「VUCA(ブーカ)時代」という言葉をご存じですか?初めて聞いた時、いったい何のこと?と思いましたが、意味を紐解いてみるとなるほどと!と納得しました。まさに今、VUCA時代に突入しており、そしてこれからもその時代は続くでしょう。
その新時代に求められる人材とは?これからVUCA時代を生き抜く子どもたちを育てるため、私達親はどんな子育てをしたらよいのでしょう?今までの子育ての常識は通用しなくなってきていますが、巷にあふれる新時代の子育て情報にさ迷い、悩んではいませんか?
もう悩む必要はありません。こちらの記事では、VUCA時代を生き抜くために必要な力と、そのための子育ての軸を手に入れる方法をご紹介します。
目次
1. VUCA時代とは
最近耳にするようになったVUCA(ブーカ)時代の”VUCA”とは、
V= Volatility(不安定)
U= Uncertainty(不確実)
C= Complexity(複雑)
A= Ambiguity(曖昧)
の頭文字を繋げた造語です。 近年、”今までに経験したことのない〇〇”という言葉がよく聞かれるようになりました。 現代を取り巻く社会経済環境が、不安定・不確実かつ複雑であり曖昧な、きわめて予測困難な時代であることを表す言葉です。
スマホの登場やテクノロジーの進化により、様々なしくみやルールが様変わりし、VUCA時代に突入していく最中、社会はコロナウイルスにより一変しました。
コロナウイルスによってもたらされた社会変容は、まさに予測困難な時代を象徴しています。未知のウイルスとの先の見えない戦い。言葉通り、過去に経験したことのない出来事が次々と起こり、今まで以上に分析力、判断力、決断力、実行力など、様々な力が必要とされる状況になりました。
私達は今まさにVUCA時代への突入を、身をもって体験しているのです。
2. VUCA時代に必要な力
コロナウイルスによって加速したこのVUCA時代への流れは、もう止まることはないでしょう。それでは、この予測困難な時代に必要とされる力は、いったいどんな力なのでしょうか。
2-1. 問題解決能力より問題発見能力
これまでは、起こった問題について、素早く解決方法を導く能力が求められていました。機械のトラブルに対して、修理する。生産性を高めるために、装置を性能のよいものにする、作業効率を上げる、などが挙げられます。
問題に対して正解があり、それに向かって進めばよい時代でした。〇×形式の問題に答えたり、マークシート方式の解答用紙に与えられた選択肢から正しい答えを探せばよかったのです。
しかし今は、正しい解答のない問題だらけです。そもそも問題がどこにあるのか、何を問題としてどこへ答えを導いていくのか、まずはそこからはっきりさせていく必要があります。現代には、問題そのものと答えへの道筋がはっきりとしない問題が数多く存在するのです。そこでまず、問題解決能力より問題発見能力が求められているのです。
コロナウイルスを取り巻く状況一つとっても様々な問題があります。例えば学校は、子ども達を登校させるべきか、行事はどこまで何をやるのか、子どもたちの学びへの影響はどうか、このコロナ禍で何を優先するべきか…解決すべき問題をまず見出し、変わり続ける状況を把握しながら最善と思われる方法を模索し、勇気をもって決断するサイクルを常に実行し続けていかなければなりません。
コロナウイルスが終息したとしても、この予測困難な時代は続き、これから先も問題発見能力とそれにまつわる力が必要なことは間違いないでしょう。
2-2. 自己肯定感とそれを基盤にした3つの力
問題発見能力に加え、この予測困難な時代の中で求められる力として他に必要なものは何でしょうか?
一番必要となるものは、自己肯定感です。自分を信じ、自分を肯定することができて初めて、勇気ある決断を行い、その行った決断に自信を持って進んで行くことができるからです。
予測困難な時代だからこそ、どんなときでも自分は大丈夫、という自己肯定感を持ち、不安定不確実な状況に惑わされず、軸をもって歩んでいく基盤が必要です。
そしてその自己肯定感を基盤に、次の3つの力も重要になってきます。
①自立する力
自分で考え、判断し、決断する。自己決定していく力が必要です。それには、子どもが小さい時から、親の言うとおりにするのではなく、小さなことを自分で判断して決めていく習慣が大切になってきます。大きな判断は、小さな判断に慣れていないとできません。
今お子さんには、自分で考え、決めて行動する場面がありますか?
