子供の頃、大きくなったら何になりたいと思っていましたか?

我が家の長男・次男は、特撮ヒーローと警察官と消防士と電車運転士が憧れの職業です。

私には見えない敵と戦っていたり、車内アナウンスや電車の効果音つきで運転ごっこをしていたり、男の子のいる家ではよく見かける光景の毎日です。

 

将来、子供のときになりたかった職業に就けたら幸せだろうなと思いつつ、ふと、この子たちが大人になったときにも、この職業はあるのだろうかと気になりました。

なぜかというと、2014年に発表されたオックスフォード大学准教授のオズボーン博士の論文『THE FUTURE OF EMPLOYMENT(未来の雇用)』の中で、10年後に無くなると予想される職業が記載されていたからです。

 

今後、無くなる職業と残る職業は何か、どういうスキルがあると良いのかなど、調べてみました。

 

1.無くなる職業と残る職業、今は無い職業

 

『未来の雇用』では702の職種を「コンピュータ化される確率」で表していて、全体の半数以上が無くなるリスク50%以上と予測しています。

 

無くなる確率の高い主な職業

・一般事務員・ 銀行員・ 販売員・ネイリスト・運転手(タクシー、バス、電車)・車掌・レストラン従業員・スポーツの審判員・料理人・ホテルのスタッフ・左官屋・大工・パン屋・警備員・床屋・バーテンダー・クリーニング屋・歯科衛生士 など

馴染みのある職業のほとんどが、コンピュータ化されるとの予測です!

 

残る確率の高い主な職業

・セラピスト・メカニック・緊急管理取締役・聴覚訓練士・作業療法士・歯科技工師、義肢装具士・医療ソーシャルワーカー・口腔外科医・消防士・教員・保育士・看護師・薬剤師・弁護士・作家・アーティスト・スポーツ選手・通訳 など

人に接する職業やその場での判断を求められる職業が多い印象です。

また、デザイナーなどクリエイティブな職業も残ると予測されています。

 

ただ、こちらは論文の発表当初2013年に存在していた職業からランキングされたものなんです。

 

例えば、今や小学生男子のなりたい職業No.2の「ユーチューバー」(2021年)やプロゲーマー、ドローン操縦士などは702の職種の中には入っていません。

 

「今は無い職業」が今後も現れるでしょうし、それを今の子供たちがつくっていくのです。

 

2.将来必要とされる3つの能力

 

子供たちの65%が、今は無い職業に就くとも言われます。

ということは、未知の職業をつくる人になることや、新しい職業に挑戦できる人になることが、求められてくるのではないでしょうか。

そのために必要な能力について、経産省が「社会人基礎力」と表現しています。

 

社会人基礎力とは

「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」で、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力のことを言います。

 

この説明を読んで、私は「なるほど、わかった!」とはなりませんでした。

具体的にはどういう場面でどうすることができる力だろう?

その能力はどうやって身につけることができるのだろう?

 

そして、このように理解しました。

「前に踏み出す力」=自分に自信をもち、積極的に行動できる力

「考え抜く力」=常に「なぜ?どうして?」と疑問をもち、答えを考える力

「チームで働く力」=自分の意見と相手の意見を対立させず、win-winの提案をする力

 

これなら親が声掛けを意識することで、子供の能力を伸ばしていけることに気づきました。

我が家を例にあげながら、具体的な方法を考えていきます。

 

3.3つの能力「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を伸ばす方法

 

1つずつ順に見ていきましょう。

 

3-1.「考え抜く力」を伸ばす方法

 

子供から「あれはなに?」「〇〇ってなんで△△なの?」ときかれることはありますか?

我が家の次男は常に「なんでなんで」です。

 

例えば「なんでカラスはカーってなくの?」「なんでてるてる坊主をつくったら晴れたの?」「なんで3の次は4なの?」などなど、答えに困るものばかり…。

数年前、長男がこの「なんでなんで期」の時は、自分なりの答えをよく答えていました。

けれど、その答えに対してまた「なんで?」ときかれることも多く、疲れたりイライラしたりしていました。

 

今はまったく困りません!

