まもなく今年も終わりが近づいてきましたね。

その前にクリスマス、クリスマスが終わればお正月。
そう、子供たちにとっては夢のような日々!

クリスマスケーキはショートケーキがいいな、でも、チョコレートケーキも食べたい!
サンタさんやもしかしたらパパやママ、おじいちゃんおばあちゃんからもプレゼントがもらえちゃうかも!?

さて、お年玉はいくらもらえるかなぁ?もらったら何を買おう?
あれ買いたいな、これ買いたいな。

楽しい想像がたくさん広がりますね。

でも、実際に全部その願いがかなうでしょうか?
知らず知らずのうちに交渉が始まるのです。

我が家のXmas gift事情~高額なアレが欲しい!~

我が家も例外ではありません。
5歳年中の息子はNintendo Switchが欲しいと言っています。

えっ、もうゲーム!?最初に聞いた時はまだ早いんじゃない??と否定してしまいました。
相手の言い分を真っ向から否定しては寄り添う気持ちが足りませんね。

正直なところ、私自身が幼少期にテレビゲームをあまりしなかったので(下手すぎてコントローラーと一緒に飛び上がっちゃうタイプなので 笑)、ゲームと聞くとずっとテレビの前に陣取ってピコピコしてるだけで目は疲れるしいいこと無さそうだなと思っています。
その気持ちが思わず出てしまいました。

それでも息子のSwitch熱は止むことがなく、幼稚園の教室に飾ってあったクリスマスの願い事にもSwitchが欲しいと書いてありました。

まずは事実確認が大事、聞いてみる

そんなに欲しいならまず理由を聞いてみよう!
あ、でももしかしたら心変わりしてるかもしれないから、なにが欲しい?から聞いてみよう!と質問をしてみました。

「What do you want for a Christmas gift?」

「Switchが欲しい!あ、電気のスイッチじゃないよ!ゲームのSwitchだよ!」

即答でした…。しかも電気のスイッチ?と誤魔化そうとしているのも見透かされているようです。

「うーん、あれってすごく高いって知ってる?お手伝い1回10円だとして何百回、何千回もやってやーっとな金額なんだよ。ママはそのお金でみんなでおいしいもの食べたいなぁ。」

「じゃあサンタさんに頼もうっと!」

「That’s nice!でも人気があるからサンタさん持ってきてくれるかなぁ、どうだろうね?」

「えー、でも他のおうちに持っていかないでほしいなぁ…」

理由を聞いてみたら熱量の高いプレゼンをされる。

「Why?」
「Why do you want to get Switch?」「何でSwitchが欲しいの?」

と、なぜそんなに欲しいのか次に理由をしっかり聞いてみました。

「だって兄やん(小5の従兄)がやってるゲームがやりたいから」

「I see,どんなゲームなの?」

「うーんと、なんかバンバンバンて敵に向かって撃って敵を倒すやつ。名前はわかんない。」

「I see,でもママは闘いはあまり好きじゃないなぁ」

「でも〇〇君のおうちはあるんだって!〇〇ちゃんのおうちにもあるんだって!」

「I see,でも、それはみんな小学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんの物だよね?小さい内からやって目が悪くならないか心配だなぁ。」

「でもほしい!」

「I see,そんなに欲しいんだ。それがあるとどんないいことがあるの?」

「えーっと、兄やんがやってる時にかーしーてー、って待たなくていいから」
「あと兄やんと一緒にできるから!」
「あっ、みー(1歳半の妹)とも一緒に遊べるよ!」

と、本人なりに一生懸命アピールをしてくれました。

とにかくすごく欲しいんだ!という気持ちは伝わってきましたが、やはり年中児にSwitchは高額なプレゼントですし、何かを倒すゲームをする時間があったら早く寝てほしいなぁという親の気持ちも揺るぎません。

それに普段から妹と一緒に遊んでいないのでSwitchがあっても仲良く遊ぶ姿は想像できません。
むしろ新しい音や映像が出ているおもちゃに妹も興味津々なのに、息子は見せてあげずに肘や足で妹をブロックしたりして妹が泣くパターンが想像できてしまいました。

何とか妥協点を見出したい、そしてゲーム機は回避したい

普段からゲームをしていないので、とにかくゲームをやってみたいんだな、と思った私は、
「それなら英検Jr.はどう?」と提案してみました。

少し前から取り組み始めた英検Jr.はパソコンを使って単語をクリックして発音を聞いたり、学習が進むと知識の定着を確認するためゲームにチャレンジしてスコアが出ます。
BRONZE、SILVERはクリアしたものの、GOLDはスペルも出てきて難しくなると聞いて、申し込みをせがまれても今じゃなくても…と先延ばしにしていました。

しかし、英検Jr.はゲームがしたいという息子の要望に完全に沿わないまでも多少沿っていて、かつスコアが出ることで男児の競争好きな面も満たしてくれると思ったのです。

そして出てきた単語を日常で使っていけばプチ親子英会話もできて一石二鳥!?あれ、一石三鳥!?

息子は数週間も頼み続けた英検Jr.を申し込めると聞いて、とても喜んでいました。
Switchが欲しいことも忘れ、「じゃあ今すぐ申し込んで!!」と私に言いました。

交渉が成立しても油断せず、何事も事前に約束をする

ただ、その週は月曜日が園行事の振替休日で4日間しかない登園日の内1日しかバス停で幼稚園バスに乗れていなかったので、2学期ラストの来週5日の内、一度もバスに遅れなかったら申し込むよ!と条件をつけました。

そしてその夜、英検Jr.のためにいつもより早くベッドに入り、翌朝はいつもならダラダラと食べる朝ご飯も目標時間の前に食べ終わって身支度も完璧!
「ママ見て~!」の声に「Wow!Wonderful!!」と朝からとげとげしい言葉ではなくほめ言葉が出てきます。
バス停にも本当に久しぶりの一番乗りでした!

中だるみもあって、今日はご飯早く食べられそうもないよ、と言う日もありつつ、5日間本当よく頑張りバス停でバスに乗って幼稚園の終業式を迎えることができました。
頑張った息子に「You did it!」「やったね!」とほめてあげ、約束通り土曜日に英検Jr.を申し込みました。

そして日曜の朝、いつもなら目覚ましでも起きない息子が突然7時半前にむくっと起きて
「ママ、英検Jr.やらせて」とベッドで正座をしていました。

「OK,I see,でもちょっと待ってて…まずは寒いからお湯飲んでね」
休日に朝寝坊しようとした私の思惑は外れ苦笑い。

ゲームがやりたい息子の欲求は何とか今のところ満たされているようですが、年末年始に私と夫の両家側で年上の従兄と会うとSwitchをやっているので、またいつSwitch熱が再燃するのか今からドキドキしています。

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Writer

この記事のライター
いなよし みほ
家族:息子(年中)、娘(1歳)、夫と4人暮らし
ハワイ旅行が何よりの楽しみなアラフォー主婦。 つうしんこうざで学んだ英語の声けなど、おうちで親子英会話を楽しんでいます。
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