暑くなってきましたが、コロナウィルスの感染状況はなかなか落ち着いてくれませんね。。

我が家の3歳と1歳の子供たちは、6月から徐々に登園再開し、7月からは通常どおり登園しています。

そんな中、保育園が再開してしばらくしたときに、年少長男の担任の先生から「○○くん、ひらがなとカタカナまで完璧ですね!お母さん、自粛期間中に一生懸命取り組んでくださったのですね!」と褒めていただく機会がありました。

長男を出産した直後は育児書などを読んで、何か月でこれができるようになるのか、何歳になったら何を始めるのか、と必死になっていましたが、最近は「子供の興味、ペースに寄り添うこと」を意識的に大切にするようにしています。

なので、一生懸命取り組んだというよりは、長男と一緒にただ楽しんだのですが、「そっか!今これができることってすごいんだ!!やったー!!!!」ととても嬉しい気持ちになりました(褒めて下さる温かい先生にも感謝です。)。

この先生の言葉から自粛生活を振り返ってみると、ひらがな、カタカナを習得したのは、決して必死に覚えさせたわけではなく、親子英会話とのかけ算による毎日の小さな積み重ねによるものでした。

ひらがな・カタカナに親子英会話??と思われるかもしれませんが、我が家のひらがな・カタカナ習得×親子英会話の取り組みをご紹介します。

  1. 1 My own ひらがな帳

My ownひらがな帳

自粛生活突入時、3歳7か月だった長男は、保育園の活動からひらがなを覚え始め、とにかく文字に興味がありました。

散歩中は看板や道路に書かれた文字を一つずつ読んだり、絵本を読んであげていても、絵本の内容より、ひらがなクイズをしたくなってしまう、そんな状態でした。

そんな長男と、自粛生活のスタート時、「My own ひらがな帳」を作り始めました。

これは、アットホーム留学の「My Own Picture Dictionary」からヒントを得たものでした。

My Own Picture Dictionaryでは、本来、英語のフォニックスを選びその音が入っている絵を描き、親子でコメントを書き合うというものですが、これを長男の大好きなひらがなにまずは置き換えてみました。(本当はMy Own Picture Dictionaryを作りたかったけど、まだフォニックスに興味を持ってくれなかった。)

難しいことは決めず、1日1つ、ひらがなを決めてそのひらがなから始まる絵をお互いに描き、お話をしました。

教材で配られるひらがな表やカードはたいてい、「あ」は「あり」、「い」は「いぬ」など、同じような単語が載っていますが、My own ひらがな帳なので、なんでもOKです。

「い」は「いとう○○ちゃん!」とお友達の名前が出てきたり、「う」は(カメが)ういてる!と動詞が出てきたり、「も」は「ももやさん」や(袋を)「持ちたいよ~」と会話風の言葉が出てきたり、「ぐらぐら」なんて効果音も出てきたり、まだ母語習得段階の3歳児の発想にママもたくさん笑わせてもらいました。

こんな風にお絵描きをして、その絵をひらがなで書いて、と毎日継続していると、あっという間にひらがなを完全に習得していました。

  1. 2 カタカナ読みゲーム

ひらがな・カタカナ表

それと同時にカタカナへの興味も深まっていました。

カタカナで書かれた大好きなキャラクターの名前や、絵本に出てくるカタカナを見て、「これはなんか違う、これはなに?」と聞いてくる場面が増えました。

そこで、ひらがな/カタカナ表を手作りし(作ったのはパパですが。。)、紙にカタカナの単語を書き、「自分でこれが何か調べてきてごらん!」と渡しました。

ひらがなが読めるようになっているので、カタカナを探し、その上のひらがなを読んで組み合わせれば、何と書いてあるかわかる仕組みで、本人の興味にマッチし、さらにゲーム感覚で、もっともっと!と毎日楽しんでいました。

自分で読めた!という達成感も楽しみの1つだったようです。

(在宅ワーク中だったので、たくさん書いて渡すと少し自分で集中してくれるのと、おもちゃだけ渡して放置するよりは、自分たちで作った遊びで前後があるので、親としての罪悪感を消せるというメリットもありました。)

これを毎日少しずつ繰り返しているうちに、本当に何も教えずに習得してしまいました。

  1. 3 親子英会話とのかけ算

ひらがな・カタカナと親子英会話のかけ算

これらのどこに親子英会話が出てくるの?と思われるかもしれません。

どんな風にこの取り組みに親子英会話を取り入れていたのかをご紹介します。

  1. ① 子供の興味に寄り添うこと

親子英会話では、目の前にいる子供の興味に寄り添うことをとても大切にしています。

子供は自分の興味のあることだと、ものすごい力を発揮するものだと思います。

我が家はまだ未就学児、決まったカリキュラムがあるわけではないけど、自粛期間中にヒントとしてもらっていた保育園からプリントや動画配信がありました。

そこには載っていないけど、目の前の長男が興味を持っているから、ひらがな、カタカナに毎日取り組みました。

子供が興味を持っているから、「さぁ、これを毎日やってみよう!」と思えたのも、我が家で親子英会話を取り入れていたからこそでした。

そして、その取り組み方も、ひらがな、カタカナドリルを買ってやらせるのではなく、My own picture dictionaryからヒントを得たMy own ひらがな帳、遊び感覚でできるカタカナ読みクイズ、と子供に寄り添った方法にしました。

My ownひらがな帳は好きなものをママとお話しながら描ける、カタカナ読みクイズに出てくる問題は自分の好きなものばかり、興味に寄り添った方法だからこそ、さらに楽しく習得できたのだと思っています。

  1. ② 会話をし、たくさん褒めること

親子英会話では、子供の興味に寄り添った質問をし会話を広げること、たくさん褒めることをとても大切にしています。

私自身、親子英会話の元となるしつもん力セミナーを受講し、毎日子供との会話を記録する中で、ママがこうしたいと思って切り出す会話はたいていそのようにいかずにすぐに終わってしまうものの、子供の興味に寄り添った会話はどんどん広がるということを身をもって実感しました。

だからこそ、ひらがな帳を描きながら、カタカナ読みクイズの前後、には会話を大切にしていました。

描いて終わりではなく、「これは何?どうしてこれにしたの?」という質問をすると、好きなものを描いているので、会話が広がることが多かったです。

マ:これはなに?What are you drawing?

