皆さんは「10歳の壁」という言葉を聞いたことはありますか?
私はいわゆる「思春期」、だいたい中学~高校生くらいにある「反抗期」は認識していましたが、最近この「10歳の壁」という言葉を知りました。
というのも、我が家に小5になる10歳の女子がいるからなんですが^^;
今まさにプチ反抗期真っ只中?な10歳女子。そんな彼女の揺らぐ気持ちとその寄り添い方について我が家の取り組みをご紹介します♪
目次
1. 10歳の壁とは?
私がこの「10歳の壁」という言葉を知ったのは、
「最近なんだか娘がいつもなら怒らない場面でイライラしているな…?」
と、プチ反抗期に入っていると感じ、調べてみた時に検索キーワードに出てきたことがキッカケでした。
・なぜ10歳なのか?
・身体の変化
・心の変化
そういった観点で調べて気づいたことを私なりにまとめてみました!
・なぜ10歳なのか?
ここでは「10歳に何が起こるの?」という疑問について調べてわかったことを紐解いていこうと思います。
まず、10歳頃に起きる大きな変化の1つ。
それは脳にありました。
特に10歳前後になると「前頭前野」が急激に発達するそうです。
「前頭前野」って何?
と、脳について詳しく語るつもりはありません。
ここでは、この「前頭前野」が「心をつかさどる脳」と呼ばれていること。
そして「物事を判断する」「感情をコントロールする」という役割を持っている。
ということがわかれば十分かと思います。
どうやら、この「前頭前野」の急激な発達が「10歳の壁」に関わっているようですね。
でも「感情をコントロールする」役割を持っている「前頭前野」が発達するのであれば、娘のコロコロ変わる気分のムラやイライラは何故コントロール出来ないのでしょう?
・身体の成長
10歳前後の子どもの変化として、先ほど「前頭前野」の急激な発達があるとお伝えしましたが、他にはどんな変化があるのでしょうか?
まず身体の変化に目を向けてみました。
今回は10歳前後の女子の身体の変化について調べた内容をお伝えします。
①乳房発育
②陰毛発育
③初潮(はじめての生理)
10歳前後の女子は、①~③の順に身体の変化があり、また成長に必要な性ホルモンの分泌が活発になります。
その性ホルモンが「前頭前野」を刺激することで感情のコントロールや判断力が不安定になるそうです。
なので、10歳前後の子供には
「自分ではどうしたらいいかわからない感情の波がある」
ということを、まず親も理解する必要があるのだな、と思いました。
・心の変化
次に心の変化についても触れておきたいと思います。
小学校4年生くらいからでしょうか、娘の心の変化として特に感じたことは
・親との関わりよりも友達との関わりの影響が大きくなった。
・他人から自分がどう見られているか?を気にしたり、周りと自分を比べるようになった。
・親からの指示・命令に対して「なんで?」と反抗的になった。
・「やらされている」と感じたことに対してのやる気がほぼゼロになった。
例えば、
・私が「可愛い♪」「似合ってる!」と髪型をいくらアレンジしても興味がなくいつも1つ結びで学校に通っていた娘が、友達に髪型をアレンジしてもらい「可愛い♪」と言ってもらったことが嬉しくて髪型のアレンジを楽しみだした。
・「算数が苦手」という娘。宿題を見ている限りではケアレスミス程度なので「そんなに気にしなくてもいいんじゃない?」と思うものの、周りの子と比べて自分は計算の速度が遅いと感じて苦手意識を持つようになった。
・「テレビ消して」→『なんで?』、「お風呂に入って」→『なんで』、やりたくない時はいつも「なんで」とぶっきらぼうな返事が返ってくる。
・小1から通っていた習い事を何かと理由をつけて休むようになった。本当は小2の頃から興味がなくなってきていたけれど、親に反対されると思い我慢してきていた。小4後半で一気に感情が爆発し、話し合いの結果辞めることにした。
このように10歳前後になると、「自分」と「他人」の違いを意識したり、親の言う通りではなく「自分の意志」で物事に取り組むようになりました。
これも1つの成長なんだな、と反抗的な態度の中にも子どもの心の成長と捉えることで感慨深さを味わうこともできました。
・10歳の壁とは
結局、「10歳の壁」とは何なのか?
