2020年度小学校では、5年生から教科として英語が始まりました。小学校の授業に問題なくついて行ってほしい。さらには、英語が上達してほしいと考えていらっしゃる方も多いと思います。
英語塾に通う?英語教材を買う?いろいろな方法がありますが、おうちで日常的に英語に触れることが英語が上達する近道だと思います。
おうちで英語に取り組むと、子供が飽きてしまったり、親が強要することで子供が英語嫌いになってしまう可能性もありますよね。実際にそのような経験がある方も少なくないと思います。
そして、そもそもどうやっておうちで英語を始めたらいいの?と思っていらっしゃる方も多いと思います。
そこで今回は、おうちでフォニックスに取り組むことによって、英語が「読める!」ようになり、子供と楽しく英語を学び続けられる基盤をおうちで作る方法をご紹介します。
目次
そもそもフォニックスとは
フォニックス ( Phonics )とは英語圏の子ども達に英語の読み書きを教えるために使用されている教育方法で、英語の文字(つづり)と音の関係のルールです。
例えば、dog。
アルファベットの名前では、d(ディー)、o(オウ)、g(ジー)と読みます。
フォニックスでは、それぞれd(ドゥ)、o(オ)、g(グゥ)と発音するルールがあり、繋げるとdog(ドッグ)と発音することができます。
カタカナで表記するのは難しく、実際に耳で聞き、発音することが大切になります。
フォニックスを学ぶことによって発音がよくなり、習っていない単語でも読めるようになると言われています。
フォニックスの学び方
①フォニックス動画を子どもたちと一緒に見る
②動画の発音に合わせて、声に出して、言ってみる
③おうちにあるものを使って楽しくフォニックスを学ぶ
④仲間たちと一緒に学び続ける
フォニックスの発音方法を解説した動画を子どもたちと一緒に見て、実際に声を出してみます。
動画の音声と同じような音に聞こえるかな?口の形はどんな形かな?と確認をしながら発音の練習をしてみます。それと同時にフォニックスのルールを少しずつ学んで行きます。
動画を見ながら、発音をしながら、アルファベット26音と基本的なルールは習得してきた我が家では、絵本を読んだり、英語のクイズ本を一緒に読んで答えを探したりしています。
また、カードゲームをしたり、単語探しをして毎日楽しくフォニックスを学び続けられるようにしています。
そして、楽しく取り組む様子やアイデアをフェイスブックグループで共有しています。
同じように取り組んでいる仲間からの投稿もあり、刺激を受けたり、アイデアをもらったり、お互いの成長を喜んだりしながら、仲間たちと一緒に学び続ける環境を作っています。
おうちでフォニックスを取り入れる3つのおすすめ方法
おうちでフォニックスを取り入れるには様々な方法がありますが、インターネットで検索すると、教材や商品が欲しいわけではないのにフォニックス用の商品が出てくることも多いと思います。
でも、どのご家庭でもあるものを使って簡単にフォニックスを取り入れる方法があります。
実際に我が家で使ってみて効果があった3つの方法をご紹介します。
1、日常で探すフォニックス
家の中でも、お散歩中でもアルファベット探しをします。
誰が一番多く探せるかな?と競争にしたり、子供達にカメラを持たせ写真を撮らせてみると、一気に盛り上がります。
見つけたアルファベットは読めるかな?と一緒に声を出して発音してみます。
探してきた物の中にはローマ字や英語以外のものも多くありますが、フォニックスで読んだらどうなるかな?と一緒に楽しんでみることがポイントです。
たまにとっても面白い音になって大笑いすることも!
