皆さんは書店で英語辞典を選ぶ時、何を基準に選びますか?
・イラストやマンガが入っている
・オールカラーで見やすい
・英和・和英どちらからでも調べられる
・収録語数が多い
・音声がダウンロード or QRコードで聞ける
・例文・ミニ会話が日常で使えるものである
・英検対策用に級毎にラベル付けされている
・好きなキャラクターのもの
など様々な基準があると思います。
その中で何を優先するのかは、お子さんの年齢やレベル、そして何よりお子さん自身が興味を持っているものを選ぶのが良いと私は考えています。
が、今回は書店で買える英語辞典ではなく、子供が自分で作る「オリジナル英語辞典」について我が家の取り組みやメリット・デメリットをご紹介します♪
1. オリジナル英語辞典とは?
・「オリジナル英語辞典」ってどんなもの?
まず前提として、この「オリジナル英語辞典」はあくまでも子供が自分で作ることを大切にしています。
なぜか?
それは、子供自身が「使いたい!」と思える物にしたいからです。
なので、形式や順番など辞書としての細かな設定はせず、我が家では
①子供が使いたい言葉を自分で選ぶ
②調べた言葉に関連する絵を描く
③自分で英語を調べる
④調べた言葉を使った例文を考える
(最初は日本語でもOK!)
⑤例文の英訳を調べてみる
という流れで取り組みました。
その中でも娘にとっては、②の「絵を描く」ことは絶対外せない項目。
なんなら絵がメイン!くらいに彼女のやる気の殆どがそこに集中しています(笑)
けれど、それでいいんです。
いや、そこがいいんです?!
娘の「好き♡」をたくさん知れるチャンス!
さて、どんなオリジナル英語辞典になるのやら?
さっそくオリジナル英語辞典(我が家では「ピクチャーディクショナリー」と呼んでいます)の制作を開始!
まず、どんな言葉を調べたい?
記念すべき第1号は・・・
「毒へび」!
(なぜに毒へび!?)
(もっと日常で使える単語にして欲しかった~)
と心の中で思いつつも、そこは娘の考えを否定せず、
なぜそれを選んだのか?
興味を持って娘の考えを聞くようにしました。
そしていくつか進めて行くうちに娘が言葉を選ぶ時の傾向が見えてきました。
それは、
・好きな(気になる)生き物や動物
・絵を描きたいと思うもの
この2つ。
この自分にとって「好き」「ワクワク」するものだからこそ続けられる。
私は自分の育児を振り返った時に、よく子供のすることに先回りをしたり、子供の行動に対してアドバイスと思いながら実は指示を出してきていたんだと気づきました。
「もっとこうした方がいいんじゃない?」
「こっちの方がやりやすいよ。」
自分が正しいと「思い込んでいる」やり方を子供に押しつけていたのだな、と今では反省しています。
なので、
・余計な口出しはしないこと
(子どもの考えた行動を否定しない)
・自分の思い込みを相手に押しつけない
(教えるのではなく気づかせる)
・子どもの考えに耳を傾け認めてあげる
(興味を持って話を聴き、プロセスを褒める)
を日々意識することが大切だと思います。
2.オリジナル英語辞典のメリット
このオリジナル英語辞典を作り始めてどんなメリットがあったのか?
いくつかあるのですが、まず感じたことは「新しい発見!」
「その単語、私も知らなかった!」
を知るキッカケになったことです。
娘が「使いたい」「知りたい」を基準に調べることで、今まで出会わなかった英単語に私も出会うことが出来ました。
また、その単語を使って「どんな文章を自分なら使うかな?」を考えることで、娘がよく使う言葉や新しい英語の表現にも出会えました!
中には、調べた単語から連想した言葉を合わせて調べたり、似ている物(どっちがどう違う?)を調べるキッカケにもなり、弟たちにクイズを出して一緒に楽しむことが出来ました♪
次に、娘が「夢中になって 取り組むことが出来た!」
娘は絵を描くことがとても好きなので、自分の描きたいものを時にはイラストや写真を自分で調べて参考にしながら夢中になって描いています。
自分の好きなものを調べているので、どんな場面でその単語を使うのかも自分でイメージがしやすいという点も娘にとってはとても良かったと思います。
もしここで私が以前のようにあれこれ口を出していたら一気に「やらされている」感になり、やる気を失せてしまっていたと思います。
最後に、このオリジナル英語辞典から始まった我が家の遊びをご紹介します♪
それは、娘が「Dragon」について調べていた時に考えたフレーズで、
Let’s go look for a dragon!
