先日、かさいゆう子先生のアイデア力セミナーを受講しました。

アイデア力セミナーでは、子供たちの英会話力に加え、思考力、創造力、表現力を伸ばすためのアイデアを学んでいきます。(アイデア力セミナーについては、yumiさんセミナーレポートにも詳しく書かれています。)

セミナーの最後には、学んだことを家で実践するためのヒントとして、1つのミッションをもらいます(今回は氷を溶かす実験でした。)。宿題ではないので、やらなければいけないものではないですが、みんながセミナーで学んだことを元に我が家流のアイデアで楽しんだことを紹介しあうプレゼンの時間があります。

そこで、中学2年生、小学校5年生の2人の男の子のママ、きむらかずよさんが次男くん(小5)との実験のプレゼンをしてくれました。

私の子供は2歳と4歳。ここまで子供たちの年齢が離れていたら、子供たちの興味も、親子の会話の内容も、過ごし方も、全く違います。それでも、このアイデア力セミナー、子供の年齢も、性別も、性格も違くても、学べることは満載です。

かずよさんのプレゼンをご紹介し、子供のアイデア力を伸ばすおうち実験を楽しむコツとアイデア力セミナーの魅力をお伝えします。

① 実験を楽しむための種まき

かずよさんはセミナーでもらった実験を楽しむために、休日に突然「氷の実験やろう!!」と始めるのではなく、まずは前の日に会話の中で「氷のこんな実験をやりたいんだ」ということを伝え、どんなものを使ったら良いか等、お子様とアイデアを出し合ったそうです。

私は、休日に「氷の実験やろうよ~!!」と始めてしまったので(幸い2歳と4歳の子供たちは今回それでも乗ってきてくれたので良かったのですが・・)、まずは会話で子供の様子もうかがい、アイデアを出し合って子供の興味をしっかり向けてから取り組むことの大切さを感じました。

そして、それだけではなく、さらに実験を広げて楽しむために、図書館で実験の本も借りていたそうです(そしてその結果、見事に他にも2つも実験を楽しまれていました!)。

② 子供の興味とタイミングに寄り添うこと

しっかりアイデアを出し合って迎えた翌日。借りていた実験の本を読んで、なんと氷の実験よりも「炭作り」をやりたくなってしまった次男くん。

そして、朝食後まだ後片付けも残っているタイミングで、「材料探しに行きたい!!」と言い出したそうです。

「え!氷の実験やるって昨日言ったでしょ?」「後片付けあるのに、今から探しに行けないよ・・」と言いたくなりそうですが、、かずよさんは「氷の実験は・・・」という気持ちはしまって、そして、食事の後片付けも置いておいて、一緒に炭作りの材料を探しに出かけることに。

どんなに親がこれを子供と一緒にやりたいと思っていても、無理矢理やらせても、やりたくない時にやらせても、アイデアにつながる訳がないですよね。

親の都合ではなく、子供のやりたいことをできるだけそのタイミングでやらせてあげることの大切さを感じました。

  • ③ 実験の試行錯誤も見守る

見つけてきた材料で炭作りを始めた次男くん。自分でフライパンやトング等使うものを考えて試行錯誤していたそうです。

「網を使ったらいいんじゃないの?」とつい言いたくなったり、トングが溶けてしまうハプニングがあったりしたそうですが、それでも口を出さずに、一緒にハプニングも楽しみながら、出来上がりまで見守ったかずよさん。

なかなか簡単にはいかなかったものの、次男くんが自分で考えて達成できたのは、自分のやりたいタイミングで、やりたいことを、口を出さずに見守ってくれるママの存在があったからだと思います。

達成感を感じることができると、自然と「もっとやってみたい!」という気持ちがわいて新たなアイデアへつながりますね!

④ 実験をママも一緒に楽しむこと

もう1つ氷の実験の他に、日光集めの実験も紹介してくれました。

これは、氷の実験のために準備していた虫メガネで、次男くんが、日光集めをしたところから始まったそうですが、その時も、「早く氷の実験しよう!」と切り替えるのではなく、「じゃあ、折り紙でやってみたらどうなるかな?」とかずよさんもアイデアを出し、2人で新たな実験を楽しまれていました。

色によって違いはあるのかな?と一緒に考え楽しみながら、もくもくと何かをしていた次男くん。

最後には、光を集めて「ママだいすき」という素敵なメッセージを作ってプレゼントしてくれたそうです!

