子どもが学校からテストを持って帰って来た時、一緒に見ていますか?
「もちろん!」という答えがたくさん聞こえて来そうです。
では、どんなところを最初に見ますか?
点数?間違えた問題?正解している問題?
では、子どもがどう考えて、その答えにたどり着いたのかを聞いたことはありますか?
子どもが答えを導き出した理由を聞いてみるとバツが花マルになる瞬間がありますよ!
子どもに問いかけよう!Why did you think so?
先日長女あゆが算数のテストを持って帰ってきました。
子どもがテストを持って帰ってきた時、最初にどこを見ますか?
私はまずマルが付いているところを褒めるようにしています。
「この前宿題で間違えていたところができているね!Good job!! 」
「この問題難しいのによく解けたね!Wonderful!」
「毎日計算カード頑張ったから計算問題全正解だね!Great work!」
もし点数が悪かったり、間違えた問題が多くて落ち込んでいたらこんな声をかける時もあります。
「It’s OK〜!大丈夫だよ。たくさん間違えたらその分覚えることも多いよ!」
「漢字はできてるじゃない!Keep up the good work!」
そして次に間違えた問題を一緒に見ます。
これは一緒に見直していた時のあゆとの会話です。
私:どうして5×6にしたの?Why did you think so?
あゆ:このピンクの三角が5枚だから!
私:Why? 私には8枚に見えるよ。
あゆ:だってここと、ここと、ここの三角形が同じに見えないの。辺の長さがちょっとだけ長いように思えるの。
テスト中にくるくるテスト用紙を回して、見たけど、なんかちょっとだけ辺の長さが違う気がするの。
私:I see〜。なるほど〜。あゆにはそう見えたのか〜。
あゆ:だって全部同じ三角形ですとは書いてないもん。
私:That’s true. 確かにね〜!じゃあこの問題にどんな一文があったらいいと思う?
あゆ:ピンクの三角形は全部同じ大きさです!
私:How nice! Wonderful! 私もそれだったらIt’s perfect.だと思うよ!
あゆの言うように、このピンクの三角形3枚の大きさが少し違ったら、この問題はバツじゃないね!
私は大きさが違うかもなんて考えもしなかったよ。そんな視点を持てるあゆはすごいと思うよ。一生懸命考えて花マルだね!5×6の答えもあってたもんね!
あゆ:うん!!(笑顔)
会話に英語を入れることのメリット
「なんで同じ三角形に見えないの?!」
「何言ってるの?!同じに決まってるでしょ!!」
と一蹴してしまっては、せっかく子どもが一生懸命考えた時間が台無しになってしまいますよね。
そうならないためにも、英語を加えてワンクッション挟むことは私自身にとって、重要なポイントになっています。
私は英語が得意ではないので、英語を使う時になんて言おうかと頭の中で考えます。それがワンクッションになっていると思います。
そして、アットホーム留学で英語を子どもと一緒に学び直している私が知っているフレーズに、マイナスな言葉がありません。ですので、英語を使おうと思うと、自然と日常で使用する言葉やプラスの言葉が出て来ます。
子どもと一緒に考えてみることの大切さ
学校では、この問題はバツです。三角形は8枚でしょう?そしたら何×何かな?直してみよう。
と言われ、間違え直しをして持って帰って来ました。
学校では一人一人間違えた問題をどうしてか?なんて聞かないし、それは当然のことだと思うのです。
でもそれを一緒に考えてあげられるのは、おうちでの親子の会話でだからこそできることだと思います。
子どもの考えたことを「また屁理屈言って!」と捉えるか、「すごくいい視点を持ってるね!」と捉えるかは私たち親次第だと思います。
私の持っている常識がどんどん新しくなる次の時代だからこそ、屁理屈と捉えず、まずは子どもの視点や考えを認めてあげたいものですね。
忙しいとテストや宿題の見直しもなおざりになってしまいますが、こうやって一緒に考えてみると、毎日一緒に生活している自分の子どもなのに、子どもの考え方や捉え方に発見があります。
忙しい毎日ですが、子どもの宿題やテストの間違いにWhy did you think so?と問いかけてみると我が子の意外な一面が発見でき、バツが花マルに変わることがありますよ!
ぜひ一度試してみてくださいね。

Comments
すごくすごく素敵な会話です!
あゆちゃんの最後の笑顔は本当に満足した幸せな笑顔だったんだろうなと想像して、私も幸せな気分になりました♡
きょうこさんの聞き出し方が、認め方、参考にさせてもらいます!