ドラゴンを探しに行こう!
どうですか?
今にも冒険が始まりそうでワクワクしてきませんか?
この「Let’s go look for ~!」というフレーズ、他にどんな物に使えるかな?
子どもたちに聞いてみると、
「ポ○モン!」
「宝箱!」
「珍しい動物!」
等々、色々出てきました。
「じゃあ、Let’s go look for ~ なんて言ったらいいかな?」
色々当てはめて何度もこのフレーズを使うことで、初めは「Dragon」という単語を調べようと思っただけなのに、いつの間にか
Let’s go look for ~!
~を探しに行こう!
というフレーズを子どもたちが(娘だけでなく弟たちも!)楽しみながら使えるようになっていたのです。
もし私が子どもたちを英会話教室に通わせると、
・習っている教室でしか英語を使わない
・やらされている感
・教室に任せきり
・成果を期待してしまう
ということで悩んでいたかも…。
もちろん、中学受験や英検なのど期限がありすぐに成果が必要と感じられている方には、この方法は遠回りに感じるかもしれません。
英会話教室の中には、子供たちを上手に伸ばしてくれる先生方ももちろんいらっしゃるでしょう。
私は英会話教室を否定したいわけではなく、自分の子どもが「楽しみながら自主性を持って学び続けられる」その環境を手渡してあげたいと思い、自分も子どもにも合った学習スタイルを選んだ、というだけです。
3.オリジナル英語辞典のデメリット
このオリジナル英語辞典は先に述べたようなメリットがありましたが、もちろんデメリットと感じることもあると思います。
例えば、
自分で調べることが出来る環境を整える必要がある
という点です。
そもそも「子どもが自分で調べて学習をする」ということは、調べることに慣れていない子どもにとってはとてもハードルが高くてやる気がなくなってしまうことがあると思います。
娘は小学校でもタブレットでの調べ学習が導入されているので少しは調べることに対して慣れてきていますが、家は学校の環境とも使っている端末も異なります。
なので普段から娘の「これって何?」に対しては「自分で調べてみて?」と答えるように意識をしています。
そして調べてみてわからない漢字や情報が色々ありすぎて困っている時など必要な時だけフォローする。
そうすることで、「自分で調べる」ということに対しての抵抗感を少しずつなくしていきました。
次に、
小学校の教科書に沿った学習とは異なる
という点です。
小学5年生から授業として教科書に沿った外国語学習が始まります。
教科書の学習に沿った英単語や表現を覚えて欲しい
と考えた時に、このオリジナル英語辞典では補えない部分があります。
なぜなら、教科書に沿った英単語を調べるように子どもに伝えることで、子どものオリジナリティを失いさらにはやる気さえも失うことに繋がってしまうからです。
学校の授業としての英語学習とこのオリジナル英語辞典の役割は切り離して考えた方がいいと私は考えています。
最終的には学校での外国語の授業でも日常でも「伝わる」英会話が出来る子どもになって欲しい、と願っていますが^^
4. まとめ
いかがだったでしょうか?
お薦めの英語辞典の紹介を期待されていた方には期待外れな内容だったかもしれません^^;
けれど、今「子どもの自主性」を求められている学校教育の中で、子どもたちがみんな急に自主性を持って学習に取り組めるとは限りません。
学校任せにするのではなく、家での親子の会話の中で自主性を育むことが出来るといいですよね^^
そんな親子の会話を大切にしながら英語を学べる環境。
それが私の出会った「アットホーム留学タウン」という場所でした。
自己流で英語学習を取り入れていたら今頃きっと子どもたちは、私に英語を「やらされている」と感じて英語嫌いになっていたかもしれません。
共に歩む仲間がいなければ、途中で諦めていたかもしれません。
これからの英語学習、
・おうちでどのように取り組めばいいか悩んでいる方。
・子どもの自主性を伸ばしてあげたいけど、どうすればいいのかわからない方。
アットホーム留学タウンに来てみませんか?
同じような悩みを持ったママたちの取り組みのシェアや、子どもたちが自分の「好き」を発表する場で親子の会話が、親子の関係がメキメキ変わっていきますよ♡
アットホーム留学タウンについては、下記から詳細をチェックしてみて下さいね♪
また、私がアットホーム留学に出会っておうち英語環境を整えるために大切だと感じたことを
「イライラママが子供とおうち英会話を楽しむために知っておきたい3ステップ」
でもご紹介しています。
今回はこの前回の記事の「実践編」となりますので、
まだご覧になっていない方は是非こちらの記事をチェックしてみて下さいね♪