ”cup (コップ)“ でした。
これを見た長男が一言

長男  「コォップ!」
わたし 「え?コォップ? あぁ(笑)。Almost! おしい!!」
長男  「え?だってこれ、コップやん(笑)」
わたし 「うん、そう。That’s right! これ、英語やと ”カァップ“ やねん」
長男    「カァップ? cup! cup!」

読み方は違いましたが、それでもしっかり英語風の発音になっていました。もう、朝から大爆笑。こうやって楽しくできるのは、親子英会話の魅力です。

ちなみに、フォニックスには、“ao”や“oo”といった2つのアルファベットが組み合わさったものもありますが、今回のアドベントカレンダーには入っていません。残ったいくつかのフォニックスは、また後日、子どもと一緒にやってみようと思っています。

4.まとめ

アドベントカレンダーを使ったフォニックスの親子英会話、いかがでしたでしょうか。
最後に、アドベントカレンダーを使ってフォニックスを始めるおすすめポイントをまとめておきます。

1.アドベントカレンダーは、100均の材料で手軽に作れます。
2.アドベントカレンダーをきっかけに、お子さんと一緒に楽しい親子英会話ができます。
3.親子英会話のスタートには、楽しくて「わかる」が実感できるフォニックスがおすすめです。

皆さんのおうちでも、アドベントカレンダーを使ったフォニックスをきっかけに、楽しいおうち英語を始めていただけるとうれしいです。それぞれのご家庭で、アドベントカレンダーをうまく活用して、ワクワク親子英会話を楽しみながら学びにつなげたりアドベントカレンダーをきっかけに、お子さんのアイデア力をぐんとアップさせることもできますよ。

ここでご紹介したフォニックスには、実はいろんな進め方があります。Amazonなどでもフォニックスを解説した本はたくさんありますが、わたしがフォニックスを知ったのは、アットホーム留学タウンです。ここでは、フォニックスを1から学ぶことができるのです。詳しい方法は、アットホーム留学タウンでぜひ見てみてください。

親子英会話が気になる人は、無料小冊子「おうち英語環境のつくり方」をどうぞ。ぜひ手に取って、親子英会話のコツを知ってください。

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この記事のライター
Junko
家族:小5の長女、小1の長男、夫の4人家族
20年以上教育にかかわり、アットホーム留学に出会ったことで、「親子の会話」の大切さを改めて感じています。 毎日親子で英会話をゆる~く続けていたら、長女は英語本が読めるようになり、長男からは英語が飛び出すように。次にどんな変化がみられるか、楽しみで仕方ありません。
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