ずいぶん暖かくなり、もう春めいてきましたね。今年の花粉はさらに多いという予報が…春休みも近づいてきましたが、たまには親子で一緒におうちでゆっくり映画を楽しみませんか?
親子でのおうち映画鑑賞は、親子で過ごす春休みの過ごし方にピッタリ!そこで今回は、小学生高学年の子供と観て、大人も一緒に楽しめる【海外アニメ映画】を集めました。パワーをもらえたり、考えさせられたり、何より感動をもらえる作品ばかりです。
目次
海外アニメ映画をおすすめする3つの理由
今回ご紹介するのは、全て海外のアニメ作品です。小学生高学年の子供と親子で観る映画として、海外アニメ映画をおすすめする理由は3つあります。
①異文化に触れられる
海外アニメでは、日本アニメには出てこない様々な異文化に触れることができます。もちろん架空の世界も多いですが、映画の中の人々の生活様式だったり、価値観、セリフから、日本文化にはないものをたくさん感じ取ることでしょう。そこから、子供が世界に興味を持ち始めることもあると思います。
②字幕版で観ることで、英語に触れられる
アニメ映画だと、子供でもハードルが低く観やすいと思います。ただ、小学生高学年の子供と観る場合、吹替版ではなく、ぜひ字幕版で観ていただきたいと思います。
小学校でも5年生から英語が必修化され、4年生以下でも英語の授業を行っている学校が多いと思います。映画を通じて少しでも英語を身近に感じ、少しでも聞き取れた英語があれば、子供もうれしく感じることでしょう。
③アニメといっても内容は奥深く大人も満足できる
大人になると、アニメ映画を見る機会は少なくなるかも知れません。でも、アニメ映画は子供向きと侮るなかれ。大人でもその世界に入り込み、主人公と一緒に一喜一憂できたり、深く考えさせられるテーマに出会うことができます。
また、最近のアニメーション映像はとても美しく、映像に見入ってしまうことも少なくありません。私自身、ストーリーや映像、音楽を通じて、毎回アニメ映画からたくさんの感動を得ています。
小学生高学年の子供と親子で観る【おすすめ海外アニメ映画5選】
それでは、小学生高学年の子供も親も、一緒に観て存分に楽しめる、おすすめの海外アニメ映画5つをご紹介していきますね。小学6年生の息子の映画を観た感想は、ネタバレにならない程度に編集してご紹介します。
1.「ラーヤと龍の王国」信じることは勇気がいるけど…
「映画.com」より
龍の王国を舞台に少女の戦いと成長を描くディズニーの長編アニメーション。聖なる龍たちに守られた王国。人びとが平和に暮らすその王国を邪悪な悪魔が襲った。龍たちは自らを犠牲に王国を守ったが、残された人びとは信じる心を失っていった。
500年の時が経ち、王国をふたたび魔物が襲う。聖なる龍の力が宿るという「龍の石」の守護者一族の娘ラーヤは、王国に平和を取り戻すため、姿を消した最後の龍の力をよみがえらせる旅に出る。
2021年製作/108分/G/アメリカ
原題:Raya and the Last Dragon
配給:ディズニー
「映画.com」解説より抜粋
https://eiga.com/movie/91945/
龍の王国を舞台に少女の戦いと成長を描いた冒険物語。
過去のトラウマを抱え、人を信じることができなくなったひとりぼっちの孤独な主人公ラーヤ。仲間との出会いにより、裏切り、絶望、心の葛藤を乗り越えて…閉ざされた心を開いていく。信じることの大切さを教えてくれる映画です。
ヒーロー的ヒロインのラーヤは、強くて凛々しくてカッコいい…!仲間となる個性的なキャラクターも魅力的!
【ここ観てポイント】
・ラーヤの相棒となる龍のシスーが、ある姿に変身!変身した姿も魅力的♪
・ラーヤが仲間を逃がすために一人で敵陣に乗り込み戦うシーン、勇ましいです。
【英語聞きやすさ:△】
【小学6年生息子の感想】
最初は対決してたけど、最終的に〇〇なところが感動的。一人でがんばってるラーヤをすごいと思った。
ちっちゃい相棒の数年後の姿を観てほしい!アクションシーンもすごかった!
2.「トロールズ」幸せってどこにある?