②挑戦する力
やってみたい、という好奇心のもと、新しいことや難しいことにも挑戦する力も必要です。ここでも土台に自己肯定感がないと、「自分なんてどうせやってもできない」「やるだけムダ」と、挑戦すらせずに終わってしまいます。そして挑戦する心がないと、新しい問題への解決策を打ち立てたとしても実行する勇気が持てないでしょう。さらに、たとえ失敗しても挫けず、また新しく挑戦する力も大切です。
お子さんは、挑戦する心を持っていますか?失敗しても再び挑戦できる力はありますか?
③創造する力
虹は7色、虫は小さいなど、これはこういうもの、という固定観念に縛られていませんか?会社は毎日通勤するもの、会議は対面、学校は通学しないと学べない、そういう固定観念や常識はコロナ禍で大きく変わりました。
常識や当たり前と思っていることは、それが覆って初めて当たり前ではなかったと気づくことが多いです。固定観念に縛られた状態では、新しいものを創造することは困難です。
お子さんは固定観念に縛られない自由な発想を持っていますか?親の価値観でそれを否定したりしてはいませんか?
2-3. 他者との関わりを深める3つの力
VUCA時代を生き抜くためには、他者との関わりも非常に重要になってきます。SNSの普及で、リアルに顔を会わさずとも世界中の人々と交流できる時代になりました。
対面が基本だった今までの社会から、大きく様変わりしています。そんなコミュニケーションのあり方が大きく変わる中でも、いえそんな中だからこそ、人と人とのコミュニケーション・つながりが非常に重要になっています。
コロナ禍で、対面で家族以外の人と会えない時期が続いた時、心の支えとなったのはオンライン上のコミュニティでした。人はいつの時代でも、一人では生きていくことはできません。
対面であれ、オンラインであれ、人と人とのコミュニケーション・つながりから生み出される価値は、これからの時代、ますます欠かすことができないものになるでしょう。
そこで、他者との関わり・コミュニケーションに必要だと考えられる力は次の3つです。
①伝える力
まず、自分の考え、感じたこと、伝えたい思い、を伝える力が必要です。SNSや様々なメディアの普及により、伝え方も多種多様になってきました。たとえどんな手段を用いたとしても、自分の伝えたいことを誤解されることなく正しく伝えられる力は必須です。
伝える力を伸ばすためには、日々伝える経験を積める環境が必要になってきます。お子さんは、学校で自分の意見や気持ちを発言できていますか?家庭ではいかがですか?
日本語で伝える力はもちろん、ますますグローバル化が進む世界で生き抜くには、英語で伝える力も欠かせません。今、お子さんが英語で伝える力を育める環境はありますか?
②感じる力
コミュニケーションにおいては、感じる力も必要です。自分の気持ち、相手の気持ちを、五感をフルに使って感じ取り、共感したり、励まし合ったり。少し前にKY(空気読めない)という表現が広まりましたが、空気を読んだり、他者との関わりによって心を動かすことは、AIにはできない人間の強みです。
人は相手の発した言葉に感動したり、反対に相手に感動を与えたり、相互作用によって大きな原動力を生み出すことができます。また、理論で訴えても心に響かなければ、人は行動に移せません。
お子さんは、自分や相手の気持ちを感じ取り、お互いに心を動かす経験ができていますか?
③理解する力
自分や相手の置かれた立場や状況を理解し、その上で相手の考えや感情を理解する。その相互理解がなければ、他者との関わりやコミュニケーションはスムーズにはいかないでしょう。
相互理解するための力を得るには、幅広い視野や体験が必要です。画一的な視点ではなく、グローバルな角度から物事をとらえる習慣が大切です。
お子さんは、独りよがりの視点になっていませんか?相手の立場に立って、物事をとらえることができていますか?
3. アットホーム留学で得られる子育ての軸
これまでに挙げた、VUCA時代を生き抜くために必要な力を持った子どもを育てるために、私達親はどんな教育・子育てをしていけばよいのでしょうか?
