2020年度より始まった新しい学習指導要領の実施により、小学校では小学5年生から英語が国語や算数などと同じようにテストによる成績がつくようになります。また中学校ではオールイングリッシュでの授業、高校では英語でディベートをすること、つまり「知っている」だけでなく「使える」英語力が今子供たちに求められています。でも、私たち親世代はこのような英語学習をしてきていませんし、「英語苦手!」という方も少なくないのではないでしょうか?
残念なことに、たとえ親が英語が苦手であっても子供たちに求められる英語力はますます高まる一方です。
では、親として子供に何がしてあげられるでしょうか?
ここでは、元(?)イライラママだった私が子供たちと楽しくおうち英会話を取り組めるようになるまでの3つのステップについてご紹介します。
目次
1.イライラママがおうち英会話に取り組むと…
①イライラママになってしまう理由
まず初めに、私がイライラママになってしまった理由について考察してみました。
私が長女を出産したのは2011年。
その少し前から「叱らない育児」が流行りだし書店にはたくさんの「叱らない育児」に関する育児本が並んでいました。またアドラー心理学やモンテッソーリ教育などの声かけの本など様々な本に目を通し知識としては頭入れたものの、いざイライラする場面になるとそんな知識はどこへやら…
育児本のような理想の自分になれないことに対する憤りや自信を失い落ち込む日々。
そんな風に自分を追い込んでしまうイライラの正体ってなんでしょう?
もちろん細かな状況や理由を挙げると人それぞれたくさんあると思います。
けれど、その主な理由は子供の将来を思って「こうあって欲しい」という子供に対する期待や理想、「こうしなきゃ」という思い込み、もしくは周りからのプレッシャーであったり、そこから来る不安や焦り、悲しみが大きいのではないでしょうか?
私はこのイライラの正体に気づかず、知ろうともせずにその場その場の対処しかしてこなかったので、何度もこのイライラからの負のループに陥っていたのだと思います。
②イライラママがおうち英会話に取り組んだ結果
ここからは「○○しなきゃ」としつけや教育に意識が向いてしまいがちでイライラママだった私が、おうち英会話に取り組んでみた結果や感じたことをお伝えしていきたいと思います。
2020年の春、コロナによる緊急事態宣言を受け子供たちが家にいる時間が増えたので「我が家でもおうちで英語を取り入れてみよう!」と少しずつ簡単なフレーズから取り入れてみました。
そこで、自分や子供たちがよく使う言葉をピックアップし、簡単な英語フレーズを声かけしたり子供たちにも教えるところから始めたのです。
例えば、
…etc.
最初は言い慣れていないので知っている英語のフレーズでも言うのを忘れる、、ということもありましたが少しずつ意識をしてこういった取り組みを1年近くしてみたところ、子供たちが日本語で伝えなくても英語のままで理解出来るようにはなりました。
けれど、子供たちが私からの英語の声かけを受け取ってはいるもののいざフォニックスやライティングなどの勉強要素が入ると途端にやる気を失い「やらされている感」満載に。。
そこには私の子供たちに対する姿勢が関係していたのだと後に気づかされました。
自分自身のこれまでの行動を振り返ると、失敗や怪我を恐れていつも先回りして子供たちに指示を出したり「こうした方がいい」と私の考えを押しつけてきていました。
そして私が言ったことを子供がしない時には「なんでそうしないのか?」とイライラし、せっかく子供が自ら行動したことに対しても自分の考えと異なる行動や失敗をした時にもイライラして怒っていたのです。
もっと周りの優しいママさんたちや育児本のような振る舞いが出来たらいいのにと何度も思いながら、それに対する解決策が見つからないままおうち英会話を取り入れた結果、子供たちの自主性を奪う形になっていたのです。
気づけば娘はいつも私に「○○していい?」と許可を取ったり、自分の意見を伝えることが苦手で引っ込み思案になっていました。
2.イライラ状態を引きずらず子供と英会話を楽しむために必要な3つのステップ
私に足りなかったもの、それは何か?
おうち英会話を取り入れる前にまずすべきことがあったのです。
それは、私自身の意識や行動を変え、おうち環境を整えること。
子供との会話を通して子供の考えや意見を理解・尊重し、時には任せる。
「教える」(私の考えを押しつける)から「認める」(答えは子供自身の中にある)という考え方にシフトする。
言葉にすると簡単ですし、頭では理解していたつもりだったのですが、実際に行動に移すことが私にとっては容易なことではなかったのです。
では、どのようにこの考え方をシフトしおうち環境を整えることが出来るようになってきたのか?
これから3つのステップに分けて順に私の取り組みをお伝えしていきます
それは、最初から「完璧にしよう」と意気込む必要はないということです。
まずは自分が「楽しむ」ことを意識してみて下さい。
なぜなら、育児はずっと続いていくものです。子供の成長に合わせて悩みの種も変わってくるでしょう。
それでも変わらず続けていくためにも、まずは自分自身が楽しむこと。
自分で自分を楽しませるという意識を持つこと、それが子供にとっても大切になってくると私は思うからです。
①STEP1 子供をよく○○する
まず最初に取り組んだこと。
それは、子供をよく「観察」すること。
「なんだ、そんなことか」
と感じられたでしょうか?
