突然ですが、「交渉」と聞くとどんなイメージがありますか?

私は、ビジネスシーンで使う言葉、固い、取引、難しそうというイメージでした。

アットホーム留学のしつもん力セミナーで、親子の会話に「交渉」は不可欠なもので、実は毎日繰り返していると聞きました。

今日は、「交渉」とは何か?

どうして、親子に必要なのか?

「交渉」を取り入れて行った親子会話の記録とそこから、得られたことを書きます。

親子の会話に必要な「交渉」とはどんなもの

しつもん力セミナーでは、「交渉」とは、親と子がお互いの気持ちに寄り添いながら、理解・納得のいく点まで話し合うことと説明されていました。ここで、注意するのは、一方的な説得や説き伏せることではないということです。

親子の会話では、噛み合わないことが多々ありますね。

そういう場面で「交渉」ができれば、理解が深まり、双方納得できる着地点を見つけられるということでした。

それならば、「交渉」を使って折り合いをつけたいと思う困りごとがたくさんあるから、子供と一緒に解決しようと決めました。

  1. なぜ、交渉を意識した英会話を忙しい朝にしようと思ったのか?

  2. 我が家で、平日の朝に1番時間がかかるのは2歳息子の食事介助です。1人で食べられるのに、食べさせてほしいと希望します。私の食事が終わってからは、ひと口食べさせると、用事をして、飲み込んだらまた食べさせるのを繰り返しています。毎朝のこの困りごと、解決できたら助かるなぁと考えていました。そんな時に、どうしたら1人で食べてくれるのかなぁと呟いたところ、小2長女がアイデアを出してくれて、食事が進みました。今日は、その時の会話を書きます。

会話記録〜1人で食べられるアイデア〜

息子 : お母さん、食べさせてー!

私 : 切ってるから、フォークで刺して食べてくれる?

息子 : イヤー!お母さん、食べさせて!

私 : 毎日これやなぁ。どうしたら、自分で食べてくれるかなぁ。

長女 : ひらめいた!誰が上手に食べられるかやってみよう!

いつもは残す食パンの耳を食べる、長女。

私 : おー、すごい!You can eat everything up. Amazing.

次女(5歳) : あたしもパンの耳食べるわ!

私 : ☆☆も食べてみるの!? Great!

息子 : お母さん食べさせてー。

私 : この子には効果なかったけど、お姉ちゃんたちには効いたアイデアやったね。That was great idea.

 

息子が突然、自分で食べ始める!

私 : わー!大きなお口で食べて、偉いね。

Oh! Wide mouth!お写真撮っておこう! I’ll take a picture.

 

マキ先生からのコメント

しつもん力セミナーでは、毎週会話の記録を提出すると、ティーチャーからコメントがもらえます。

Wonderful !!  〇〇ちゃん(長女)のアイデア、最高!どんなアイデアも否定せず一緒にトライしてみたら、見えてくるものがありますね。

That worked perfect for 〇〇 and ☆☆(長女と次女). Wow it did work for you too ,□□(息子).って喜んであげたら、最高ですね!

コメントを受けてどうするか決めたこと

この日は長女のアイデアを取り入れたこと。姉2人が完食したのを見て、突然息子も自分で食べることができたというベストな結果になりました。

私も子供たちも、幸せな気持ちで1日のスタートが切れました。

私 対 息子の1対1では、「どうして1人で食べないの?」「だって、お母さんに食べさせてほしいから」の堂々巡りでおわって、イライラしていたと思います。

子供からのアイデアを取り入れると、提案した長女も喜ぶし、今回のようにうまくいったら自信にも繋がります。

私のイライラや意見の押し付けをしていたら、その場では子供が我慢してくれたとしても、お互い気持ちが良いものではありません。「交渉」を取り入れる意味がよく分かりました。

まとめ

押し付けたり、跳ね返す会話の後の後ろめたい気持ちがイヤでした。「交渉」を意識した会話をすると、子供の考えを知ることができて、子供との距離が近づきました。心が満たされました。

子供を否定せず、受け入れる気持ちをベースに持つこと。双方の考えやアイデアを用いてお互いが納得できる着地点を見つける過程を楽しむこと。これが「交渉」なのかなと思いました。

まだまだ、子供に対する困りごとはあります。「交渉」を意識した会話で解決していきたいです。

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Writer

この記事のライター
かおり先生
家族:夫、小4長女、小1次女、4歳長男との5人家族
アットホーム留学と出会い、親子の会話を楽しんでいます。 会話をすることで、見えていなかった子供の良さを日々発見しています。
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