「amazon.co.jp」より
日本でも人気を博したトロール人形をモチーフに、カラフルな妖精トロールたちが巻き起こす大冒険を描いたミュージカルアニメ。歌と踊りとハグが大好きなトロールたちは、森の中で楽しい毎日を送っている。しかしその一方で、トロールを食べれば幸せになれると信じる不幸な生き物ベルゲンの存在に脅かされていた。
トロール王の娘ポピーは、かつてベルゲンから仲間たちを守った父に感謝を捧げるべくパーティを開くが、ベルゲンに見つかり仲間たちがさらわれてしまう。ポピーはひねくれ者ブランチの隠れ家に無事だった仲間たちを隠し、たったひとりで仲間の救出に向かう。
2016年製作/92分/アメリカ
原題:Trolls
第89回 アカデミー賞(2017年)
主題歌賞 ノミネート
第74回 ゴールデングローブ賞(2017年)
最優秀主題歌賞 ノミネート
「映画.com」解説より抜粋
https://eiga.com/movie/85973/
カラフルな妖精トロールたちが巻き起こす大冒険!
トロールを食べなければ幸せにはなれないと信じているベルゲン。果たして幸せを手に入れることができるのか…?
音楽ミュージカルアニメで、カラフルでキュートな世界に浸れます。ロマンスもあり、特に女の子が気に入りそうですが、小学6年生の次男も楽しんでいました。
どこまでも前向きでポジティブ、最後まで諦めずにみんなが幸せになれる道を目指した主人公ポピーに、愛とパワーをもらえます。小学生以下の小さな子も、家族みんなで楽しめ、ハッピーな気分に! 何より歌がいい!
【ここ観て&聴いてポイント!】
・トロールの王様が、全員を守ろうと放った言葉「No troll left behind!」王様の決意が力強い!
・シンデレラを思い起こさせる、恋する乙女が変身するシーンも必見!
【英語聞きやすさ:◎】
【小学6年生息子の感想】
シリーズ続編「トロールズ ミュージック★パワー」も公開されています。物語のスケールも音楽も、前作から更にパワーアップしていますので、こちらもぜひ!
3.「スモールフット」自分と全く違う生き物に出会ったら?
「映画.com」より
体は巨大だが臆病で心優しいイエティと人間たちの絆を描いたファンタジーアニメ。人里離れた雪深い村で暮らすイエティのミーゴ。ある日、小さな足を持つ人間(=スモールフット)に出会ったミーゴは、伝説のスモールフットとの奇跡的な出会いを吹聴するが、誰も耳を傾けてくれない。
スモールフットの存在を信じてもらえず、仲間から疎外されたミーゴは、村を飛び出してスモールフット探しの旅へ出る。そして、ついに人間たちの暮らす町に出たミーゴだったが、人間たちから見ればミーゴこそが伝説の生き物だった。
2018年製作/96分/G/アメリカ
原題:Smallfoot
配給:ワーナー・ブラザース映画
「映画.com」解説より抜粋
https://eiga.com/movie/88418/
どっぷり雪の世界はいかが?
見た目が全く違うし、言葉も通じない完全な異生物に出会ったら…お互いを知らないから遮断?敵対視?
自分とは違う相手に対する恐怖心に打ち勝ち、相手を知ろうとする好奇心と理解しようとする心の大切さを実感します。
子供も楽しめますが、内容は少し大人向けで奥深いです。今の世界でも国同士の大きなものから友達関係の小さな対立まで、様々な対立に当てはめられ、共存、相互理解など色々と考えさせられる映画です。
これも歌あり、映像もきれい!悪役が出てこない、笑いあり感動あり、必見の映画です!
【ここ観てポイント!】
・イエティとスモールフットがついに初対面する場面!お互いの反応が面白い♪
・カチンコチンに凍り付いてしまったスモールフット…イエティはどうする??
【英語聞きやすさ:△】
【小学6年生息子の感想】
初めてお互いが相手を見たときの反応も!
4.「リメンバー・ミー」好きなことはやめられない!
