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1・休校明けたと思ったら、もう「夏休み」!
息子(小2)が通う小学校も6月から徐々に学校が始まり、ホッとしたのもつかの間、8月からは夏休みが始まります。3月末からの休校を受けて例年よりは夏休みが短くなる学校が多いようですが、それでも1ヶ月近くある夏休み。
「子供がTVやゲームばかりしたがって勉強しない。」「子供がいると仕事に集中できない」というコロナ休校中の大変だった記憶が蘇るご家庭も多いのでは?
もうすぐそこに迫った夏休み。休校中の遅れを取り戻すために学習塾やサマースクールを考えたけど、やっぱり密だし、不安・・・とはいえ、家で学習させることにも不安を感じている方に。
家にいる時間が長いからこそ、親子で一緒に取りできるのが「おうち英会話」です。
「おうち英会話」って英語を家で話せばいいってことでしょ!?
いいえ、単純に英語で話すのがおうち英会話ではありません。自己流はけっこう危険。子供がかえって英語嫌いになってしまうことも多いのです。
この記事では、かつてやみくもに英語をとりいれてきた我が家の失敗談と、これからの時代に必要な自宅でできる「続けられる」おうち英会話の方法を前編・後編に渡ってご紹介したいと思います。
2・自己流家庭英会話のリスクとスクール式英会話の向き・不向き
私自身、これまでグループレッスンや個人レッスン、オンライン講座等20年以上に渡り英会話にかなりの額の投資をしてきたものの、今だに自信をもって英語を話せません。
「息子にだけはこの気持ちを抱かせたくない」
という思いから 我が家で英語教育を取り入れたのはかなり早く、子供が生まれて3ヶ月たった頃でしょうか?以下の3つのステップで段階を追って英語をとりいれはじめました。
①幼児英語教育キット
絵本にDVD、CD、単語カードとありとあらゆるものを試してみたものの、どれも中途半端でうまくいかず。「英語を話せるようになってほしい」という気持ちはあったものの、ゴールが曖昧だったためとりいれるのが気分次第で、その上子供の気分も加わるのでグタグタに。大枚を叩いて購入した幼児英語教育キットは文字通り子供に舐められてグタグタになっただけでそのままお蔵入りとなってしまいました。
②家での会話を全て英語に!
次に子供が4才になった時に試してみたのが、これです。「食事」「着替え」「お風呂」などシュチュエーション別に例文が並んでいて、それを声かけし続けるというもの。「家庭内での会話を全て英語に置き換えることで子供が英語が得意になり、東大に合格した」実例本を読んで試してみたのですが、息子はせっかく言葉でのコミュニケーションが楽しくなってきたところで、いきなりお母さんが意味のわからない英語を話し始めたので大の英語嫌いに。「英語嫌い、英語を話すお母さんも嫌い!僕は絶対、一生英語を話さない!」と宣言するまでに。このトラウマはかなり長く引きずることになってしまいます。
私自身、この時期は英語を話していても義務感だけで、全く楽しくありませんでした。
③アメリカンスクールのサマーキャンプ(通い形式)
まだまだチャレンジは続きます。次に試したのはこちら。家からたまたま通える範囲にアメリカンスクールがあり、プログラムがよく練られてて楽しそうだったので、断られること覚悟で「やってみる?」と息子を誘ってみたところ、意外にも「友達と一緒なら行ってもいい」との返事。(残念ながらお友達は抽選で外れてしまいました。)初日のスクールで泣いて帰ってくるかと思いきや、その日のうちに気の合う友達ができて楽しかったらしく、次の日もいくことに。「やった!これで長年の英語アレルギーにおさらばだ!!」と内心飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。「今日はね、プールでウォータースライダーやったんだよ!」「今日は工作でね、皮でブレスレットを作ったんだよ」毎日充実している様子の報告がありました。
ところが、最終日の授業参観で愕然。その日は屋外でのプール遊びだったのですが、60人くらいいるであろう子供たちの中では子供の姿を認識するのも大変で、ようやく発見した息子は一番後ろの方で友達となにやらふざけあってます。
ネイティブの先生はそんな様子には慣れっこのようで、
”Boys and Girls! Come here, and sit down please….! ”と叫んでいます。
今の英語はわかったのかな?と思ってみていると 前の方にいた子達が座り出しました。それをみて、息子も座る。
楽しくGame は進行していきます。
つまり、英語がわかるかわからないかに関わらず とりあえず人の真似さえしていれば楽しく過ごせるプログラムが出来上がっていたのです。
うーむ。毎日楽しい楽しいと言っていたのはこれだったのか・・・・
もちろん、スクールが向いている子達もいます。常に前の方にいて、先生の話をよく聞き、積極的にコミュニケーションしていくタイプの子。
こういう子達は、ネイティブの先生の英語もどんどんと取り入れて自分でも英語で話してみたり、この経験を100%自分のものにしているようでした。
息子のように、普段の学校でも後ろの方にいて友達とふざけあってるタイプの子には、正直・・・?
ただ、英語への激しい拒否反応は少なくなり、「外国語を話す人でも楽しい人はいる」と気づいてくれたことは収穫だったかなと思っています。
こうして、わずか2週間の「楽しい」サマーキャンプは幕を閉じました。
3・目指す場所はどこですか?〜続けられなきゃ、意味がない!〜
サマーキャンプでネイティブの先生と触れ合えたのはよかったけど、目指していたのはここだっけ・・・・?楽しくないと続かない、とはよく聞くけど、”楽しい”の種類って何だろう? 次々に疑問が湧いてきます。息子は母が英語を話すのに以前ほどの激しい拒絶はなくなったものの、自分からは一切英語を話さないという状態は続いていました。
そして、ようやく気づきました。
その場が楽しいだけじゃ意味はない。人とコミュニケーションすること自体が楽しい!と思えないと続かない。その環境を作ってあげることが私の役目だ。ということに。
色々と試した結果、息子には通いタイプのスクールは向いていないと判断し、再び自宅での英語学習に切り替えることにしました。
でも以前のような失敗は繰り返したくない!!英語嫌いの子供でもできる、おうち英語の取り入れ方って何だろう・・・?と検索しまくった結果「アットホーム留学」に出会うことができました。
アットホーム留学・サンシャインマキ先生と娘さんのOjojoちゃんの会話が本当に楽しそうで、私も息子とこんな風に会話したいと思ったからです。
6月からリニューアル・オープンした「アットホーム留学タウン」を毎日覗きながら、みんなの投稿に刺激を受け、徐々にですが我が家のスタイルができてきました。
そう。スクールのようにテキストやプログラムにしたがって英語を学ぶのではなく「我が家のスタイル」で、英語と親子の会話も学べちゃう。それがアットホーム留学です!
後編ではそんな我が家のアットホームスタイル英会話を詳しくお伝えします。