我が家の壁にはフォニックスのルールに基づいて単語を分類し、書き込める表を作り、貼ってあります。おうちの中でアルファベットを探す日は、そこに見つけた単語を書き込んだりもします。
フォニックスのルールが少しずつわかってきたら、こちらもおすすめです。
読めるようになった単語が少しずつ増えて行くのが目に見えてわかり、私たちのモチベーションを上げてくれます。
2、絵を書く親子時間でフォニックス
これはハロウィンの前に小学1年生の次女と一緒に行ったものです。
ハロウィンに関係するものを考えたり、探したりして絵を描いてもらいました。
その後、その絵の単語の英語を一緒に調べ、日本語で説明も書いてもらいました。
楽しく絵を描きながら、日本語でその単語を説明することで、単語の意味も理解できますし、説明する力もついていきます。
子供が書いた説明を読んで、子供の着眼点に驚いたり、子供の考えが可愛くて、面白くて思わず吹き出してしまうこともあります。絵を描くことが好きなお子さんにはおすすめです。
3、フォニックス動画を作ってみる
この動画は小学3年生の長女が作ったのものです。
リズムに乗せて速読するものですが、自分で探した単語で作っています。
フォニックスの中で同じルールの単語を集めて作成しました。
我が家の子供達は意外と動画を撮られるのが好きです。
動画を撮って一緒に見ることで、自分の発音を聞くこともできます。
慣れてきたらスピードを上げて、リズム良く読むことで、一音ずつ考えて読まなくても、パッと見て読む力がついてきます。
教材を使わないフォニックスのメリット
教材や商品を使うフォニックスの方法にももちろんメリットはありますが、毎日同じテキストに取り組んでいると子供達が飽きてしまうこともあります。
また、子供によって「好きなこと」も異なるため、好きではないことを無理に取り組み続けると英語が嫌いになってしまう可能性もあります。
おうちにあるものを使って、おうちでフォニックスを学ぶことで、我が子に寄り添えるというメリットがあります。
例えば、我が家の場合長男は絵を描くことが好きではないので、一緒に絵を描いてフォニックスをすることはありません。それよりも一緒に動画を見たり、聞き取りをしたりしています。
長女は本を読むことが好きなので、一緒に絵本を読んで、そこからフォニックスを学ぶことが多いです。
そして教材を使わないと、歩きながらでも、会話をしながらでもいつでもフォニックスを学べるという手軽さがあります。
この手軽さが英語に触れる機会を多く作ることができ、なおかつ親子一緒に取り組むことで、子供のペースに合わせて進めることができるのです。これがおうちで英語に取り組む最高にいいところだと感じています。
おわりに
フォニックスに初めて出会った時、私は全く知らなかったので、本屋さんで初歩から学べるテキストを買い子どもと一緒に勉強しようと思いました。
CDも付いていたし、テキストに書き込む形だし、続けらると思っていました。しかし、単調に流れるCDに私も子供も飽きてしまい、なかなか思うように進めることができませんでした。
そんな時アットホーム留学に出会って、おうちで子供と英語に取り組む楽しさを知りました。
特に、今回ご紹介した方法は、アットホーム留学ティーチャー斎藤さおり先生のフォニックス講座の中で紹介されたものばかりです。
我が家は、フォニックスの基本を少しずつアットホーム留学タウンで学び、この半年はさおり先生のフォニックス講座に参加しました。
実際に小学生と幼稚園生のお子さんを育てているママでもあるさおり先生は、子どもが興味を持つことを熟知されており、親子で楽しくフォニックスを学ぶ方法をたくさん知っていらっしゃいます。
そして、「フォニックスは、ネイティブのお子さんでも2〜3年ゆっくり学んでいくものです。英語の学びはらせん階段。何回も出会って少しずつ上に上がってくださいね。」と毎回おっしゃっています。
私は、アットホーム留学で一緒に英語を学び続ける仲間がいることで、継続して英語を学び続けられていると感じています。
楽しく英語に取り組む親子の様子やその家庭でのアイデアをフェイスブックグループでシェアし合うことで、仲間からたくさんの刺激を受け、色々なアイデアをもらい、お互いの成長を喜び合える環境があるからです。
学校の授業だけでなく、おうちの日常生活の中で英語に触れる時間を少しず増やしていくことが、子供達が英語を好きになり、少しずつ英語が上達する近道だと感じています。
Comments
「子どもたちにカメラで英語探しで撮ってもらう」「動画撮影」などのアイディアがとってもいいですね!我が家でも取り入れられそうです!子供たちが盛り上がるイメージがすでにできました(^^)
ありがとうございます!子供達はカメラ好きですよね!盛り上がってください!!
フォニックスとはこういうものだと理解しても、音の出し方やルールなど、何から手を付けたらいいのかわからないなぁ、というお家は多いと思います。
あらい家のように、基礎ができている子も、うちのようにまだまだこれからという子も、
その子にあった学び方をみつけていけるのが、アットホーム留学の良いところだな、と思いました!
本当にそうですよね!我が子にあった学び方を見るけられるってなかなかないですよね!