「映画.com」より
日本におけるお盆の風習にあたるメキシコの祝日「死者の日」を題材に、音楽を禁じられたギター少年ミゲルの冒険や家族との強い絆を、数々の謎と音楽を散りばめながら描いた。
天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。ある日ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。
ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが……。
2017年製作/105分/G/アメリカ
原題:Coco
配給:ディズニー
第90回 アカデミー賞(2018年)
長編アニメーション賞/主題歌賞 受賞
第75回 ゴールデングローブ賞(2018年)
最優秀長編アニメーション映画賞 受賞、主題歌賞 ノミネート
「映画.com」解説より抜粋
https://eiga.com/movie/84135/
音楽が好きで好きでたまらない少年ミゲル。家族から猛反対にあっても、諦めることができません。好きなことへの情熱があるって素晴らしい!
そんなミゲルの情熱をきっかけに始まる死者の国での様々な出会い。思いがけない過去の事実も明らかに…!音楽を憎む一族が、ミゲルの行動を通して…音楽の持つ力と情熱を持つことの素晴らしさを感じさせてくれます。
この映画は公開された頃に映画館で観ましたが、つい口ずさみたくなる歌がたくさん!美しい映像にも心奪われました。
【ここ観てポイント】
・ミゲルとガイコツのヘクターがステージで歌うシーン♪息もピッタリ!
・最後、現実の世界に戻ったミゲルが歌う歌の内容にも感動です!
【英語聞きやすさ:◎】
【小学6年生息子の感想】
音楽がダメって家族だったけど、一人で音楽の道を目指すところが感動的!
ガイコツと主人公の絆が心温まる。
5.「シング」自分の魅力を思いっきり出して!
「映画.com」より
人間世界とよく似た、動物だけが暮らす世界。コアラのバスターが劇場支配人を務める劇場は、かつての栄光は過去のものとなり、取り壊し寸前の状況にあった。バスターは劇場の再起を賭け、世界最高の歌のオーディションの開催を企画する。
極度のアガリ症のゾウ、ギャングの世界から足を洗い歌手を夢見るゴリラ、我が道を貫くパンクロックなヤマアラシなどなど、個性的なメンバーが人生を変えるチャンスをつかむため、5つの候補枠をめぐってオーディションに参加する。
2016年製作/108分/G/アメリカ
原題:Sing
配給:東宝東和
第74回 ゴールデングローブ賞(2017年)
最優秀主題歌賞/最優秀長編アニメーション映画賞 ノミネート
「映画.com」解説より抜粋
https://eiga.com/movie/84394/
新旧ヒット曲がたくさん出てきて楽しめ、まるでエンターテイメントショーを観ている感覚になります。音楽好きなお子さんに特に楽しんでもらえると思います!歌やパフォーマンスが、みんなの心を鷲掴みにするところは感動的♪まさに音楽エンターテイメント映画!
そして、様々な個性豊かなキャラクターがそれぞれ魅力的!置かれた状況や性格に人間(動物)模様が描かれていて、感情移入必至です。
例えば、次々降りかかるアクシデントや逆境にも負けない、ポジティブ精神の劇場オーナー。でも彼にもくじけることがある…そんな時?
ノリがよくて元気になれ、家族みんなが楽しめる、そんな映画です。
【ここ観てポイント!】
・毎日家事育児で超多忙なブタのお母さん。リハーサルに参加するためにとった手段とは…?
・劇場に起こった悲劇…スケール大で目が釘付けに!
【英語聞きやすさ:〇】
【小学6年生息子の感想】
2022年には続編『SING ネクストステージ』も公開されています!ぜひこちらを観た後は続編もどうぞ♪
まとめ
映画は、おうちの中にいても別世界へ連れて行ってくれます。外出がままならない状況でも、映画を通じて素敵な体験ができます。
今回ご紹介したどの映画も
笑いあり、
ドキドキワクワクあり、
感動あり…!
親子で間違いなく楽しんで頂ける映画です。
親子で一緒に映画を観ることで、親子で何かを一緒にすることが少なくなってきた小学生高学年の子供と、同じ空間と体験を共有することができます。
そして、親子で映画を楽しんだ後は、ぜひ親子で会話をしてみてください。
【親子で聞いてみたいしつもん!の一例】
Which character do you like best? (どの登場人物が好き?)
Why? (それはなぜ?)
Which scene do you like best?(どのシーンが気に入った?)
What would you do if you were he/she? (もし自分が主人公だったらどうする?)
などなど!きっと、親子で違う視点や考えを発見できて、映画鑑賞後も楽しめると思います。
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