私は最初、「○○の壁」と聞くと「親にとっての壁」なのかと思っていました。
子どもが小学校にあがる時に「小1の壁」と聞いた時も、働く親にとって子どもが安心して過ごせる場所があった保育園生活から小学校にあがると一気に変わってしまい「(親が)環境を整えるのが大変」だからそう呼ばれているのだと思っていました。
そして、この「10歳の壁」も「子どもが反抗的な態度になって(親が)苦労するので覚悟しようね」という意味だと勝手な解釈をしていました。
けれど、脳の急激な発達、身体の変化(ホルモンの影響)、心の変化などさまざまな変化がこの10歳前後の子どもには起こっていることを知り、子ども自身の内外の変化や他人と自分との関わり合いの中で感じるこれまでよりも複雑な感情が出てくる子どもたちこそが一番大変な時期なんだな、と改めて知ることが出来ました。
つまり「10歳の壁」とは、こういった10歳前後に訪れる内外の変化により、勉強面や精神面、人間関係などでつまづいてしまう(子ども自身の)問題(壁)。
私たち親に出来ることは、そういった子どものつまづきにいち早く気づき、寄り添い、一緒に乗り越えていけるようサポートしてあげることなのかな、と感じました。
では、日々の中で私たち親に出来ることとはどんなことがあるでしょうか?
2. 日々のプチ反抗との向き合い方
「10歳の壁」が子どもたちの「変化」からくる様々なつまづきや問題だとわかりました。
親としては「なんとかしてあげたい」と思う反面、これまでの素直な娘がいつの間にか反抗的な態度になったら、反応に戸惑いますよね。
私も初めは、「何、その態度!?」と娘のイライラをそのまま受け止めてしまい、私までイライラしてお互い喧嘩腰になってしまっていました。
けれど、そんな娘とのやりとりをする中でも私が意識していることが3 つあります。
・機嫌が直るキッカケを知る
まず、娘に限らずなのですが「機嫌が直るキッカケ」を知ること。
これは、お互いがイライラを引きずらないためにとても有効な手がかりになります。
「何をした時に機嫌が直っているのか?」
それを観察し、意図的に試してみました。
例えば年中男子は、ぬいぐるみ等の人形を使って話しかけたり、好きなアニメやゲームの話をしているうちに機嫌が直ります。
小2男子も好きなアニメやゲームの話をしたり、気持ちがあまりにも落ち着かない時は一旦別の部屋でふて寝するとしばらくして落ち着いて戻ってきます。
小4女子は絵を描くことが大好きなので、イライラしたら絵を描いて自分で気持ちを落ち着かせたり、時には古紙をビリビリ破いてストレス発散させる、なんて日もありました。
大人も同じですが、イライラしたら一旦その場から離れて自分の好きなことに没頭したり散歩に行くなどの気分転換をしてみてもいいですよね♪
また、3人とも共通して笑顔になってくれる秘密兵器は、我が家のアイドル6ヶ月の末っ子君の存在!
末っ子君を抱っこしながら、出来るだけ可愛い声で(末っ子君の台詞として)
・Please don’t get mad.
怒らないで
・What’s wrong with you?
どうしたの?
と、話しかけると末っ子君の癒しパワーで気持ちを落ち着かせてくれます。
ペットやお気に入りの人形などその子の好きなものなら何でもいいと思います。
この方法はイライラ・グズグズの気持ちに私自身も感情をひっぱられないように、自分ではないものを演じることで「一歩引いて冷静に子供の気持ちを聞くことが出来る」というメリットもありました。
・娘と2人きりの時間を作る
我が家には娘の下に弟が3人います。
まだまだ手のかかる乳幼児や年中児、ようやく落ち着いてきたけれど忘れ物・失くし物の多い小2男子がいて毎日本当に賑やか。。もうちょっと落ち着いて?と思う日も。
そんな中、唯一の女子でありプチ反抗期に差し掛かっている娘には弟の遊び相手や家事の手伝いなど頼りになる存在でもあります。
でもこの「10歳の壁」と呼ばれる小4の後半あたりから特に情緒不安定な日やイライラしている日が目立つようになりました。
そんな中、娘にとある質問をしてみました。
・What do you like to do in your free time?
(休日とか)時間がある時、何をしているのが好き?
すると、
・ママと2人でカフェに行く。
・ママと一緒にお買い物。
など、私と2人で過ごしたいことが伺える答えが多く返ってきました。
私も娘と買い物に行く途中の車での会話やカフェでする会話が大好きです。
2人きりだからこそ出来る会話があります。
小学校高学年にもなると話す内容も深くなり、私も娘に「今こういうことが困っていてこういう風にしようと思っているけど、どう思う?」など逆に娘に相談することも。
また、「10歳の壁」と呼ばれている身体や心の変化で何かつまづいたり悩んでいることはないか?を知れる貴重な時間でもあります。
大事な時期だからこそ、これからもしっかりと娘に向き合って話や心に寄り添ってあげたいと思います。
・I love you!と伝え続ける
次に私が意識していることは、「I love you!」と娘に伝えることです。
例えケンカをした日でも、寝る前にはハグをしたり
Good night!
おやすみ
I love you!
大好きだよ!
