子どもと一緒に生活していると、こうしてほしい、ああしてほしい、と思う場面がたくさんありませんか?(思えばそんな場面だらけ?!)でも、ママの思う通りにはなかなか動いてくれないのが子ども!(そういうものだと初めから思えたら、少し気が楽かも?)子どもが思ったように動いてくれない時、みなさんはどうしていますか?
・できていない時に注意
でも、これでは注意しないとやらない、同じことの繰り返し…になりがちなのです。では、どうやったら子どもが親が望むように自発的に行動するようになるのでしょうか?そのためのコツをお伝えします。
目次
1. 子どもは親の思うようには動かないもの
毎日の子どもとの生活。こうしてくれたらいいのに!こういう行動して欲しい!と思う場面がたっくさんありますよね。
「脱いだ服は洗濯かごに入れてほしい」
「自分のものはきちんと片づけてほしい」
「朝元気よく学校や幼稚園に行ってほしい」
「テレビやYouTubeばかり見ないで勉強してほしい」
・・・
でも、ママの思う通りにはなかなか動いてくれないのが子ども!(そういうものだと初めから思えたら、少し気が楽かも?)
子どもが思ったように動いてくれない時、みなさんはどうしますか?例えば、脱いだ服を床にほったらかしにしているのを見つけた時…
たいてい私はこう言っていました。
→「も~また脱ぎっぱなし~!洗濯かごに入れてっていつも言ってるでしょ!」
食べた後の食器を片づけていなかった時…
→「食べ終わったら食器は下げてよ~!」
やっていないこと、できていないことを注意する口調になってしまいがちでした。子どもにとっては、注意されたという後味の悪い体験となります。これで次は気を付けて行動に移してくれれば、まだいいのですが…
子どもは何度言われても同じ過ちを繰り返しがち。(これも子どもの特性の一つ(笑)!)子どもは忘れる生き物で、目の前のことに夢中になる生物。前に注意されたことを思い出して行動するのはなかなかできません。
ではどうすれば、子どもが親が望むように自発的に行動するようになるのか、これから私が体感した3つのコツをお伝えします。
2. 子どもが自発的に行動するようになる3つのコツ
①行動してほしい前/ちょうどのタイミングで伝える
「それが終わったら、お風呂掃除お願いしま~す」
「お風呂から上がったら、換気扇よろしく」
直前またはちょうど行動に移せるタイミングで言われたら、さすがに意識が働いてすんなり行動に移せることが多いようです。(これは夫にも効果的!)後になってできていない・やっていないことを注意すると、単なる文句・小言と取られることもあるので、伝えるタイミングは重要です!
②できて当たり前と思わず、褒める!【英語も効果的】
①の後、または自発的に望ましい行動をした場合…すかさず褒めましょう!(ここで褒め言葉のバリエーションが豊富な英語が大活躍!)
You did a good job!
Well done!
I’m happy you did that! …etc
すると、
「できていない時に注意する」
「できたらすごい/うれしい」
という視点で子どもの行動を見ることができると、褒める回数が格段に増えると思います。親も、褒めているので気持ちがよくなり、いいことづくし!
③できなかった時は注意しない
一方、できなかったときはうるさくガミガミ注意せず、温かい目、長い目で見ましょう。
「また同じこと言わせないで」
つい言いがちなこれらの言葉は一切不要です。これを言われた子どもの立場になってみてください。これを言われて、「よし次は気をつけるぞ!」と前向きな気持ちになれますか?
「あぁ、また怒られちゃった…」
「また同じこと言ってる!うるさいな~」
と後ろ向きな気持ちになり、行動に移したとしても渋々になりますよね。
でも、今までやっても何も言われなかったこと、やって当たり前と見なされていたことで褒められたら、どういう気持ちになるでしょう?テンション上がりますよね!おっ褒められた♪それならまたやってやろう~♪と思うのが子ども心。たくさん褒めても決して損はしません!むしろ、いいことしかない!ので、当たり前ととらえがちな行動もどんどん褒めましょう!
