我が家の小1男子は、とてもマイペース。予測できない行動でいつも家族を笑わせてくれます。
そんな彼に『単語で広がるおうち英会話』を試してみたら、何か面白い反応があるかもしれない。
ある単語をテーマに、しばらく息子を観察すること3か月。
想像超えたリアクションに何度も驚かされました。
興味のあること、思いきり笑ったこと、好きなように遊んだことは、放置してるように見えて種まきになっている。
ゆるく楽しむだけでも、子どものアンテナは大人の想像を超えて色々なことを吸収してつながっていく。
そんな気づきがあったので、まとめてみました。
目次
1. アットホームで学べる、単語で広がるおうち英会話『ファリプレ』のご紹介
親子で英語を楽しく学べるオンラインコミュニティアットホーム留学では、ママが子どもと一緒に英語を学べるコンテンツがあります。英語が苦手でも、楽しくおうち英語環境を作るためのヒントがたくさん紹介されています。
その一つとして、2022年2月から無料配信されているコンテンツ、単語で広がるおうち英会話『ファリプレ』があります。
『ファリプレ』とは、テーマとなる1つの英単語から、フレーズや単語を置き換えて身近な英語の表現を学んでいくツールです。
学びかたは簡単。3ステップで展開しながら、身近で、記憶に残る学び方ができるので、英語が苦手な人にもおススメ。
今回小1男子が喰いついた英単語は、おしり(buttocks, butt)。
「おしり」と聞くだけで、ニヤニヤしている息子でしたが、実際にどんな会話をしたのかご紹介します。
2. おしり(buttocks)の単語で広げたおうち英会話 実際の息子との会話
単語で広がるおうち英会話は3ステップで展開します。
基本的な流れはこんな感じ。
テーマとなる英単語1つ決める
Step1: テーマとなる英単語を含めた中学レベルのフレーズ
Step2: Step1のフレーズの英単語部分を他の単語に置き換える
Step3: テーマの英単語をつかって自分が伝えたい英作文を作る
英語苦手だからフレーズなんて作れない…と心配しなくても大丈夫。
アットホーム留学のマキ先生や、アットホーム留学ティーチャーが、中学レベルのフレーズを提示してくれるので、実際はStep2から考えればOK!
Step3では、普段から身近に使っている表現は何かを考え、できるだけ簡単なフレーズを作ればOKです。(翻訳アプリやGoogleで調べています)
実際の活用方法
おしり(buttocks, butt)
◆Step1:中学レベルのフレーズ
I can see your buttocks ! おしりみえてるよ~!
◆Step2:下線の部分を置き換える
I can see your nose ! 鼻みえてるよ!(マスクがすぐズレる小1男子に)
Oops ! I can see your nose hair ! おっと!鼻毛みえてるよ!
◆Step3:簡単で身近な表現を考える
Don’t show your buttocks ! おしりは見せてはいけません(おうち性教育の一環で)
Wow ! How smooth ! わぁ!(おしり)すべすべ!(生まれたての赤ちゃんに)
うちの子は英語に興味ないのよね…、と思う方もいるかもしれません。
実は、我が家の小1男子も最初はそれほど興味を示さず、単純に「おしり」に笑ってる程度でした。
「おしり探偵はButtocks 探偵って言うのかな」(ネットで調べるとおしり探偵はButt Detective で動画あり)くらいの会話で終わったので、うちの子にはまだ早かったな…、とあっさり終了。
しかし、じわじわ効いてきたのは意外にも数日後からでした。
「ママ!ちょっと来てぇ!」
何事かとお風呂に駆け付けたら、なんとButtocksがたくさん笑
3. 子どもからのアウトプットで広がる会話
お風呂でしゃぼん玉遊びをしていたら、フタの上にButtocksができたと大興奮。
彼:ママ!ママ!ちょっときて‼
私:What’s up ? なぁに~
彼:見ててよぉ~ 何をつくっているでしょうか? 正解は~Buttocks でした! じゃじゃーん!
私:Wow! How interesting ! 面白いね!
私:How did you make it? どうやって作ったの? How nice !すごいね!
彼:いくよ~! ママ見ててよ~! ほらねっ!