そうなんです。そんなことも私は忙しさを理由にしてあまり出来てなかったのです。
働きながら子供たちを保育園に預け、帰ったらすぐに家事に追われる日々。
兄弟喧嘩があるとその都度対応はするものの、過ぎ去れば忘れてしまいまた同じことの繰り返し。
喧嘩の理由もそこそこに聞いて、最終的には「二人とも悪い!」と一刀両断。
結局二人とも泣いてまたそれに対してイライラするの繰り返しをしていたのです。
観察すると言っても四六時中監視するような目線ではもちろんありません(笑)
・何に興味を持ち楽しそうに過ごしているのか?
・何をされた時に怒って喧嘩になっているのか?
さあ、まずは目の前のお子さんを観察して頭の中を覗いてみましょう♪
②STEP2 子供の○○を知る
次に取り組んだこと。
それは、子供の「好き」を知ること。
子供を観察し記録することに慣れてくると、次に子供の「好き」を知るということに意識を向けてみました。
どんな時に子供たちが仲良く遊んでいるのか?「子供がワクワクしている時ってどんなことをしている時なんだろう?」と子供の好きなことに目を向けることで、子供の目線に合わせることが少しずつ出来るようになりました。
実は「ごっこ遊び」が苦手だった私。
一体どんな役割でどんなセリフを言えばいいのか…と遊びに対しても生真面目に自分の役割を考えてしまい子供の世界に入っていけずにいたのです。
でも子供の「好き」に意識を向け、好きなゲームやアニメを共有することでそのゲームやアニメの世界に入り会話を広げることが出来るようになりました。
そうして子供のワクワク探しをしているうちに、今までであれば怒っていたような子供の行動に対しても「なんでそれをしようと思ったのかな?」と、まず子供の頭の中を知ろうと意識が向くため、怒りよりも謎解き推理ショーが私の頭の中で始まっていました。
こうやって自分の中に遊び心が芽生えてきたことに驚きとワクワクが沸き起こり、これまで困っていた場面においても「子供の気持ちを切り替えるスイッチはどこ(何)かな?」と少し楽しめる心の余裕が生まれてきたのです。
また子供の「好き」を知っていると、何かして欲しくない行動があった時の交渉時に役立てるメリットもあるのです!
(この「交渉」についてはまた別の機会にお伝え出来ればと思います♪)
あなたはお子さんの「好き」をどれだけ知っていますか?
③STEP3 ○○を変える
最後に取り組んだこと。
それは、「視点」を変えること。
STEP1と2に取り組むことで、イライラのパターンや子供の好きが見えてきます。
そこで初めて私は「視点」を変えることが出来たのです。
「視点を変える」というのは、「イライラの元になっている直接の行動に真っ向から向かって行かない」と言い換えてみることも出来るかと思います。
私は、育児本や周りの素敵なママさんたちを見てこの「視点を変える」、つまり「問題に直球で向かうのではなく他の角度から子供にアプローチする」方法が有効的で自分にとっても子供にとってもストレスが少なく良い方法だど信じていながらも、どうしてもそれが出来ずいつも直球で向かっていってしまいお互い嫌な気持ちのまま会話を終了させていたのです。
私が視点を変えることが出来たのは、STEP1で子供をよく観察し、STEP2で子供の好きに意識を向けたことで、私自身の子供の行動に対する受け止め方、感じ方が変わったからにほかなりません。
また、この「視点」を変えることはたとえ一時的に怒ってしまった場合でもすぐに気持ちを切り替えて子供と仲直りをする際にもとても役に立ちます。
その際に私は子供の「好き」なことを掛け合わせることで子供も笑顔になってお互い嫌な気持ちからハッピーな気持ちへと切り替えることが出来ました。
「視点を変える」についての状況や具体的なアプローチの仕方などについては、今後詳しくお伝えしていけたらと思いますので楽しみにしていてくださいね♪
3.まとめ
いかがだったでしょうか?
初めから出来る方もいらっしゃるでしょうし、それが得意な方もいらっしゃるかと思います。
けれどこの記事が、私のように何度もイライラの負のループに陥って自分を責めてしまう、そんなあなたがイライラを手放す第一歩を踏み出すキッカケとなれば幸いです。
私はこの3つのステップで子供に対する受け止め方が変わり伝える言葉も変わってきました。
今では、引っ込み思案でなんでも「ママが決めて」が口癖だった娘が自分から英語の発表の場に参加したいと伝えてきてくれるようになりました。
ただ、STEP1の観察したり記録する時間なんてないよ!と思われる方もいらっしゃるでしょう。
私も初めはそう思っていました。そして、それは1人ではきっと出来ませんでした。
ではなぜこの3つのステップを取り組み続けることが出来、私だけではなく子供たちにも変化があったのでしょうか?
それは、アットホーム留学に出会い「親子英会話セミナー」に参加したことがキッカケでした。
「親子英会話セミナー」に参加し、アットホーム留学ティーチャーとお話をすることで自分が子供に「どんな未来を手渡したいのか?」を再認識し、そのためにはこのままの自分ではいけないと強く感じました。
そこでアットホーム留学ティーチャーが開催して下さる「しつもん力セミナー」に参加することで、親子で取り組む英会話に役立つ情報を知ることが出来るだけでなく、たくさんの気づきあり、感動あり、共に学びをシェアし合える仲間に出会えました!
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