行動してほしいタイミングで声をかけ、
できなかった時は注意せず、
できたときに褒める。
これが、子どもが親が望むように自発的に行動するようになるコツです。
3. 自発的に行動するコツを使って身についたお手伝い習慣
この3つのコツを使って、子どもが自発的に行動するようになり、身についたお手伝い習慣をご紹介します。
我が家には、毎日息子達がすることになっている仕事(お手伝い)があります。
バスケボーイの仕事の一つとして、「寝る前に玄関の靴並べ(家族全員分)」があるのですが、これをやり始めた当初は何も言われずにやる習慣がなかなかつかず…。
毎晩寝る前に玄関を素通りするバスケボーイを見ては、「靴並べやってね~」「また靴並べ忘れてるよ~」と言い続けること数ヶ月…。バスケボーイも毎回言われてからやることになるので(言われる前に思い出して自らやってくれたらよかったのですが!)、どこか嫌々感が…。
そこで、先に挙げた3つのコツを意識して声かけをし始めました。
①バスケボーイが寝室に向かう時に、すかさず「靴並べお願いね」と伝える。
→おっとそうだった、と思い出し、すぐできる。(いったん寝室に入った後で戻ってやらなくて済む)
②やってくれたらすぐ褒める!英語の褒め言葉も使う!
→「Oh, you did it? すぐやってくれたね!さすが!Thank you so much! 」
③やってくれなかった時は注意しない。(何も言わない)
バスケボーイも「うん♪」とうれしそうな反応!やるべきことをやらずに注意された、という感覚ではなく、やって褒められた快感が残った様子。
そのうちに、言われる前に自分から思い出してできるように!
その場合はさらに褒める!
「靴がキレイに並んでいて気持ちいい!Thanks to you! バスケボーイのおかげ♪」
そうやって褒めることが続くと、どんどん自発的に行動できるようになっていきました。
私はいちいち注意することがなくなりストレスフリーに、バスケボーイも自らやった快感を堪能するようになったのです。これぞまさに好循環でした♪今やすっかり靴並べのお手伝いが習慣づき、何も言わなくても毎晩我が家の玄関はキレイに靴が並べられた状態になっています。
4. 自発的に行動するようになるコツで好循環のサイクルを!
勉強でもよく言いますが、親が「勉強しなさい」と言えば言うほど子どもはやる気をなくします。「注意されてやった、やらされた」という感覚では、人は行動に消極的になります。
反対に、「自発的にやりたい」と感じてやったことは積極的な行動で、前向きな達成感も感じられます。だから、次の行動にもつながるのです。子どもが「やらされた」感ではなく、自ら「やった」感を持てるように、ママの言葉かけのタイミングと内容がとっても大事!
自ら行動したことを褒められたら、達成感にさらに喜びが加わり、ますますやる気が芽生えます。そして自発的に行動するようになります。「できて当然」「やって当たり前」ではなく、「できてすごい」「やってくれてうれしい」の視点で言葉かけができるように意識しましょう!
という私も、つい文句のように責める口調で注意してしまう場面がまだまだあります。できていない部分を見るのではなく、できた部分に焦点を当てて褒める!できた時こそ褒め時!を忘れずに、子どもがさらに色々なことに対して自発的に行動するようになるまで、これからもできるだけ温かく長い目で見ていきたいと思います!
・子どもが「やらされた」感ではなく、自ら「やった」感を持てるように
・褒められてうれしい→またやる、の好循環サイクルを作っていきましょう♪
5. まとめ
日常生活で、英語を使って子どもが自発的に行動するようになるコツはこちらでもご紹介しています♪ぜひ、一度ご覧ください!
Comments
[…] なので私も今一度、「できていないことよりできたところを見てほめる」ことの大切さを再確認できました。 […]
やらされた感、ありありな我が家です。。。気持ちよくできるように、早めの声かけをやんわりと、そしてしてくれたら感謝を伝えていこうと思います。
コメントありがとうございます!
子どももやらされた感ではなくやった感の快感を体感できると、次の行動が変わってくると思います!親子双方のためにも自発的な行動を育てていきたいですね♡
かずよさん
すごーい!
これが出来たら、日々のストレスほぼ無くなりそう!
こういう事で毎日ストレス溜まりまくりです。。
分かっちゃいるけど…です。
まだまだ修行が足りませんー!
えいこさん、コメントありがとうございます!
子どもがやってないこと、できてないことばっかり見ていたら、常にストレスたまるし注意ばっかりになっちゃいますよね…!
私もまだまだ修行中です!1つでも意識して違う声かけができたら…負のスパイラルから脱出できてくるかと!お互いがんばりましょう♪