私:Wow!Amazing ! しゃぼんButtocks? Soap bubbles buttocks? I can’t come up with that idea ! ママはそんなの思いつかないよ!
彼:(はじける笑顔からのドヤ顔)
(※英会話フレーズはすべてアットホーム留学で学んだもの)
またまた別の日は、粘土遊びで大興奮。
彼:ママ!ママ! 僕は何を作っているでしょうか?
私:Oh~! I see. わかった… あれですね? アレ。
彼:(ニヤニヤしながら)正解は~ Buttocksでした!
私:Bingoだね!
そこへ中1娘も、さりげないけど絶妙なタイミングで盛り上げてくれる。
手作りしたパンを隠し持って、弟に近づいてくる中1姉。
こっそりと、おしりのあたりで合わせている…
もちろん、弟大喜び!
It’s buttocks breads !
弟の心をガッチリ掴む娘、さすが。Good job!
英語教育改革のど真ん中にいる彼女が、「今日の英語の授業の発表、上手くいった~、褒められた~」と英語が好きだで学び続けていられるのは、地道な種まきの効果なのかもしれません。テストの点数を取るための勉強も大事だけど、使える英語を増やして欲しいな。
4. 楽しい経験がアウトプットを増やすカギ
単語で広がるおうち英会話『ファリプレ』は、その名の通り「fan(楽しむ)+replace(置き換える)」から作られた造語です。
楽しい気持ちや、「○○したい」と自分から行動を起こすとき、脳内ではたくさんのドーパミンがでてモチベーションがあがるといわれています。(以前モチベーションについて書いた記事はこちら。)
「おしり」という単語が楽しかった息子は、生活のあらゆる場面でButtocksを思い、興奮しながらButtocksネタを振ってくる。
ドヤ顔の息子に、楽しくアウトプットするチャンスをもらっていたのです。
(種まきしてくているのは、もはや息子なのでは!?)
ちゃんとやろうとか思わなくても、とりあえず楽しくやってみたら、子どもの方が吸収上手なことがわかりました。
5.
おしりパン以来、すっかりButtocksを忘れていた我が家。
2か月くらいたった頃、息子に確認してみたくなりました。
私:ねぇねぇ、そういえばさ、Buttocks って覚えてる?
彼:(返事せずどこかへ行ってしまう)
私:おーい
彼:(無言で何かを持ってくる)
私:!!! これ借りてきたの⁇
彼:(ドヤ顔)ママ、これ読んで。
彼がランドセルから取り出した絵本は、鈴木のりたけさんの人気絵本、『おしりをしりたい』!
おしりをテーマにたくさんの絵が置き換えられて、Buttocksだらけ。
私:なんでこの本選んだの? Why did you choose this book?
彼:ママに見せようと思って♡
私:Wow!Thank you♡ どれが一番推し? Which buttocks do you like the best ?
彼:う~ん、迷うなぁ。ママおしり指輪が好きでしょ?
外出中も例外ではありません。
お散歩中に目に入ったラーメン屋さんの看板。そこには桃の絵が描いてあり、桃→おしり→Buttocksの連想に(笑)
彼:ママ!あれ Buttocks ラーメンだ!ママ食べたい?
私:Oh~… おしり絵本にあったかもね。どんな味がすると思う? What do you think ?
彼:オレ食べたくない
私:ママも!Me too !
日常の一コマに、突如現れるButtocks
Buttocksから始まるオモシロ会話に、ほんの少し英語をまぜるチャンスをもらえたのでした。
6. まとめ
単語を置き換えて英語を学ぶことは、使えるフレーズを増やすにはとても効果的です。けれど、親からのアウトプットは絶対に必要だと思っていたので「継続しないと意味がないから難しい」とも感じていました。
しかし今回の観察では、興味のあること、思いきり笑ったこと、好きなように遊んだことなら、子どもは案外覚えていられること。キラキラの続編を楽しめる力も持っていることがわかりました。ママがやらなきゃと思わなくても、興味のあることから広げれば子どもは自然と繰り返し、子どもがママに復習のチャンスをくれるのです。
もうすぐ夏休み。お子さんと一緒におうち英語を始めてみたいなと思うママさんがいたら、アットホーム留学をのぞいてみてくださいね。