目次
1・ようやく見えてきた我が家の「マイホーム・スタイル」
前編では、「子供に私と同じような経験をさせたくない」という思いから、はりきりすぎて完全に息子を英語嫌いにさせてしまった我が家の経験をお伝えしました。後編はようやく出会えた「アットホーム留学」というスタイルで我が家の英語環境がどう変わっていったのかを詳しくお伝えします。
実はこの「おうちで英語」というスタイルは、以前中途半端に取り入れた結果、大失敗しています(前編)。ただ日々の会話を英語にするだけでは、どうしても指示出しが中心になってしまい、子供も言われて楽しくないし、親も楽しくありません。
「It’s time for dinner. Please turn off the TV.(夕飯の時間だからテレビ消して〜)」
「Blush your teeth.(歯、磨いて〜)」という具合。
いつしか息子は、英語に対し完全に耳も心も閉ざすようになってしまいました。
これに対し、子供をよく観察し、心に寄り添いながら、時には励まし、褒めながら日々の会話に英語を入れていくのが「アットホーム留学」スタイル。
私が日々の会話の中で意識していることは以下の3つです。
①「毎日、子供が一番興味のあることを英語にしてみる」
② 絶対に否定せず、共感して褒める。
③ 毎日10分だけ英語の時間をとる。やる時間は子供に決めさせる。
次章で詳しくご紹介します。
2・英語だけではない!自分で考える力やタイムマネジメントまで身に付くアットホーム留学スタイル
①「毎日、子供が一番興味のあることを英語にしてみる」
これは目標を決めずにやみくもに英語を取り入れた結果英語嫌いにさせてしまった反省から、「自分の興味が英語にも繋がっている」ことを知ってほしいと思ったからです。また、興味のあることを話題にしていくので、質問をするとどんどん会話が広がっていきます。
息子:「お母さん、パラシュート作りたい!」
私:Parachute? Sounds Good. パラシュート?楽しそうだね〜
Why do you want to make Parachute? なんでパラシュート作ろうと思ったの?
息子:さっきTVみてたら、パラシュートがでてきて、僕も作りたくなった。
私:I see. そうか。OK! Let’s make Parachute.
What items need to make Parachute? パラシュートを作るのには何が必要かな?
・・・という具合。
② 絶対に否定せず、褒める。
パラシュートの材料を考え始める息子。
「えーっと、大きい布でしょ、あと紐でしょ?重りでしょ?・・・」
布では風の抵抗が弱くなるのであまり飛ばないのですが、ここは敢えて我慢のしどころ。Good idea! とだけ伝えて自由にやらせてみました。
結果、まあまあ飛んだのですが 布なので風を受ける力が弱くてすぐに落ちてしまう。
これで自分の想像していた通りではないと、自分で「今度はビニールで作ってみる」と工夫していました。
最初から「ビニールで作った方がよく飛ぶよ」とアドバイスしてしまっていたら、
子供は「なぜ布だとあまり飛ばないのか?どうしたらもっとよく飛ぶのか?」を考えることはなかったかもしれません。
上記のやりとりは、すべてアットホーム留学の「しつもん力セミナー」で身につけた「自分の力で解答を導き出す」会話力です。以前の私だったら深く掘り下げることなく、ネットでさっと検索して材料や作り方を提示していたと思います(笑)。
③ 毎日10分だけ英語の時間をとる。タイミングは子供に決めさせる。
これは各ご家庭それぞれのやり方があると思います。
うちは基本は学校から帰ってきてすぐのおやつの時間に、その日やると決めたPhonicsやCollocationをやることが多いのですが、友達と約束があったり、どうしてもみたいTVがあったりすると子供が全く乗ってきません。
そういう時は、「友達と遊びたいんだね。It’s OK. じゃあ When? 英語の時間いつにする? と聞いてしまいます。
すると、夕ご飯の前などと言ってくれたらしめたもの。お母さんから言われてするのではなく、自分で宣言しているので
「お母さん、時間だからマキ先生の動画見よ」と言ってくれるようになりました。でもまだ忘れてしまうことも多いので、その場でアラームセットしたり、「What time is it? あれ?今何時だっけ?」とさりげなく聞くようにしたりしています。
3・自分で目標を設定して「じゃあ、次どうする?」を考えるから、続けられる。
以上、「我が家のアットホームスタイル3つ」をご紹介させていただきましたが
正直、アットホーム留学のパフォーマーのみなさんやタウン生のみなさんの中にはお子さんと日々の生活の中にもっとたくさんの英語を取り入れてらっしゃる方も多いです。(ぜひmamash記事で検索してみてください。)
でもアットホーム留学のよいところは「他人と比べなくていい」ところ。
問題は量ではなく
「続けられるかどうか」。
そして、先月の自分より、昨日の自分より少しでもいいから
「成長しているかどうか」です。
こちらも毎週日曜日の朝タウンで開催される「朝活」によって、
仲間たちと一緒に振り返りをすることで、自分のできたこと、できなかったこと、じゃあ次にどうすればいいのかを確認することができます。
これが、正直 ものすごく楽しい!!
もちろん、日々迷いもあります。うまくいかなかったこと、子供が思ったように反応してくれず落ち込むことも。それでも、落ち込んで終わりではなく、振り返りによって「明日、何ができるか」を考えられるようになったことは私の中でとてつもなく大きな財産になりました。
4・まとめ
長くなりましたが、「アットホーム留学」で始めるおうち英会話のことが少し伝わりましたでしょうか?
あれだけ色々な英会話スクールや教材に手を出して全て続かなかった私ですが、アットホーム留学はもうかれこれ2年半も続いています。
飽きがくるどころか、毎回毎回新しい刺激をうけ、息子をはじめ、仲間たちの成長も見られるので楽しくて仕方がありません。
英語はコミュニケーション。受験勉強が終わったら終わるものではなく、一生涯関わっていくもの。
人の気持ちに寄り添い、自分の考えを自分の言葉で伝え、自分の夢を叶え、人生を豊かにしていく手段のひとつだと思います。それをまずは自分が手に入れ、そして少しでも息子に手渡していきたい。ささやかな私の目標です。
サマースクールなどを「きっかけ」にするのはアリだと思うけど
大事なのは何より「継続」させること。
それを始めるのは、普段よりお家で一緒に過ごす時間が長いこの夏休みが最適ではないでしょうか?
アットホーム留学スタイルを取り入れてしばらくして、とても嬉しい変化が起こりましたのでご紹介します。
あれだけ英語を話すことを信念のように拒否していた息子が、自ら
”Hello!” ”Enjoy!”
という言葉を口にしたのです。英語の時間だから、とか誰かに促されてではなく、自らの意思でそう話したい、と思って話したのです。たった一言ではありましたが、本当に大きい変化でした。アットホーム留学に出会えてよかった!続けてきてよかった!と改めて思った瞬間です。
アットホーム留学タウンには、日々子供の声かけに使えるフレーズ集や、実際にどう家庭で取り入れているか成功談や失敗談をシェアしてくれる仲間たち、そして決して否定せずに受け入れてくれる環境があります。
このような変化を日々感じられ、続けられる英会話環境を、一緒に手に入れてみませんか?