長男:もちたいよ~!っていってるひと!

マ:えー!もちたいよ~?(笑)何をもちたいのかな?

長男:ふくろだよ!これがふくろ!

マ:袋も描いたのね!Nice! What’s in the bag?♪ 何か入ってるのかな?

長男:ブロッコリーとハムだよ~!!!

ブロッコリーとハムのサラダを食べた日の会話はこんな感じになりました。

そこにつながるのか~ととても面白かったです。

もちろん3歳児、まだまだお絵描きはぐじゃぐじゃーなことが多いですが、上手だね!Nice! Good job!たくさん褒めて質問してあげると、得意げにたくさん話してくれました。

  1. ③ My ownひらがな帳、カタカナ読みクイズで取り入れていた英語フレーズ

特にMy own ひらがな帳の時間は親子英会話の時間と意識していたので、こんな表現を意識的に使っていました。

・What are you drawing? /何描いているの?

・What do you think this is?/(ママが描いてるもの)これなんだと思う?

もちろん英語は読めないし書けないけれど、同じ状況でママが繰り返し同じ英語のフレーズを使うと子供は自然に慣れてきます。

英語で答えられないとしても、これを聞かれているなと理解し、反応してくれる場面もでてきます。

自分の興味のあることをしながら、英語へのハードルをなくし、英語を好きになってもらうためにとても大切なことだと思います。

そして、日本語では絵を描く/文字を書くと書き分けますが、音はどちらも「かく」。

机上で描くはdraw、書くはwriteと頭に入れるより、ママとお絵描きしながら、drawという単語に出会った方が確実に頭の中にしっかりと定着する、そんな良さもあると思っています。

そして、My ownひらがな帳の時も、カタカナ読みクイズの時も、とにかくたくさん英語の褒め言葉を使いました。

Nice! How smart! Good job! Bravo! Well done!小さな1つ1つを目の前のママが褒めてくれることが、何よりの継続の楽しさになったと思います。

4 まとめ

親子英会話が工夫次第でいろいろな場面にかけ算できることが、何となく伝わったでしょうか?

親子英会話の下記のポイントを押さえたら、たくさんのことに応用できると思います。

・子供の興味に寄り添うこと

・その興味について会話を広げ、たくさん褒めること

・興味のある目の前のことを英語にしていくこと

・ママ自身も一緒に楽しみ、継続すること

学校の授業は決まったカリキュラムに沿って進むし、習い事でも大体は決まった内容を進めていきますよね。

だけど、子供は「知りたい!」ときの吸収力は本当にすごいものだと思います。

その子供の興味に寄り添ってあげられるのはやっぱり、毎日一緒に過ごすママ。

子供の興味に寄り添い、そこに親子英会話をかけ算していくと、きっと子供たちはすさまじい成長を見せてくれるのではないかと思います(もちろん、興味のある内容でかけ算されるので英語も身につけやすい環境になると思います。)。

我が家の場合は、自粛生活スタート前にちょうど良い題材に本人が興味を持ってくれたことがラッキーでしたが、それに気付けこのように取り組めたのも、アットホーム留学との出会いがあったからこそです。

そして、毎日継続できているのは、同じように子供のために、子供と一緒に楽しく学んでいるママさんたちとのつながり(アットホーム留学タウン)があるからです♪

これからも、子供の興味のあることには全力で寄り添い高めてあげられる、苦手な面もあせらず伴走してあげられるママでありたいと思います。

親子英会話が気になった方は、ぜひこちらの小冊子を受け取ってくださいね♪

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Comments

  1. […] 「アットホーム留学タウン」には、子どもに寄り添った会話を大切にすることで、イヤイヤ期や行き渋り、不登校にお友達関係といったさまざまな子育て問題を解決した親子がたくさん。さらに、ひらがなをあっという間に覚えたり、苦手な勉強や宿題をスムーズに進められるようになったりと、子どもの成長をしっかりサポートする方もおられます。 […]

  2. 素晴らしいですね!息子さんの興味に日々アンテナを立ててるからこそ、のアイデアですね^ ^
    息子さんもママやパパと作ったオリジナルのひらがな帳のおかげでぐんぐんもっと知りたいの気持ちが育っていったんだなぁ、そこに愛ある親子英会話の掛け算があるなんてステキだなと心が温かくなりました^ ^

    • さーさん、ありがとうございます♪
      自然に楽しく学べるって最高の環境ですよね^^
      これからもいろんなことに、親子英会話かけ算していきます!

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Writer

この記事のライター
みょうじんえり
家族:4歳長男、2歳次男、夫との4人家族
この時期の子どもたちの成長は本当にあっという間。ワーママで忙しくても、今しかない子どもたちの想いに寄り添い、愛と爆笑の溢れる会話の財産を日々積み上げています。
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