なぜかというと、とっても役立つ言葉に出会ったからです。

 

What do you think? どうしてだと思う?(あなたはどう思う?)」

 

私が考えるのではなく、子供に考えてもらうのです。

私は答えに頭を悩ませずにすみ、子供は考える力を養える。

毎日数え切れないほど使う言葉です。

 

子供からの答えは、最初は「わかんない」かもしれません。

でも大丈夫、ずっときいていれば答えを返してくれる時がきます。

慣れないうちは、「ママは〇〇だと思うよ。あなたはどう思う?」と言うと子供は考えやすいです。

当時4歳だった長男は、自分で答えを考えるようになるまで時間がかかりました。

小1になった今は、私に「なんで?」ときくことは少なくなり、「ぼくはこう思うんだけど、お母さんはどう思う?」ときくことが増えました。

 

こうやって、なんでも「なぜ?」と疑問をもち、自分で答えを考えることを常に続けていくことが、「考え抜く」基礎になるのです。

 

3-1.「前に踏み出す力」を伸ばす方法

 

前に踏み出すには、自分に自信がないとできません。

なので、まずは「自信をつける」ことが最初の一歩です。

 

これもいたって簡単な言葉でできます!

 

子供から「なんで?」と訊かれたとき

Good question! いい質問だね

 

子供が自分で考えて答えたとき

Good thinking! いいね!

 

いずれも短くて言いやすく、かつ子供に自信をつけてくれる言葉です。

 

例えどんな疑問でも、突拍子もない答えでも、まずは「Good」です。

疑問に思ったこと、答えを考えたことそのものを承認するための「Good」です。

その上で、お母さん(お父さん)の考えを伝えると、自分と相手の考え方の違いを知る機会にもなります。

 

3-1.「チームで働く力」を伸ばす方法

 

どんな職業であっても、たった一人では何もできません。

顧客がまず必要ですし、協力してくれる人も不可欠です。

相手がいるということは、意見や考え方の違いがあるということで、それを上手にすりあわせられる方が得です。

考えの違いを知った上で、win-winの提案ができる「交渉力」も家庭で伸ばせます。

 

子供との会話は「交渉」がとても多いのです。

 

交渉の例

・夕飯前におやつを食べたい・テレビ(youtube)がみたい・宿題いつやる?・散乱した服やおもちゃの片付け…など

 

この時に「だめ」や「やりなさい」と力で押さえつけると、子供は反発して親子喧嘩になることもありますが、「こういう理由で、私はこうしてほしいと思ってる」と伝えると、子供は納得することもあれば、自分なりの理由とやりたいことやりたくないことを話すこともあります。

お互いに「ちょうどいい」と納得できるところに落ち着けば交渉は成功したといえます。

 

4.3つの能力を伸ばす会話の例

 

ある日の私と次男の会話を例に、3つの能力を意識した箇所に注釈をつけました。

 

<話に夢中で手を振り回したときに、牛乳が入ったコップを零した次男と私との会話>

牛乳を拭いた後

私「なんで牛乳がこぼれたんだと思う?」※考え抜く力

次男「こうやって手をブンってしたらあたったの」

私「そうなんだね、どうして手があたったんだと思う?」※考え抜く力

次男「ここに(コップが)あったから」

私「おぉ、そうだね~よく気づいたね!そしたらどうしたら手がコップにあたらなかったと思う?」※考え抜く力・前に踏み出す力

次男(少し考えて)「コップが、ここにあったらよかった」

→コップの位置を自分から遠いところに置く。

私「Wow, great thinking! よく考えたね!すごいね。」※前に踏み出す力

「お母さんは、Tちゃんが手をブンってしなかったらこぼれなかったかなと思ったよ」※チームで働く力

 

私は、テーブルにものが乗ってるときには手を振り回さないでほしいと思いましたが、次男は何かを説明するには全身を使うのが当たり前なので、自分の近くにものがなければ良いと考えたようです。

親子であっても「こうしたらよかった」は全く違いますし、その違いこそが面白いのです。

もし、どうしたら良かったかと次男にきかなかったら、「気をつけてね」や「手を振り回さないで」だけを言っていたかもしれません。

 

5.まとめ

 

今こうして「子供の考えを知る質問」をしている私ですが、以前は「こうしたら良かったのに」と一方的に言って「わかった?」で終了していました。

育児本に書いてあるような対応や声掛けをしても、結局最後は意見を押し付けていました。

どうやってもうまくいかなかったのは、私の考え方そのものが変わらなかったからなんだと気づきました。

 

私自身の考え方が大きく変わったことで、会話の内容が変わり、子供たちの答えが豊かになりました。

 

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Writer

この記事のライター
たかしま かほり
家族:小1息子、年少息子、夫の4人家族
子どもの「やりたい」「これが好き」がわかるようになったら、会話が楽しくなりました。行動が愛おしくなりました。 平日は仕事なので、子どもたちと過ごす時間は家事の時間でもあります。 ながら作業でもできる英語は、忙しいママにとってありがたいもの。 子どもたちにとっても、楽しいものは吸収が早いと実感しています。
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