を伝える。
娘にはキッズ携帯を持たせているので、よく寝室からメッセージを送ってきてくれます。
まだまだ自分で英語の文章を書けないけれど、この2つのメッセージだけは英語で伝えてきてくれる娘。
私も、「Love you, too!」と、直接は気恥ずかしくて言いにくいことでもメールならお互いに素直に言えたりするので、これはとてもオススメです♪
今ではそんなやりとりが日常となっている我が家ですが実は、初めは言い慣れないし口に出すのが恥ずかしくて、子供たちからの「ママ、大好き!」に対しても、「うん。ありがとう!」や、意識して伝えようと思って「うん。ママもだよ」というのが精一杯。
なかなか「大好き」と伝えられなかったのです。
それどころか、毎日伝えられる子供たちからの「ママ、大好き」という言葉に対して、「なんで毎日、何度も伝えてくれるんだろう?」「もしかして愛情が足りていないから、振り向いて欲しくて伝えに来るのかな?」と、子供たちの行動に戸惑い、素直に気持ちを受け止められずにいました。
では、どうしてこの気持ちを素直に受け止め、私からも「大好き」と子供たちに伝えられるようになったのか?
その答えは「親子英会話」にありました。
3. 私が「親子英会話」を取り入れる理由
ここでは、
・どんなメリットがあるのか?
・親子英会話を取り入れたキッカケ
といった点についてお伝えしたいと思います。
・親子英会話を取り入れるメリット
まず親子英会話を取り入れることのメリットとして、
「気持ちを素直に伝えられる」
ということが挙げられます。
日本語で言う時には気恥ずかしさがあったり、逆に無意識に余計なひと言を付け足してしまったり、、ということはないでしょうか?
私は、子供のことが大好きだけれどそれを素直に伝えられなくて、でもイライラした時には言わなくてもいいことまで言ってしまうことがありました。
でも、英語で伝えることでいつもよりも明るい声や表情で素直な気持ちが伝えられたり、イライラしている時には「英語でなんて言うのかな?」と一呼吸置いて話すことでイライラが少し収まることもありました。
そして英語だと、出来るだけシンプルに伝わる言葉で伝えようとするため、日本語でも子供に伝わる言葉を選ぶように意識するようになりました。
このように親子英会話を取り入れることで、子育てにおいても気持ちが楽になり子供たちと楽しく過ごすことが出来るようになったのです。
でも、親子英会話の取り組みについて、もし今お子さんとのやりとりでイライラしてしまうようであれば、私は取り組む順番がとても大切だと考えています。
それについては、イライラママが子供とおうち英会話を楽しむために知っておきたい3ステップの記事でイライラを引きずらないためのヒントを書いていますので、まだご覧になっていない方は覗いてみて下さいね。
・親子英会話を取り入れたキッカケ
そんな親子英会話を我が家に取り入れたキッカケは、2020年の春。
その年の春小3になる娘と、入学式を迎え小1になる息子、年少の息子の3人を育てながら働く私は、突然の緊急事態宣言による自粛期間をどのように過ごそうかと不安を抱えていました。
そんな中ふと「アットホーム留学」という、親子で取り組む「おうち英語環境」についての広告が目に飛び込みました。
2020年から英語学習の取り組みが変わるとなんとなくは知っていた私は、子供たちに少しでも英語に慣れていて欲しくて書店でこども用の英語辞典を買ったり、某英語教材を購入してみたりと、以前から少しずつ英語に触れる機会を作っていました。
けれど、忙しさを理由に気が向いた時だけ教材を一緒に見たり与えるだけで、どこか子供任せになっている部分もありました。
それなのに、なかなか英語がわからない我が子にもどかしさを感じていたのです。
そこで、この「おうち英語環境」についてもっと知りたくなり、アットホーム留学のメルマガを読み始めました。
そしてこのメルマガをキッカケに「おうち英語環境」を整えることが、子育てにおいてもとても大切だと気づかされることになったのです。
4. まとめ
話が少し逸れてしまったと感じられたかもしれませんが、この「おうち英語環境」を整えることがプチ反抗期中の娘との関係が良好に保つヒントにも繋がっているのです。
もし「アットホーム留学」に出会ってこの「おうち英語環境」を整えていなければ、きっと今頃「10歳の壁」と言われるプチ反抗期をお互いイライラしたまま、ともすれば娘のことを可愛いと思えなくなってしまっていたかもしれません。
そう思うと、あの時「アットホーム留学」に出会えて本当に良かった!と感謝の気持ちでいっぱいです。
・もうすぐ(すでに)10歳のお子さんがいる
・プチ反抗期に悩んでいる・子どもの英語力を伸ばしたい!
そんなあなたにぜひ知って欲しいこの「おうち英語環境」の整え方。
気になる方は、下にある子どもの英語力がみるみる伸びる!「おうち英語環境のつくり方」小冊子の無料プレゼントをぜひ受け取ってくださいね!