2023年が始まりました。
グローバル化が急速に進んでいる現代において、従来の英文法や読む・書く・聞く・話す力に加えて、自分の考えや気持ちを英語で表現することや、英語での高いコミュニケーション能力が求められています。
ただ、「コミュニケーション能力」といっても何を取り入ればよいのか、漠然としていますよね。コミュニケーション能力を身につける鍵となるのは、おうちでの普段の会話です。そこに英語を取り入れることで、子供の英会話能力は格段にアップすると言われています。
我が家も子供がまだ小さいうちに、おうちで英会話を取り入れようと、イラストつきの英語カードをひたすら見せていく方式の英語教材を購入してトライしましたが、得られたものは息子の「英語、絶対拒否反応」のみでした。「お母さん、僕の前で二度と英語を話さないで!」「僕は一生日本語だけで生きていくから。」とまで言わせてしまう始末。。。もっと子供の気持ちに寄り添いながら取り入れられれば少しは違ったのかもしれませんが、当時の私は仕事に復帰したばかりで、家事も仕事も子育ても全部やらなきゃ!という気持ちが先走り、英語も「楽しむ」というよりは「やらせる」感覚でした。今から考えると、とてももったいなかったなあと思います。
現在はアットホーム留学プロデューサーのマキ先生率いる「アットホーム留学」というコミュニティに属し、日々子供と一緒に英語を楽しみながら取り入れられています。おうちで英会話をとりいれたいと思いながら、どうやって取り入れればよいかわからないで悶々としているお母さん。2023年の今年こそ、英語のとりくみ方を変えて「おうちで英語を当たり前」にしませんか?今日はその秘訣をご紹介したいと思います。
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目次
1.まず、ゴールを具体化する。
以前の私は、やたらと年始の目標を掲げては挫折して終わる、残念なタイプでした。人間はリアルに目の前にあるものを優先してしまう生き物。だから、叶えたいゴールや目標があったら、それが目の前に見えるくらいに、とことんリアルに想像するのが有効です。「英語を話せるようになる」というのがゴールであるなら、「いつまでに」「何を」「どれくらい」やるかを具体的にしていく必要があります。そして、達成したら得られるご褒美も♪
我が家では「2年以内」に、「親子」で、「簡単な日常会話を英語で話せるようになる」ことを目標にしました。
なぜ2年以内かというと、息子は来年5年生。小学校のうちに、基本的な家庭内でよくある親子の会話が英語で話せるようになっていると、中学校の英語が楽しくなるのでは?と考えたからです。
21年に実施された文科省の全国学力・学習状況調査では、英語の学習が好きと答える小学6年生は年々減っており、中学1年生の英語の成績は成績上位の子と、低い子で極端に二分化されてしまっているそうです。英語は受験のために必要な教科だから、高成績でなければならない?そういう考えもあるかもしれませんが、私は英語は世界中の人たちとコミュニケーションするための最強のツール。人生を楽しく、豊かにするために、身に付けておきたい最優先のツールだと思っています。なので、せっかくですから楽しく、取り組めるのがよいですよね。
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2.次に、やることを具体化する。
最終ゴールを具体的にしたら、次はそのゴールに向かって「何をやるか」を決めます。
(1) コツはスモール・ステップを積み上げること!
ここで大事なのは、「ちょっと頑張れば達成できるくらいの目標」を掲げることです。最初はやる気があるので、ついつい欲張ってしまいがちですが、人間には「ホメオスタシス」という働きがあり、日常と違うことをすると本能的に元に戻そうとするそうです。
なんと、長年私を苦しめていた3日坊主は自分のやる気が足りなかったせいではなく、このホメオスタシスのせいだったのです!(たぶん。)これはアットホーム留学で同じパフォーマーをしているMikaさんから教えていただきました。Mikaさんの習慣化のためのコツの記事もとても参考になるので、よかったらぜひ読んでみてくださいね。
ホメオスタシスを刺激しない程度の小さいステップを積み上げること。達成できたら次のステップを積み上げる。この繰り返しが長続きするコツだったのです。
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(2) 何をやるかを決める
この「スモールステップ」と、「何をやるか」を一気に解決してくれるのが、私にとってはアットホーム留学のmamashというサイトにある、「365日親子英会話」です。
「365日親子英会話」では、「朝のフレーズ」や「食事の時に使えるフレーズ」「お風呂の時に使えるフレーズ」など、シチュエーション毎に家の中で使える親子の会話例が1日1フレーズごとに紹介されています。しかも、親子の会話例にありがちな指示や命令ではなく、感性に訴えてくる素敵なフレーズばかり。1日5分もあれば出来てしまうので、スモールステップとしては最適なのです。
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(3) いつやるかを決める
- 「今でしょ!」は一昔前に大ブレークした流行語ですが、「いつ」やるのかを具体的にしていくことが継続の鍵。
「空いた時間にやる」という漠然とした時間ではなく、「朝歯磨きをする時間にやる」「夕ご飯を食べたらすぐにやる」と、日常必ず行う行為に紐づけて時間を決めることが大切です。
実際にやってみての感想ですが、「夜寝る前にやる」という時間設定は、疲れてできないことが多いので我が家には不向きでした。ぜひ、ご自分の最適な「やる」時間を、毎日必ず行う行為に紐づけて見つけてみてください。
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3.あとは実践あるのみ!おうちの中でアウトプットする。
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学んだだけで人はすぐに忘れてしまいます。ドイツの心理学者エビングハウスによると、人は20分後には42%忘れ、1時間後には56%忘れ、1日後には74%も忘れてしまうのです。その日に学んだフレーズは必ずその日のうちに1回以上はアウトプットするようにします。例えば食事の時に使えるフレーズ。
-お塩とってくれる?
Could you pass me the salt?
-ソースがあごについてるよ!
You have sauce on your chin.
その場で、その時に必要なシチュエーションでアウトプットするので、子供にもそのフレーズがどんな時に、どんな表情で使われる言葉なのかが伝わります。また、毎朝そのフレーズを必ず使うと決めて覚えるので、「今でしょ!」のタイミングでそのフレーズを使えることが多くなってきました。以前はその会話が終わって数分後に「あ〜!あのフレーズを使えばよかった!」と悔しい思いをすることがしばしばありました。
そのフレーズを使えたら、今度は「おうちだとどんなふうに言うかな?」とお子さんと一緒に考えてみてもよいかもしれませんね。思いもよらない答えが返ってきて、楽しいですよ。
「英語やりなさい!」ではなく「一緒に考えよう♪」
「正しさ」よりも「楽しさ」
この2つを意識すると長続きします。
そもそも子供に「勉強の正しさ」なんて分からないですしね。
(その日使う!と決めたフレーズはホワイトボードに書いて貼っておきます)
4. まとめ
いかがでしたか?細かい点に至るまで、全て「具体化」できれば、あとはやるだけ!でも1人ではなかなか続けるのは難しいもの。アットホーム留学なら、同じ目標をもち、励まし合い、時に夢を語り合う仲間がいます。3日坊主が得意な私も、この方法でもう2年以上おうち英語を続けられています。
今は息子から「お母さん、英語禁止!」ではなく、「Yes!」「Sure」「NO, not yet,」などの答えが返ってきています。
興味が湧いたら、ぜひ以下から動画セミナーを受け取ってみてくださいね。