計画通りにいかなくても、子供のアイデアにのって一緒に楽しむと、こうして、新たな発見や喜びがたくさんありますね。

2 実験のプレゼンから我が家に置き換えたこと

折り紙と氷で実験をする子供たち

小学校5年生のお兄さんがしてくれた実験、2歳と4歳の我が家では考えたこともなく、とても斬新なものでした。

特に私が注目したのは、日光集めの実験で、折り紙を使っていたことでした。

我が家の長男が今折り紙にはまっているため、大量の折り紙が我が家にはあります。

そして、先日氷の実験をして以来、氷遊びが大好きな子供たち。折り紙×氷にしてみよう!と、お休みの日に、ベランダに折り紙を並べ、氷を1つ1つ置いて氷の溶けるスピードに違いがあるかを観察してみました。

「みんなにお日様あたるようにね~」と言っておいたはずの氷が、しばらくすると、一部の色だけ日陰になってしまっている!

それに気づいてからは折り紙と氷を数分置きに日向にずらす作業にはまってしまい、氷も何度も手で触ってしまったので、色による溶けるスピードの違いは良く分からなくなってしまいました。

本来の実験なら、結果が出なくて失敗とされてしまうけど、おうちでは、「それはそれでよし♪」、「どうして、日向に置いたのに日陰になっちゃったと思う?」という話題から、別の学びを収穫する実験になりました。

3 さいごに

最近は、子供たちも大きくなってきてゆっくり何かを一緒にする時間がなかったというかずよさん。

以下のポイントで、最高の時間を次男くんと過ごされていました。

1 興味を引き出す下準備

2 子供の興味と子供のタイミングに寄り添う

3 子供の試行錯誤を見守る

4 ママも一緒に楽しむ

このように、アイデア力セミナーでは、やらなければいけない「宿題」を手渡されるのではなく、あくまで1つのヒントとして「ミッション」が手渡されるので、そこから自分の子供たちとどんな風にそれるのも自由。

そして、子供の歳が大きく離れていても我が家が置き換えたように、他のおうちでの取り組みをヒントに我が家流の新たな楽しみ方を生み出せるのが、アイデア力セミナーの楽しさです。

特にかずよさんは同じ男の子2人の先輩ママだからこそ、私も子供たちがこれくらい大きくなってもこうして一緒に実験したり、ママ大好きなんて言ってもらえるような関係でいたいな、と、素敵なママの先輩とつながれることもアットホーム留学のアイデア力セミナーの魅力です。

Ayaさんがこの日の他の受講生のプレゼンについて紹介されているのでこちらの記事もぜひご覧ください。

アイデア力セミナーが気になった方、詳細は、かさいゆう子先生の個別相談へ♪

アットホーム留学全般については、こちらの小冊子にまとめられています。ぜひ受け取って下さいね!

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Comments

  1. そうなんですよね~、親がせっせと準備しても、当の子どもは乗り気にならず…なんてしょっちゅうです!
    それをやることが目的ではなく、子どもと楽しむことを目的、と考え直せるのは、毎日意識してるからだと思います。

    かずよさんの実験からの置き換えで、幼児ならではの関わり方ができるのもえりさんの素敵なところです。

    • コメントありがとうございます♪
      ほんとそうなんですよね。え?さっきまでやるって言ってたのに~!なんてこともよくあります(笑)
      それでも、イライラせずに子供の興味に寄り添ってみると楽しい発見があることを改めて感じました。

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Writer

この記事のライター
みょうじんえり
家族:4歳長男、2歳次男、夫との4人家族
この時期の子どもたちの成長は本当にあっという間。ワーママで忙しくても、今しかない子どもたちの想いに寄り添い、愛と爆笑の溢れる会話の財産を日々積み上げています。
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