まず、私達親世代が受けてきた教育観は全て捨て去り、新しい子育て法を確立しなければなりません。知識を詰め込み、問題に対する唯一の正解を求める時代は終わりました。2020年から始まった新学習指導要領にも表れているように、教育・子育ても新時代、 VUCA時代に突入しているのです。
しかし実際にVUCA時代の子育てとは、どうすればいいのでしょう?今や教育・子育てに関する情報は書籍、ネット、YouTubeなど様々な場所にあふれ、いったいどれを取り入れたらいいのか、さ迷っている方も多いのではないでしょうか。
今の社会が唯一の正解がない問題にあふれている中、子育ても同様に唯一の正解はありません。親も子も、人は一人ひとり違います。万人に当てはまる子育ての正解はないのです。それもまたVUCA時代を象徴しているといえます。
だからこそ、あらゆる情報に振り回されるのではなく、自分の子育ての軸を見つけ、それを貫く必要があります。アットホーム留学なら、自分の子育ての軸をしっかり持った上で、自分のマイホームスタイルを作り上げていくことができます。もう子育て情報の波にさ迷い、悩む必要はありません。
3-1. アットホーム留学とは
アットホーム留学は、親子の英会話で子どもたちの未来に必要な英語力が身につく!今までになかった英語楽習です。
机上で型にはまった英語ではなく、親子が「理解し合えるきっかけ」となる会話の中に英語を常に取り入れることで、親子の絆を深めながら未来を生き抜く力を日々身につけられる、そんな環境作りを目指しています。
3-2. アットホーム留学の理念
子どもたちは、親が作り出した環境の元、
親の行動を見て育つ。
親の言葉を聞いて育つ。
親の価値観に左右されて育つ。
だからこそ、私たち親が常に
1 Listen
耳を傾ける
2 Respect
尊重する
3 Enjoy
楽しむ
4 Love
愛する
5 Communicate
会話する
6 Appreciate
感謝する
7 Know
(相手を)知る
8 Think
考える
この8つの軸を意識しつつ、自分で立ち直れる子どもたち、つまり「自立」した子どもたちを育むことを目指しています。
このアットホーム留学の8つの理念のもと、子どもの言うことに耳を傾け、尊重し、子どもと楽しみ、子どもを愛し、会話する。お互いに感謝し、相手を知る。考える。親子の会話によって、 VUCA時代を生き抜く力を育むことができるのです。
3-3. VUCA時代の子育てができる
このアットホーム留学の理念に基づいた教育法で子育ての軸を持つと、VUCA時代に求められる力を持った子どもたちを育てることができます。
アットホーム留学の子育てでは、
日々の親子の会話で英語を使いながら、否定しない環境で自己肯定感を育むことができます。
自分で考え、自分で決めて行動する機会が増えるので、自立する力がつきます。
自分の好きなことをとことん追求したり、仲間の姿に刺激を受けることで、挑戦する力がつきます。
常識にとらわれない視点で物事を見ることを学び、親子で創造する力がぐんぐん伸びます。
親子で自分の考えや意見を言い合える場ができるので、伝える力がつきます。
五感を大切にし、感情に向き合う会話をたくさんすることで、親子で感じる力を高められます。
一方的に自分の主張を押し通すのではなく、親子で相手の意見を尊重し合うことで、理解する力が伸びます。
このようにアットホーム留学は、英語を土台にして、親子の会話からVUCA時代を生き抜く力を備えた子どもを育てることができます。
その証拠に、アットホーム留学は「令和のベストヒット大賞」にも選出され、従来の常識を覆す英語教育として注目を浴びました。
アットホーム留学を通じて、英語も子育てももう悩まない、新時代の子育ての軸を手に得ることができるのです。
4. まとめ
あなたもアットホーム留学の理念に基づいた新時代の子育ての軸を手に入れて、VUCA時代の子育てを始めていきませんか?そうすれば、新時代の子育て一体どうすればいいの?と、もう悩む必要はありません。
アットホーム留学では現在、アットホーム留学のカラクリがわかる3日間の無料動画講座を限定公開中です。まずは下記の無料動画講座をご覧ください。
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参考サイト
あスコラ│Vol.5『VUCAな時代に子どもたちに伝えたいこと』│ベネッセ教育総合研究所 (benesse.jp)
VUCAの時代を生きる子どもたちの教育 | HALOMY
VUCAな時代を生きてゆく子どもたち | ON-KEN SCOPE 音楽×研究 (yamaha-mf.or.jp)